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無拠点生活(4)

バックパッカー的な生活を試みてみようという目標で考えてみる第4話目。

ホームレスへの言及が多くってつまらないので、もっと実際的な事を考えてみようと思う。

拠点を持たないで生活するということだが、その内容の本質的な目標人物は「男はつらいよ」の寅さんである。彼は拠点にしている家こそはないが、仲間と共に仕事をして、あちこちを渡り歩きながら生活をしている。それが本当にできるのか?ということだ。


前回の記事では路上で靴磨きをしながら生活費を稼ぐことについて少しばかり考えたところであった。

人の数だけ靴はある。あとはそれをきれいにしてみたいと願う気持ちの芽をもっと育てて靴をキレイにすることが魅力的に思わせてみることである。

この点を考えるのはビジネスの話だから深堀りはしない。
何もしないでフラフラと歩いているだけだったら収入は得られない。人に直接話しかけて磨かせてもらうか、はたまた看板的なものを掲げて待つかのどちらかである。靴磨きの道具だって無限ではないから生活費と、道具代金とを考えてお金をもらうのがいいだろう。



さて、では今回は買い物について考えてみようかな。
どこで何を買うのか、食料はどうやって得ていくのかという点である。

僕はどこにでもあるようなお店でどこにでもあるようなものを買って生活してはどうだろうかと考えた。どこにでもあるものなんて、そうはいってもどこにでもあるようなお店なんてないのだが、比較的手に入りやすいモノを考えずに買うのが望ましいだろう。

あれやこれが食べたいと言いながら買い物をするとなっかなか食べるものが決まらないことはないだろうか?そんなことをしていると当然ながら最終的には誘惑に負けてコンビニのお惣菜、スーパーの揚げ物を買っていることが少なくない。


買って良いのは安価で腹持ちするものだと胸に誓う。コンビニなどで食事を済ませていると、絶対に後々お金を失ってしまうだろう。それだけは絶対に避けたい。
基本的に最低限の生活用品はコンビニで買うことができるが、それを買うときも本当で緊急時にしておくほうがいいだろう。

ではどこで生活用品を買うのか。
僕は意外とこう考えている。
実は多くのものは「無印良品」で揃えることができるのではないかと思うのだ。
いや、待て。そんなことしたらそれこそお金がなくなってしまうだとと感じてしまうかもしれないが、あっちやこっちに移動して回る元気がそもそもあるのか?というところである。

無拠点生活では僕はそういう元気はお金を稼ぐためと次の日も同じ元気を出すために温存すべきであって、安いものを追い求めて移動しまくるのは賢くない選択だと思った。
しかも無印良品は今やどこの都市にも存在してると言っても過言ではないだろう。ちょっとした食料品も売っていたりするし、下手にスーパーを練り歩いて安物買いの銭失いをしたくはないと考えたのだった。
アウトドアに特化したものを売っているわけではないが、もしかするとアウトドア用品よりも優秀な面を見つけられることはできるだろう。

さすがにそれはもう…無拠点生活は贅沢で継続できやしないと感じるだろうか…いや、僕は逆だ。
無拠点生活は家を持たずにゴミに囲まれて暮らそうというものではない。“家を持つことを辞める選択肢を選ぶ”というところが大切なんだと思うのだ。
第2の話であるようにもしかするとキャンプ生活が主軸になる人々が現れるかもしれないということを踏まえた予想と作戦である。

それはできないなぁと感じるなら、それはどこかでちょっとでも生活に余裕を持たせようと考えているからなのではないだろうか?
確かにすべての生活用品と衣服や食料品を無印良品で買っていると高くついてしまう。それは認めよう。しかしここではもっと生きるのに直接的に必要なもので、なおかつ持ち歩けるものを購入するというルールがある。重たすぎるとそりゃ大変だし、何週間分もの食料を購入して持ち歩くことはあまり賢明とは言えないだろう。
あくまでも必要最低限の道具類や食料と洗剤、必要になった衣服などを買うのに便利だろうという話である。

もちろんだが、バナナなどを買うのに無印良品まで買いに行ったりはしないだろう?バナナはスーパーで買えばいい。


買い物は端的に考え、持ち歩ける分の持ち物の中で考慮して買うことだ。
(もちろん無印良品の無い街だってある。そんなときはドンキだっていいんだ)






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