LEICA M10-D のデザイン
前回に引き続き今回はM262と入れ替わりで購入したM10-Dの外観について書いていこうと思います。
まず使って見て感じたことは何よりもその薄さとデザイン性の高さです。
どこかの記事で読みましたが、LEICA社がインハウスのデザイナーを採用してカメラをデザインしたのはM10が初めてだそうで、そういう意味でもM10はプロダクトデザイナーのこだわりが反映されたカメラということ。。そういうエピソードは自分としてはテンションがあがります。
※確かアウディ出身のデザイナー
各部のC面の処理かなり格好良くないですか?
M262との外観的な違いとしては
・ISOダイヤルの追加
・格納式サムレストの追加
・電源と露出補正ダイヤルが背面に移動
・軍艦部に筆記体ロゴ
・合革から本革に変更
といった感じです。
◼ISOダイヤルの追加
これはM10-Dに限った話ではありませんが、マニュアルで変更可能なISOダイヤルが追加されました。
M262の場合背面のISOボタンを押した後にサムホイールで操作するのが面倒でしたのでこの変更は嬉しい限り。
デザイン的にも無駄なく機能を追加しており、かなり好きな部分です。
◼露出補正ダイヤル
電源ON/OFF ・ 露出補正ダイヤル ・無線LAN接続について
デジタルになってからのM型ライカは電源のON/OFFとシャッターボタンが同じ場所にありましたが、M10-Dは背面ダイヤルでの操作に変更。
ダイヤルが固めなので正直片手で弄るのは難しく操作性が良いとは言えないので基本的に電源は入れっぱなしです。
気をつけなければいけないのは無線LAN接続状態にしてそのまま置いておくと、いざという時にバッテリー切れという恐れがあるので注意が必要です。
他機種の露出補正はサムホイールで操作できますが、M10-Dのサムホイールの場合はVisoflex(外付けEVF)装着時のみ操作できるようになります。
とはいえサムレストに親指を当てている状態で操作は難しいのでいっそのこと無くても特異性があって良かったかもしれないです。
背面部分の悪い部分を挙げてきましたが、M10-Dの露出補正ダイヤルには目盛りが付いているので電源OFFのまま光の状況を見て補正を行えるのは他機種にはないメリットですね。
Visoflex (Typ 020)
中望遠買ったら欲しくなりそうですね
◼格納式サムレストの追加
フィルム時代の巻き上げレバーのようなサムレストが追加されたことでグリップ性はかなりアップします。グリップ強化兼傷防止用に買ったARTISAN & ARTISTのボディケースは一度使って以来使わなくなってしましたが、おかげでM10-Dのデザインのまま使用でき、その薄さを実感できています。
◼ライカロゴ
赤バッジがなくなり、筆記体ロゴに。
単純にかっこいいですし、自分から見えるのは正面ではなく上面からの図ですので見る機会が多く嬉しくなります。
◼重さと各種ボタン
左がM10-D 右がM type262
改めて見てみるとロゴやレザーの質感の他に、M10-Dにはフレームセレクターがついたりフォーカスボタン等が追加されており、今見るとM262もシンプルな外装で悪くないですね。
細かい部分だとM240のブラックペイント仕上げと違いM262 はM10-Dと似た外観のブラックアルマイト仕上げですが、角Rが若干大きめについており、柔らかい印象をうけます。(ペイントや塗装ではないので気の所為かも。。)
ライカ以外のカメラメーカーでここまでエッジのたったカメラを作るカメラメーカーは少ないですが、最近だとFUJIFILMのコンデジX100Vがマグネシウムのダイキャストからアルミ合金に軍艦部の素材を変更し、前機種より角Rの小さいシャープなデザインになりました。
外観上はわかりませんが、M262(600g)は軽量化のために軍艦部は真鍮ではなくアルミニウムなので持ってみるとかなりM10-D(660g)が重く感じます。
高級感という意味では向上しているのでNoctiluxなどの重いレンズと組み合わせなければ個人的には問題ありません。
モニターが無いのにM10-P(675g)と重さもバッテリーの持ちが大差がないのは納得いきませんが。。笑
最後に
外観に関しては買い替えているので当然ですが、かなり満足しています。
見る度触る度にテンションは上がりますし、操作感も良いので家に篭っている時でもついついシャッターを切ってしまいます。
新品価格で110万と高価なカメラですが、デザイン質感共に唯一無二で、写りが良いのは勿論のこと、ライカで写真を撮るために出掛けたいとまで思わせてくれる愛すべきカメラだと思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は写り等について書きたいと思います。
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