いきなり不登校がはじまった!(中学1年12月)

どの時期に不登校を迎えるのかによって、親の反応は様々かもしれません。中学1年生の12月に、不登校になったむすめっこ。
この時私は、こう思ってました。

はじまったときは、親の感覚からすると
「いきなり不登校がはじまった!なんで!どうして!?」
という感覚です。不登校がはじまったときの、親として考えていたことを記しておきますね。

学校に行かなくなって1ヶ月
・なんで、わざわざ受験して入った私立中学いかないの?
・さぼってるだけじゃないの?
・一時的に疲れただけ。
・自分に甘いからこうなるんだ。
・なんでも人のせい、環境のせいにして、なさけない。
・人間関係のトラブルは、元はといえば自分が悪いんでしょう。
・普通に学校に行くことが、なんでできないの。恥ずかしい。

まだ、不登校という言葉すら出てこず、
とにかく、頑なに学校に行かない娘を、
なんとか車で送迎したり、
なぐさめたり、なだめたり、はっぱかけてやる気を引きだそうとしたり。
学校には、行けないことをあやまりまくって、親のほうが心身共に疲れはてたり。

そして、学校に行かなくなって1ヶ月を超えると・・

・これは、単に体調が悪いんじゃない。
・何か、学校側に問題があるんじゃないか。
・娘のどこかに、欠陥があるんじゃないだろうか。
・不登校という言葉を調べはじめ、
 手当たり次第に、不登校がどうやって回復していったか調べ・・・
・頑なに学校に行かない娘、もうちからづくで・・・なんて
 体も大きいし、力も強いし、とうていできないし・・・
・引きこもって、誰にも会わず、ずっと寝ているなんて不健全だ・・・
・悩みが長期化して、親も疲れ果ててくる。

仕事柄、多種多様な方とお会いするので、不登校の子を対象としたフリースクールがあることは知っていました。でも、この時、まだ自分の子がそのフリースクールを利用する対象になると、思ってもいなかったのです。

実際、親からするといきなり不登校がはじまった・・
ように感じてしまいますが、むすめっこからすると、ずっとずっと耐えてきて、どうしようもなくなって、臨界点をこえたのが学校に行かなくなった時期。この時期、自閉症スペクトラムの症状があることも、娘がどうすればいいのか悩んでることも、まったく私は気づいていなかったのです。ただひたすら、「普通」に戻さなくては。なんで「普通」にできないのか。と、悩みいらだち、涙していました。

そもそも、その捉え方が違ったんですよね。
取り返しがつきませんが、「わかってあげられなくてごめんね。」
今では、何度も心の中でこうつぶやいています。

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