見出し画像

2月25日は、ヱビスビールが発売&カシアス・クレイ氏が世界ヘビー級チャンピオンに&夕刊紙の日&深良用水が完成

【ヱビスビールが発売】

1890(明治23)年2月25日、当時の日本麦酒醸造會社より「ヱビスビール」が発売されました。

当初は、恵比寿様(戎様)の別称でもある大黒天にちなんだ商品名を企図していたそうですが、既に、横浜で「大黒ビール」が存在していたため、混同を避けるために「ヱビス」が採用されたそうです。

ヱビスビールは、現製造元(サッポロビール)によると、厳選されたアロマホップをふんだんに使用した麦芽100%のビールで、長期熟成することで麦芽の甘みと深みを追求した、ちょっと贅沢なビールで、今日でも人気銘柄のひとつです。

《ヱビスビールに「★」が付いてない理由》
ヱビスビールを製造・販売しているサッポロビールの販売各商品には、★(星)マークがあしらわれているのが特徴とされる中、ヱビスビール自体がブランドとして扱われているため、サッポロビールが販売するビール銘柄ながら「★」は付いていないとのことです。

そして、この日は、ヱビスの日として記念日のひとつに制定されています。


【カシアス・クレイ氏が世界ヘビー級チャンピオンに】

1964(昭和39)年2月25日、アメリカ・マイアミで行われたプロボクシング試合・世界ヘビー級タイトルマッチにて、カシアス・クレイ氏がソニー・リストン氏を破り、世界ヘビー級王座を獲得しました。

カシアス・クレイ氏は、1960(昭和35)年に開催されたローマオリンピックで金メダルを獲得していて、プロ転向後も、ライトヘビー級で19戦無敗と圧倒的な強さを誇っていました。

が、ヘビー級マッチは、体格が大きい方が有利とされていて、当時の世評としては、リストン有利を唱える人がほとんどでした。

そんな中で行われる一戦を前に、カシアス・クレイ氏は「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と公言。

原文:Fly like a butterfly,sting like a bee.

公言通り、カシアス・クレイ氏が世評を覆し、見事チャンピオンになったことから、多くのファンが熱狂し、同氏の言葉も一気に世界中へと広まっていきました。

また、この試合の直後にカシアス・クレイ氏は、自身の信仰心に従い、キリスト教徒からイスラム教徒への改宗を表明。

名前も、本名の「カシアス・クレイ」から、「モハメド・アリ」に改名しています。


【夕刊紙の日】

1969(昭和44)年2月25日、日本初の駅売り専門の夕刊紙「夕刊フジ」が、産業経済新聞社から創刊されたことにちなんで記念日が設けられています。

タブロイド判として創刊された夕刊フジは、「オレンジ色のニクい奴」というキャッチコピーも当たり、創刊当初から異例とも言える大ヒットを記録しています。

以後、朝刊だけを発行していた新聞社の多くが、朝刊よりも俗世寄りの情報を掲載した夕刊紙を次々と創刊しました。

《タブロイド判》
一般的な新聞のサイズの約半分程度の大きさで刷られたもの。

また、その内容から、近年では大衆向け報道新聞としての意味合いも含まれています。


【深良用水が完成】

寛文10年2月25日、神奈川県の芦ノ湖と静岡県裾野市を繋ぐ「深良(ふから)用水」が完成しました。

新暦:1670年3月16日

近年では、箱根用水と呼ばれることが多くなっています。

火山灰が多く、水持ちの悪かった富士山の山麓一体地域の裾野市、御殿場市、長泉町、清水町(の一部) などへ、芦ノ湖の湖水を導くために敷かれた灌漑用水路は、今日でも、灌漑用水、生活用水、防火用水、水力発電用水として、重要なライフラインです。

深良用水は国や自治体主導ではなく、その土地の名主だった大庭源之丞氏をはじめとした、個人の尽力により出来た用水路で、日本の土木史上、大変重要な意味合いを持つ用水路です。

合わせて、日本を代表する(灌漑)用水のひとつにして、農林水産省が発表している日本の疏水百選 にも選定されています。

疎水:他の水源から水を引く目的で造られた水路のこと。

加えて、2014(平成26)年には国際かんがい排水委員会によって、世界かんがい施設遺産にも登録されています。

そして、この日は、深良用水完成の日として記念日のひとつに制定されています。


(以上、ネット検索より)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?