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感情労働

寝る前のネットサーフィンでまた一つ新しいことを知りました。

コールセンターはとにかく人の入れ替わりが激しく、半年持てば長く持つ業界です。
私もこの業界に入ってから、もうすぐ3ヶ月となります。(!!!)

タイトルの「感情労働」について。
これは、相手(=顧客)の精神を特別な状態に導くために、自分の感情を押し殺すことが必要な労働を意味します。
要は、自分の感情を犠牲にすることで対価を得る労働です。

肉体労働や頭脳労働と違い、自分の気持ちを犠牲にするので、僅かな休みでもリフレッシュしづらく、疲労が蓄積しやすいのが大きな特徴です。

私の仕事は、相手を逆撫でさせやすい仕事です。
会社を回す以上、誰かがやらなければいけないのは分かっていますが、そういう仕事をしているだけで人格否定をされるのは正直いってつらいです。
私だって、好きで電話をかけているわけじゃありませんし、相手だって、好きで電話を取っているわけじゃありません。
なのに、一方的に悪者扱いされるのは我々コールセンター側。誰しもが怒られることに平気というわけではありませんから、いつ心が壊れてもおかしくない状況にあります。
そこはさながら戦場のように、敵に突撃しては攻撃され、散っていくのです。

最近、人間の質が落ちたように感じます。
みんな例のアレで余裕がなくてキリキリしているのは分かりますが、どうも他人やサービスに過度な期待をしているように思います。

接客業をやっていたのと、こういう仕事をしているので、受け答え一つでその人の本性がなんとなく分かるようになりました。
前のnoteでも書きましたが、相手を傷つけない対応をされた時が「なんていい人なんだ!」と錯覚するほど、一番嬉しいのです。

ただね。お客様はどうあがいたって神様にはなれない。
顧客とサービスの関係なら、客も人間でしかないし、サービスを提供している側も人間です。

お客様。断るだけなのに、向こう側の人間を傷つけて楽しいですか?
そしてサービス提供側の皆様。売る工程で他人に不快な思いをさせるのは、基本の基なんですか?

私はそういう営業、受けたくないしやりたくないです。


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