だるまちゃんとかみなりちゃん 【73/1000*絵本】
梅雨明けと夏の終わりには雷がよく鳴ります。この前、寝てたのに起きてしまったくらい大きな雷鳴がとどろきました。
「だるまちゃんとかみなりちゃん」加古 里子(著、イラスト)
【内容】
雨の日、だるまちゃんが外に遊びにいくと、空から浮き輪とかみなりちゃんが落ちてきました。だるまちゃんは、木に引っかかった浮き輪を取ってあげようと、傘を投げますが、傘もいっしょに引っかかり、二人で困ってしまいました。そこに雲に乗った大きなかみなりどんが迎えにきて、お礼にだるまちゃんをかみなりの国に招待してくれました。未来都市のようなかみなりの国の楽しさも抜群の「だるまちゃん」シリーズ第2作。
【感想】
絵がとてもかわいくってニコニコしちゃう。ページの中に流れがあって、わりと白い余白もある。ページの中の流れの分は、漫画なら四コマなどにコマ割りしている分。
かみなりちゃんは鬼のようで、パンツ一枚で赤ちゃんのおむつみたいな風貌。小さなかみなりちゃんが落ちてきて泣いている様子とかもかわいい。いや、マジの雷が落ちてきたりしたら災害になるし、ここ数週間の台風の被害のことを考えるとかみなりちゃんをかわいいというのもふさわしくないのかもしれないけれど絵本の世界だからご愛嬌で流して欲しい。
あれこれ奮闘していたら、大きなかみなりが迎えにくる。そしてかみなりの街に連れて行ってくれる。見開きページいっぱいにプールでみんなが遊んでる様子が生き生きとしていてたのしい。ビキニの雷がいるところなんて笑っちゃう。あとかみなりの街は超未来都市。今の人間界より未来都市で、これを見ているだけでもワクワクしてしまう。
かこさんの絵本は内容がほのぼのしていて、ちょっとしたコミュニケーションを描きつつ、絵の細部にまでたのしさが宿っていて、絵だけでも楽しめるのがいい。
【絵本のキーワード】
かみなり だるま たのしい かわいい ほのぼの
--------- ✂ ---------
最近の雷は以前より怖くなってる気がする。インスタで雷っていうハッシュタグもあるんだねー。見る分にはきれい。ほんまの雷は怖いけど。。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?