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「カルチャー担当ってなに?!」からの4ヶ月を振り返ってみた【後編】

こんにちは!アカンカルチャー担当とだです!こちらは #アカンクリスマスアドベントカレンダー2023 29日目の記事で、初日に投稿した記事の【後編】となっています。(後編の公開が12月になってしまったので、もはや4ヶ月でなく5ヶ月なのはご愛嬌!)【前編】とあわせて読んでいただけるととてもうれしいです!

【前編】で書いたこと、【後編】で書くこと

【前編】では
  ◇「カルチャー担当」という新ポジションに就いた背景
  ◇ 私だったワケ
  ◇ これまでの4ヶ月、何をしてきたか
を書きました。

この【後編】では
  ◇ 最初の4ヶ月で一番の目標にしたこと
  ◇ カルチャー担当としての悩み
  ◇ じわじわ現れた反応
を中心に書いていこうと思います。


「発信カルチャー」を醸成したい!

アカンカルチャー担当のミッション

カルチャーと同時に採用広報も担うことになったのですが、Acompanyでは「発信」は長期的にレバレッジが効くと考えているため、「発信」には一番力を入れて取り組みたいと思っていました。

しかし、私だけではどう考えても弱いので、まずはメンバー巻き込み型の「発信カルチャー」を醸成したい!と考えました。

Acompanyには元々「SNSベクトル」という、メンバーのSNSでの発信の方向性を示し、後押しするスローガンが存在していました。

AcompanyのSNSベクトル

この素晴らしいスローガンがあるにも関わらず、カルチャー担当になった当初、SNSベクトルの浸透はあまり感じられませんでした。そこで、「発信カルチャー」醸成のために、まずは自分がこのSNSベクトルを最も体現する人になろう!と思い、以下の3点に意識して取り組みました。

① SNSベクトルの社内浸透

まずはSNSベクトルの3つを、Slackのリアクションスタンプにしました。そしてそのスタンプが押された投稿は、Reacji Channelerで特定のチャンネルに集まるよう設定。そうすることで、メンバーのSNSベクトルに関係するポジティブな発言を1箇所に集めることができ、単純にSNSベクトルに触れる機会を増やす作戦としました

SNSベクトルのリアクションスタンプ
Reacji Channelerで飛んだSNSベクトルスタンプの押された投稿
(CRDOのnote投稿)

Acompanyには元々「Acompany guardrail(行動指針)スタンプ」や「Valueスタンプ」もありました。それを押すことによって、「行動指針に合致したポジティブアクションだね!」と認め合えているのがとても良いカルチャーだと思っていましたし、気軽に取り入れられるスタンプを作ったことでValueや行動指針の浸透につながっていると感じていたので、真似た形です。

② SNSでの社外発信

SNSはやらない派でしたが、旗振り役としての背中を意識して、Xにも登録し、Acompanyの中の出来事や中の人についての発信機会を増やしました。noteを投稿したり、アカントピックというPodcastをファシリテーションして配信したりと、初めて尽くしの「発信」に「ガンガンいこうぜ」の精神でチャレンジしています。

最初は正直、「何者でもない私の発信に誰が興味あるの?」と思っていましたが、「いやいや、知って欲しいのは”私”じゃなくて”Acompany”だ!」と切り替え、その視点で発信するようになったら、気恥ずかしさも消えました。

やってみると、オフラインではなかなか交流できない意外な人にも読んでもらえていて、少しずつ自信もつきました。そして何より、誰かしらの目に留まり、今まで知らなかった人にも「Acompanyについて少しでも知ってもらえた!」と思えることにやりがいを感じるようになりました。

③ 発信の全社的優先度UP

①や②でもまだまだ「発信カルチャー」を実感できなかったときに、CEOの高橋さんに相談すると「CxOがまず発信しないと、メンバーが発信するようにはならないだろう」とアドバイスをもらい、どうしたら忙しいCxO陣に発信してもらえるかと頭を悩ませていました。

そんなある日「LayerXの採用ブランディングの裏側に迫る〜エンジニア採用の最前線〜」というWebinarに参加し、LayerX石黒さんの「『忙しいので発信できない』は、忙しいのではなく、『発信の優先度が低いだけ』」という超絶ありがたいお言葉をいただき、これをきっかけに社内外に発信したところ、CxOの目を覚ます(?)ことができました!

これを機に、まずCRDOの近藤さんが週1の発信を自らに課してくれました。そして2ヶ月経つ今も継続してくれています。

また、CEOの高橋さん自身も、誰よりも忙しい中、同じように毎週発信を継続してくれたり、「アカン!経営トピック」なる個人Podcastまで始めてくれました!

CxOがしっかりと発信の優先度を上げて取り組んでくれることは、「旗振り役」として先頭を進んでくれることでもあるので、Acompanyとして「発信」の優先度を常に上げた状態を継続してもらえるよう、引き続きwatchして、焚き付けたいと思います。笑

カルチャー担当としての悩み

4ヶ月、手探りでトライしながら、たくさん悩みました。一番は「カルチャー」の言語化についてです。

着任当初、タイトル通り「カルチャー担当ってなに?!」だったので、「カルチャーとは?」を必死でリサーチし、Acompanyで「カルチャーの共通認識」を作ろうと試みました。カルチャー担当として、自分の中でまず「カルチャー」を言語化しないことには始まらないと思っていたからです。

しかし、リサーチしたり、メンバーに話を聞けば聞くほど、「カルチャー」を一言では表せないジレンマに陥ってしまいました。Acompanyの「カルチャー」を言語化して発信する、という自分のロールを理解しつつも、メンバーによってその定義は様々だと気付いたからです。そして、あえてかっちりと言語化しすぎないことで「カルチャー」という曖昧なものを、曖昧なまま自由に存在させることも大事だなと思うようになりました。

例えば、私がnoteやPodcastで「Acompanyのカルチャー紹介」として言語化した「チェックイン」や「Slackコミュニケーション」はほんの一例で、他の要素を「Acompanyのカルチャーだ」と言う人もいると思っています。メンバーひとりひとりがカルチャーだと思ってくれることに様々な気付きがあり、それを大切に育てたい考えです。むしろ、多様性があって最高じゃん、と思いました。

そういうわけで、一番の難所だった「カルチャーとは?」の言語化からは、「自由」と「多様性」によって解放されました。

カルチャー担当効果?!

4ヶ月経って(やっと!)カルチャー担当の存在意義を感じたかも?!と思える、とてもうれしい出来事が2つありました!

①37日分のアドカレ枠、爆速で埋まる!

カルチャー担当として、ちょっと無謀な11月1日から始めるクリスマスアドベントカレンダーを企画しました。(本当は12月からにしようとしていたら、CEOの高橋さんに「他社と同じことをしても意味がない!」とのアドバイスが、、笑)

11月1日から12月25日まで(土日祝除く)全部で37枠あり、これはアドカレを提案した時点での正社員メンバー数26を大幅に上回る数です。しかし、この4ヶ月で「発信」の大切さを訴え続け、「発信カルチャー」の醸成もできてきているはず!!と信じてお願いしたところ、なんと1時間足らずで全枠埋まりました!!

それどころか2記事目の登録まで発生したのです!この、メンバーの爆速アクション+発信への前向きな姿勢は、本当にBe Cool.(AcompanyのValue)で、感動しました。

Acompanyのいいところを聞いたときの1投稿

②noteきっかけで日経掲載!

カルチャー発信の一環で書いた「出社手当」というAcompanyの新制度についてのnoteをきっかけに日本経済新聞の取材を受け、記事にしていただくことができました!こちらはXなどでもたくさん反応をいただき、広くAcompanyを知ってもらうきっかけ創出に貢献でき、とても嬉しかったです!

この4ヶ月での変化

カルチャー担当爆誕前後で、どんな変化があっただろうと客観的に考えてみました。

一番は「カルチャー担当」を爆誕させたことで、Acompanyがカルチャーや発信に力を入れている会社だというメッセージを社内外に発するようになったことだと感じました。その目的でカルチャー担当ができたので、当たり前のことですし、手前味噌なのですが笑、ちゃんとその目的を果たす方向でスタートを切れたのかなと思います。

爆誕後には、Slack上でも明らかに私からのカルチャー発信が増えているので(なんならクドいくらい笑)、メンバーもそれを感じ取ってくれているはずです。社外的にもAcompanyとしての発信の機会が「かなり」増えており、ここはかなりポジティブな変化だと思っています。

「アカンカルチャー担当とだ」の野望

「カルチャー担当」というロールは、まだまだ珍しく、スタートアップ界隈では開拓者のポジションなのかなという気がしています。

もしかしたら同じような取り組みをしようとしている会社もあるかもしれませんが、そういう時はきっと他社事例を参考にしたいはず。スタートアップではないですが、私は良くマネフォさんのこのサイトを見て勉強させていただいています。

でもまだまだ事例は少ないので、参考としてまず見てもらえるようなカルチャー発信を続けていきたいです。そして、「スタートアップでカルチャーといえばアカンのとださんだよね!」の地位を獲得できるよう、邁進します

来年2024年にはカルチャー担当として取材も受けられるくらい、アカンカルチャー担当とだ、そしてAcompany自体の認知をぶち上げていきたいと思います!!!

コーヒー片手に、チャットしませんか?

「想像ではなく、一次情報を集める」という行動指針にもあるように、カルチャー担当としては、社内外問わずいろんな声を聞きたいと思っています。

なんかちょっと興味あるかも!という方はYOUTRUSTのカジュアル面談、XのDM、もしくは採用ページのカジュアル面談からお気軽にご連絡ください!ゆるくお話しできるとうれしいです!


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