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Blenderで3Dモデルを毎日作ってみた(100日目)

Blenderで3Dモデリングを始めてから100日が経ちました。GW連休で実家に帰省した数日以外、毎日Blenderを起動して制作を続けました。1日の作業時間は平日に1時間から3時間程度。土日祝日は家事や家族と遊ぶ以外は、ほとんどBlenderやUnity, iCloneを触っていました。

この100日間を通じて、Blenderに限らずUnityなど3DCGのスキルアップができた気がします。毎日、何かしらの挫折に遭遇するのですが、ふりかえり的にメモを残します。(前回の記事は↓こちらです)


Before / After

Blenderは以前、Udemyでチュートリアルのコースを4つほど受講して完了させていました。ただ、技術的には「Udemyの説明を見ながら、動画のとおりに操作したら、3Dモデリングができる」というレベルだったので、そこからステップアップしたくて「毎日、Blenderで何かをモデリングする」という習慣を始めたのがきっかけです。

初日に制作したのはこちらの作品です。

※ 初日は3時間くらいかけてモデリングしました

そして90日目の時点で完成させたのがこちらです。

ちょうど100日目にあたる日は、こちらの動画を制作していました。

100日で至ったレベル

Blenderの基礎技術として、メッシュによるモデリング、シェーダーエディタによるマテリアル作成、UV展開、パーティクルシステム、レンダリングエンジンの設定項目、コンポジット、アーマチュア、リギング、IKFKなどが理解できました。

Unityにも共通する基礎知識ですが、3DCGは領域が広く、自分の場合はUnityだけでは上記に関して理解しきれませんでした。そのため、UnityはC#で3Dオブジェクトをプログラム制御するのに対して、Blenderは制御する3Dオブジェクトそのものを作るので、それぞれ別の軸から3DCGについて理解が深まったのは大きかったです。

また、メッシュからレンダリングエンジンまで、3DCGがどういう要素で構成されていて、映像やゲームに出力されているのかを網羅的に理解できたのも大きな学びでした。

最初の1ヶ月は、Youtubeのチュートリアル動画を見ながら模倣していたのですが、30日経過したあたりから、チュートリアルの制作過程を見ないで作れるようになりました。現在はYoutubeのチュートリアル動画を見ていると「こんな作り方があるんだ」と眺めていて勉強になったりもします。

こちらのキッチンを作っていたのが70日目くらいだと思うのですが、複数のイメージ画像を参考にオリジナルの3Dセットを数日で作れるようになりました。

アウトプットを続けるメリット

制作した3DCG作品はTwitterやInstagramStory, YoutubeやFacebookStoryに都度アップしていました。ほぼ毎日投稿していたので、社内外で声をかけてもらえる機会が増えました。会社の技術カンファレンス「CADC 2023」にも登壇して作例を出したりもしました。

また、Twitterにも制作過程を投稿していたので、その習慣を通じていろんなクリエイターさんとつながったり、それぞれの作例を見ることで学びになったりもしました。

日常の中に3DCG制作が習慣化した

一番大きかったのは、Blenderなど3DCGソフトでモデリングする事が、生活のルーチンの中に組み込まれた事です。モチベーションに左右されずに取り組めるようになったので、生活習慣の一部になった感じがします。自分は寝る前か朝にBlenderを触る時間をとっていました。

副次的な効果というのか、複合的に複数のソフトウェアを組み合わせることができるようにもなりました。例えば、3DはBlender、動作はUnity、キャラクターはiClone、マテリアルはSubstance、動画はPremiere、アニメーションはAfter Effects、ルーチンワークが煩雑であればPythonで自動化などを使い分けることができます。

Blenderで全てをやろうとすると、とても時間がかかってしまいますし、iCloneでキャラクターモーションの動画を作ろうとすると、お金と習得コストがかかってしまいます。しかし、これらを組み合わせることで、効率的に作業ができるようになります。

今後

ChatGPT4にこれまでBlenderで学んできた事を伝え、今後は何を学ぶべきか尋ねてみました。

経験が浅いところを容赦なく突いてくるChatGPT

実はまだIK/FKやスカルプティングについて浅い知識しか持っていないので、ここらへんを深掘りしていこうかなと思います。


作例はYoutubeにまとめているので、良かったらチャンネル登録よろしくおねがいします。


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