No.28「忘れた宿題を休み時間にやらせる!?」

こんにちは、あーさーです。
1週間ほど前に、宿題ありなし論について私なりの想いを投稿しました。
今回の話とつながる部分もありますので、よければご一読ください♪
No.23「宿題ありなし論に終止符?」|あーさー先生 (note.com)

さて、今回は、忘れた宿題を休み時間にやらせる件について私なりの考えを綴ります。まず、この「忘れた」というのは、以下のようなことを指します。

①やったけれど家に置いてきてしまった。
②やることを忘れた。
③故意的にやっていない。
④故意的になくした(捨てた)。

 ②~④の場合、その子のやるべき課題をどのようにするのか迷うわけです。「この子に、この部分の学習を身につけさせたい。」や「この子だけやらないのは平等ではない。」といった理由で時間を確保してやるように促すことが多いです。

 はじめは、「明日やってきてね。」とか「今日の帰りまでにやってね。」と軽い言葉がけで済むのですが、それでも取り組まないという子は山ほどいます。担任の先生の中で「言ったのにやらない、大人の目がないとさぼる、すぐに宿題から逃げ出す」というイライラが募り始めます。さらに、その子が、宿題に取り組まずに遊ぶものなら怒りが膨れ上がります。そして、休み時間が標的になり、その子の唯一の自由時間を潰して強制的に宿題をやらせるという手法に行きつくのです。そうなってしまったら、お互いに「信頼」という言葉はありません。

 こんなことを発言していると、「じゃあ、宿題やってこない子にはどうしたらいいの?」という声が届きます。私なりの対応を4点紹介します。
(今回は1つ。 残りの3つは明日投稿します。)


1.選択制
子どもが宿題をやらない大きな理由は以下のようなものかと考えます。

①家庭環境: 落ち着いて宿題に取り組める環境ではない。
②習い事 : 時間にゆとりがない。 習い事の疲労がたまっている。
③学力  : 一人で学力が身についていない。
④やる気 : やりたくない。

 担任が今すぐに変えられるものと変えられないものがあります。①②は、担任の力ではどうすることもできません。③は、時間がかかります。④は、今すぐに対応できます。ということで、せめて、子ども達のモチベーションを上げるために宿題を選択制にします。

例)今日の宿題は、以下の中から1つ選んで取り組む。
・今日の漢字テストで間違えた漢字を〇回ずつ書く。
・九九(〇のだん~〇のだん)をノートに書く。
・国語の教科書P〇〇~P〇〇を読む。
・自学
・プリントコーナーから1枚選んでとりくむ。

 最後のプリントコーナーには、学力に自信がない子やとことんやる気がない子のために学年を下げた優しい問題や点繋ぎ、色塗りなどのプリントも混ぜておきます。そして、宿題の内容の濃さではなく、「自分で選択して取り組めたこと」を取り上げてモチベーションを高めてあげます。焦って内容を求めないように慎重にすれば、「今日はこれやってみようかな。」と担任の求めている方向に来る瞬間があります。そのタイミングを逃さないようにすれば大丈夫です。

 今回は、ここまでにします。
次回は、残りの3点について投稿します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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