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親友になりたかった。

中学生の頃、通っていた塾で知り合った洋子ちゃん。

塾にいる間だけ会える特別な友達。
ソウルメイトみたいに、すぐ仲良くなった。
親友になりたかったし、そうなれると思ってた。

「学校に洋子ちゃんがいたらなぁ…」と何度も思った。

部活も体育も休み時間も、
洋子ちゃんと過ごしたい中学生活だった。


当時はほとんどの中学生が携帯なんて持っていなくて、
気軽に連絡先を聞けなくて。

私が塾に行くのは、上のクラスに居たいのは
全部、洋子ちゃんがいるからだった。

ある日、急に会えなくなった。
理由は分からないけれど、塾を辞めたんだと思う。
それからのことは分からない。

大人になって今でも洋子ちゃんのことを思い出す。
きっと後悔の一つなんだと思う。

もう苗字も覚えてないけれど。

学校が全てだった苦しい中学生の私にとって、
唯一の救いの時間だった。

もし私が2023年に中学生だったら、
LINE教えてって言えたかもしれない。
親友になれたかもしれない。

今の子どもたちが少し羨ましい。

一緒に中学受験を頑張った夏、
夏休みを返上して通った塾、
洋子ちゃんも思い出したりするだろうか。

会いたいなぁ、もう無理だろうけど。
親友になりたかったなぁ。

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