先日、とても大事な友人に会った。Aちゃんである。わたしは実家暮らしで、Aちゃんは地元を出てひとり暮らしをしているので、大抵、彼女が帰省するタイミングで会うことになる。もうすぐ７年の付き合いだ（今自分でもびっくりした！）。
一緒に海外旅行も２回ほど行っていて、今度は中国に行こうと二人でたくらんでいる。そんなAちゃんと２ヶ月ぶりに会ってきたのだ。

ここだけの話、Aちゃんに会う前は数日前からいつも緊張する。
その理由を説明する前に、わたしにAちゃんがどのように見えているかを話す必要があるかもしれない。以下、わたしによるAちゃんへのラブコールである。
しばしお付き合い願いたい。

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Aちゃんは旅が好きだ。いろんなカフェにご飯を食べに行っているみたいだし、国内一人旅だって余裕だ。この間なんて４００km近い距離を原付に乗って、実家まで帰ってきたらしい。なんてパワフル。物事にワクワクするエネルギーがとても大きいと思う。自分のやりたいことを知って楽しんでいる人は、たとえそれがどんな些細なことだって、みんなかっこいい！

そして、人の良いところを見つけるのがとても上手だ。本人は意識していないかもしれないけれど、人や物事のなるべく素敵な方を見ている。「〇〇のこういうところ本当にすごいよね」などと言って、それをまた言葉にしてくれるから、みんなAちゃんのことがだいすきである。友達がとても多いのもうなづける。

あと、目の前のことに真っ直ぐで一生懸命だ。かといって視野が狭いわけではない。自分の事情だけでものごとをを進めようとしないで、異なった立場の人のことも自分と同じくらい尊重して考えられる。

何かについて断定して自分を格好良く見せようともしない。「そうじゃない人だってもちろんいるよね」という考えで、異なる意見の人も受け入れる余地を残している。そういう彼女のことを本当に尊敬している。

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長々と書いてしまったが、つまりわたしにとって彼女は本当に素敵な人なのだ。

だけどそんな彼女に比べてわたしときたら、のんびりやで行動が遅い。日々新しいことに挑戦もしていないし、休日もだらだら過ごしがちだ。彼女と似ているところがないわけではないけれど正反対なところも多い。それだってもちろんわたしが楽しいとか必要だと感じている分には素敵な時間だし（実際幸せだし）、納得してその行動を選んでいるときもあるけれど、もっともっと面白く楽しく生きることはできる、と思う。

だから彼女のことを考えると背筋が伸びる。「彼女のことをわたしが素敵だと思っているように、わたしも彼女に素敵だと思い続けてもらいたい。そのために自分のことを素敵だと思える選択をなるべくしていこう」と。

彼女のおかげで、わたしは楽しく生きることを諦めないでいられる。