町中華に限らないんですが、古い雑居ビルの地下や2階以上では良いお店に出会う確率が高い気がするわけで。

横浜市のJR根岸駅前にある雑居ビルでは、「三和食堂」に出会えました。
存在感の希薄さはビル内店舗の性でしょうか。
地元民でもないと「入らない」ではなく存在に「気付けない」。

しかも「食堂」ですからね。店名だけでは中華か否かも判別できません。
しっかり中華でした。

仕事なのでノンアルにしたんですが、ノンアルでもお通しが出るのにちょっと感動。

注文したのは「特製ライス」880円です。
「特製」って何かと言ったら、カツに野菜の餡が載っているらしく。

トンカツ定食と同等のボリュームで野菜もたっぷり取れ、しかもあんかけなので中華らしさも堪能できる。
というランチ計算の結果が出まして。

トンカツといってもパン粉ではなく片栗粉の衣、つまり排骨にほかならず。
パン粉のカツと異なる香ばしさは病みつきになるのでは。

甘みと酸味が程よい餡がカツだけでは単調になりがちなところ、味や食感に奥行きを与え。

スープもお新香もついて900円未満はかなりのお得度かと。

また来ます。