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セカンドハウス 『ヴィンテージ椅子と音』

3月末から父、母に続き今度は飼い猫の入院騒ぎ。
同時並行で仕事とセカンドハウスの準備、という大きな環境の変化を受け入れつつの心労が重なり、半ば暫く人生を休みたくなってしまった。
しかしお陰様で、今は猫も危機的状況からカムバック。
そうしている間に、庭のヒメシャラが一気に芽吹き始め、『緑の森』に替わった。

新緑の庭

イギリスヴィンテージG-PLANの椅子をようやく搬入。
珈琲を飲みながら『庭を見ながら何もしないをする』のがここでの愉しみだ。

G-PLANの椅子

椅子は実際に座ってみないと分からないので、セカンドハウスを決める前からあれこれヴィンテージ家具ショップに『座り比べ』に出向き、青山のロイズアンティークさんで最初『ネイサン』のダイニング椅子に出会った。
腰のフィット感がたまらなく良く、第一候補に上がっていた。
その後ロイズのウエアハウスさんでパートナーと座り比べたら、背の高いパートナーは僅か3センチ位の差なのだが、少し深さがあるG-PLANの方が良いとのことで決定。
飴色のチーク材がたまらなく良い。

そう、この家は1970年後半に竣工されており、ここに置く家具等も国は違えどその時代にあったものにしようと決めていた。
内装の雰囲気から流行りの『北欧スタイル』ではない。
『ジャパンヴィンテージ』か『イギリスミッドセンチュリーのヴィンテージ』が合うと思う。
※ちなみに、イギリスのミッドセンチュリー家具は北欧のミッドセンチュリーの影響を受けて10年ほど遅れているので、1960〜70年代となるらしい。

さて、椅子の次は、『音』が必要だ。
CDが使えるちょっと遅れたビクター君を迎え入れた。
処分しようかとタンスの肥やしになっていたCDがようやく日の目を見た。
この『ちょっとアナログ感』がここではちょうど良い。
その音は、外の鳥の囀りとミックスして、それはもう至福のひととき。

ビクター君
イサムノグチ、ビクター君、イギリスビンテージトランク

キッチンと玄関からトイレに続くフロアに内装工事をする計画。
時折水が止まらなくなるトイレや懐かしのホーローのキッチン設備は新しくするが、見た目そこだけ新しすぎてもミスマッチで、うまい具合に元々の雰囲気と繋いでいかないといけない。

昭和の懐かしい床をリノベーション

キッチンも『ひっそりとしたセカンドハウス使用』なので、大容量の造り付け食器棚も廃棄予定。
大きな冷蔵庫も要らないから、現在なかなかピンとこない小さな冷蔵庫を探している。

私たちは、これまでの一族集まっての『昭和の別荘』の使い方と大きく違う。
しかしこの家は良く考えられて、色々な住まい方合うように、余裕ある設計がされているように思う。
これからどう変化させるか楽しみだ。

一仕事して、次は何しようかとアレコレ頭を整理しつつ、車を走らせながら見る帰路の景色もいい時間になっている。

帰りの車窓から

今月の作業

1.『光回線』が来ていなかったので、流石にそれだけは先に工事した。取り残された昭和の建物に、『文明がやってきた感』があった。

2.残置物を処分した。昭和の別荘にありがちな『布団の山』。昨年知り合いの別荘を片付けた際、家具の解体まで行って大変すぎたので今回業者さんにお願いした。

3.庭のど真ん中に盛ってあった、伐採枝を移動させた。最初は丁寧に。その後いくらやってもその山が崩れなかったので、途中からやけになり『槍投げ』作業。翌日は筋肉痛。

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今月の振り返り

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