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小説「アインが見た、碧い空。」著者 近藤秀将(特定行政書士・社会学者)学而図書

‼️今冬11月発売予定‼️

小説「アインが見た、碧い空。」
著者 近藤秀将(Hidemasa Kondo)

【内容紹介】
──夢やぶれた技能実習生が、未来を取り戻す物語。

実習生の挫折と再起を描く小説と、ベトナムで教鞭をとる専門家の解説で、技能実習制度のしくみと問題点がわかる。

ベトナム中部、フエ。現地の大学を卒業したアインは、金銭の魅力と日本への憧れから、技能実習生として日本で働く道を選ぶ。

いわれるままに学歴を詐称し、大卒者であることを隠して日本で働くアインは、単純労働の繰り返しの果てに、ひとつの事実に気づく。

彼女の将来の可能性は、もうどうしようもないほどに行き詰まってしまっていた。

米国国務省から、制度を悪用した強制労働の存在を指摘されるなど、すでに社会問題化しつつある日本の技能実習制度。

本書では、問題解決のための方策として、新たなキャリア教育の必要性を提唱。

ベトナム国立フエ科学大学特任教授として、元・技能実習生たちの再教育に携わってきた著者により、日本とベトナム両国の豊かな未来を実現するために必要なことが、小説・解説の両面から語られる。

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  FB用まえがき】

はじめにーー「ライトインフォノベル」という挑戦

読者の皆様、はじめまして。

著者の近藤秀将です。

私は、イミグレーション法務(Immigration Legal Service)を専門とする行政書士であり、「移民」を研究する社会学者です。イミグレーション法務とは、主に「移民」を対象とするもので、いわゆるVISA(ビザ)と呼ばれる出入国在留管理庁(局)への「在留資格」関連申請手続、起業、国際結婚・離婚手続、外国人雇用、渉外相続を取り扱います。私は、このイミグレーション法務を専門とする池袋(東京都豊島区)に本部を置く行政書士法人KIS近藤法務事務所の代表社員でもあります。

また、社会学者としては、ベトナム国立フエ科学大学特任教授、立教大学平和・コミュニティ研究機構特任研究員、KIS総合研究所主席研究員として「移民」に関する研究をし、著作や論文等で発表しています。現在、東北大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程後期課程で博士論文の準備もしています。

このように実務と研究で「移民」を専門とする私は、自らが目にしている日本の「現実」を読者の皆様にシェアしたいと考えたのがこの本の執筆動機です。

さて、この本では、〈解説〉と〈小説〉から構成されています。

〈解説〉は、事実を前提として執筆しています。具体的なエピソーとは、私の主観を通したものではありますが、原則として法律、公的文書、学術論文等をベースとしています。

他方、〈小説〉は、フィクションです。実在の人物や団体とは関係ないものですが、〈解説〉で取り上げたテーマを補完する物語(ドラマ)として執筆しています。

この〈解説〉と〈小説〉の二重構造というのは、正直言って難易度が高いものでした。

読者の皆様に自信を持って「成功しました!」と宣言できません。

なぜなら、結局は、読者の皆様が判断することだからです。よくある類書のように〈解説〉と〈小説〉が、バラバラになっていると感じる読者の方もいるかもしれません。

〈解説〉も〈小説〉も中途半端じゃなないか!?

このようなお叱りも頂くかもしれません。

それでも、私は、自らが目にしている日本の「現実」を読者の皆様にシェアしたいという強い想いがあり、この本を執筆させて頂きました。

それは、日本の「現実」への危機感であり、そこから生じる耐え難き焦燥感です。

この本は、「特定の分野の実態を伝えることを目的」とする情報小説――インフォノベルというジャンルであると、著者は勝手に判断しています。そもそもインフォノベルというジャンルが、確かなものとして存在するのかも分かりません。

でも、この本は、「そういうものだ」と称することにします。

さらに、この本では、絵師のキューさんに挿絵もつけてもらったので、最終的には、ライトインフォノベルとなると思います。

現時点では、「ライトインフォノベル」と検索してもヒットしないので、この本が初めの「ライトインフォノベル」でしょう。

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