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フレームワークさん、ごめんなさい

最近システム開発の案件でLaravelというフレームワークを使っている。
PHPのフレームワークの中で、いや、おそらくWebアプリ開発の中でも現在最も多く使用されているんじゃないか思われる最強フレームワーク。

軽く触ったことはあったものの、本格的な開発で使うのは初めてで、開発しながら絶賛勉強中。知れば知るほど便利で、なんでもっと早くから勉強しておかなかったんだろうかと後悔中。便利すぎるのでプログラミング初心者がいきなり使い始めるのは個人的にあまりお勧めしたくはないけれど。

LaravelはWebアプリケーションを作成する上で必要になってきそうは機能はほぼ網羅されていて、自分で難しいプログラムを組み込まなくても楽に実装できる。また、公式サイトがとても充実して、変にネットでやりたいことをを検索しなくても8割くらいは公式サイトを読めば解決できる。

こんな超便利フレームワークを使って開発していて炎上することなんてあるんだろうか、と思えるくらいには便利だけど、私が関わったLaravelの開発案件は絶賛大炎上中だった。

プロジェクトが炎上する要因は多くの場合人に起因すると思っているので、どんなにいい技術を使っていても炎上はするときはするんですが。

ただ、こんな良いフレームワークを使っていながらプロジェクトが大炎上するのはフレームワークに対してものすごく失礼だよな、と思いました。
本来、うまく設計してフレームワークの機能をうまく使いこなすことができれば、プログラミングの工程で進捗が遅れてしまうことは考えにくい。
つまり、良い技術を使っているのにも関わらず炎上するのは設計に欠陥がある可能性大です。

良いフレームワークを使っているのに炎上してしまうのは、例えるならスペック最強のMacbook proを購入してyoutubeを見るためだけに使っているような。なんというか、ちゃんと使ってあげてくださいよ、じゃないと製品に対して失礼じゃない?という感じ。

プロジェクトが炎上、あるいは失敗してしまった時、プロジェクトマネージャーは顧客やステークホルダーに謝罪することになると思いますが、顧客に謝罪するのと同じ熱量で使っているフレームワークやツールに対しても謝罪するべきじゃないかと思うようになりました。じゃないとフレームワークやツールを作っている人に失礼です。

こんなに良いフレームワークをただで使わせてもらっておきながら炎上してしまいました、ごめんなさいm(_ _)m

炎上した時にこういう気持ちを持つことが設計をするエンジニアのマナーであると思う。合わせてプログラマー以上に設計を担う人こそ使う技術について知っておくべきだと心得ておく必要があるでしょう。

私も今後エンジニアとして設計の仕事をすることになる可能性もあるけれど、その時、使っているフレームワークやツールに失礼のないような設計を心がけていこうと思いました。

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