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2020年度 新入社員研修日記【1日目~19日目】

4月6日から約3ヵ月間、IT企業の新入社員向けに新人研修を実施され、私はそこで講師をしています。
その日記です。

研修の目標

まずは研修の目標から。目標は大きく2つ。

・Webアプリケーションを作成できるためのプログラミング技術を身に付ける
・社会人としての最低限のビジネスマナーとヒューマンスキル(報連相、人前で話す力など)を身に付けること

この研修はIT企業向けの研修なので、内容としては主にプログラミング技術を身に付けるための研修になります。
それと同時に、新社会人としてのビジネスマナーやヒューマンスキルも指導していきます。
そのため、プログラミングスキルと社会人スキルの2つを身に付けることを目標に掲げたカリキュラムになっています。

******************************

1日目 オリエンテーション

講義内容
・PC設定(メールの設定、共有フォルダの設定などなど)
・ビジネスマナー
・プログラマー適性検査(プログラマーの適性を図るテスト)
・性格診断テスト(ストレス耐性などを図るテスト)
・日報の書き方

講義以外で伝えたこと
・積極性を持とう
受け身でいるのではなく、積極的に学ぶ姿勢を持つこと

・興味を持とう
プログラミングの習得のスピードは興味の強さに比例する。技術に対して興味を持つこと

感想
研修初日。
毎年初日は特別な緊張感があります。
今年で新人研修の講師をするのは3回目で、ある程度慣れてきたので、もうあまり緊張はしないのではないかと思っていましたが、研修が始まるまでの朝の時間は割とお腹が痛く、無意識に緊張していることを実感。

研修生は全員で23名。
研修の最初の1週間はまず全員の名前を覚えることに必死になりますが、今年は3月に内定者向けの研修を実施していて、ほとんどの人とは事前に面識がありました。
そのため完全に初対面だったのは3名で、名前を覚えることに関しては苦労しませんでした。
また、内定者研修で研修生同士も面識があったせいか、全体としてあまり緊張感はなく、和やかな雰囲気でした。

初日は色々とトラブルが起きます。
今回、ネットワークがつながらないトラブルが続出。
事前に全PCを立ち上げてみて大丈夫そうではあったものの、全員が同時に接続したら接続できない人が多数出てくるトラブルがありました。
最初は何が原因なのか分かりませんでしたが、もしかするとルータのDHCPの設定で配布可能なIPアドレスの数が足りていないのでは?
と思い、ルータの設定画面を見てみると、案の定でした。
正直かなり焦りましたが、なんとか解決。
情報処理の知識が意外なところで役に立つことを実感した1日でした。

2日目 アルゴリズム1日目(フローチャート)

講義内容
・アルゴリズム(フローチャート)
プログラミングができるようになるにはプログラミング言語の知識も必要だけど、処理の流れや仕組みを考える能力が同じくらい重要。
アルゴリズムとはその処理の流れを構築する作業のこと。
様々な処理においてフローチャートを描けるようになっておくと、プログラミングを学ぶときに非常に有利。

アルゴリズムの出来に関しては、初日に実施したプログラマー適性検査の点数にある程度比例しているような気がする。
アルゴリズムはやはりロジカル力がカギを握る。
プログラミングに入ってくると、おそらくは興味の強さがカギになってくるのだけれど。

講義以外で伝えたこと
・ビジネスマナーとは
ビジネスマナーとは人に好かれるスキル。エンジニアは技術職といえど、仕事していく上で人との関りは避けられない。人に好かれるスキは技術と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なスキル。

・本質を考えよう
本質を考える習慣を持とう。コロナの影響でテレワークが推奨されている。その時、ビジネスマナーの常識は大きく変わる可能性がある。常識を覚えるのではなく、本質を考えることが大事。

感想
フローチャートの講義はできた人が挙手性で発表する形式にしましたが、積極的に発表する人と、消極的で自分からは発表しない人がはっきり分かれた感じ。
消極的な人は研修の中で自分に自信を持ってもらうことが重要になってきそう。

この日は席替えをした。初日は会社ごとにまとまって座ってもらったが、プログラマー適性検査の点数で席を決めた。
隣同士話す人と話さない人が分かれた。
点数よりも、コミュニケーションが取れそうかどうかに比重を置いた方が良いのかもしれない。

3日目 アルゴリズム2日目(ソート)

講義内容
・アルゴリズムの続き。主にソート(並び替え)
人間は何かを並び替える作業はそれほど難しいものではないけど、コンピュータは細かく指示しないとしてほしい動作をしてくれない。コンピュータで並び替えをするのはそれなりに大変なのです。
紙にランダムで数字を書いて、それを様々なソートの方法で並び替えていくことをやって、処理をイメージしてもらった。
物理的な物を使って並び替えをするとイメージしやすくて良かった。

3分間スピーチ(自己紹介)
この日から3分間スピーチを実施。最初のテーマは「自己紹介」。
3分間スピーチは、伝えたいことを自分の言葉で伝えるための訓練。
時間管理をしつつ、プレゼン資料も作って、人前に立って伝えたいことを伝える。やってみるとなかなか大変です。

スピーチのフィードバック
・準備を万全に
みんなあまりスピーチの準備をしていなかったようで、話を時間内に収めることができていませんでした。チャンスはいつ回ってくるか分からない。そのために、いつ自分の番が来ても対応できるように準備をしておくことが大事。

講義以外で伝えたこと
・人の時間を奪わないための行動をとる意識があれば、それだけで新人としてのヒューマンスキルはある程度身に付く。
例としては
 ・メモを取る⇒忘れても安心⇒メモを取ってないで忘れると再度聞きに行く必要がある⇒人の時間を奪う
 ・時間を守る⇒到着まで待つ人が出る⇒人の時間を奪う
 ・話を簡潔にまとめる⇒話が長いと理解に時間がかかる⇒人の時間を奪う
 ・まず自分で調べる⇒すぐに人に聞くのは人の時間を奪う
 ・質問は事前に内容をまとめる⇒まとまってないと解決に時間がかかる⇒人の時間を奪う
時間はお金よりも大切であることを意識しよう。

・タイピング練習
タイピングが苦手な人は空き時間を使って練習しよう。
プログラミングはPCを使って行う作業。
タイピングが遅いと全ての作業が遅くなって作業効率が悪い。
時間を見つけて練習をしよう。ランキング表を作ってみたので、日々更新していこう。

感想
ソートのアルゴリズムはなかなか理解が難しかったようで、今後が不安になっている人もいました。
ロジカルに考える力はすぐに身に付くものではないので、ちょっとずつ鍛えていくしかありません。
モチベーションをいかに保つかが今後の鍵。
ただ、この時点からモチベーションが高く、定時以降残って勉強している人も多数。素晴らしい。

アルゴリズムは私自身も得意というわけではない。
フローチャートは普段かかないし、ソートについてもそれぞれの種類の仕様を細かく把握はしていない。
けれど、質問を受けて、ネット上のフローチャートを見てみると、普通に理解することができたし、説明することもできた。
やっぱりアルゴリズムというのは、覚えることよりも、ロジカルに考える習慣と経験が重要なのだと分かった。

4日目 Webサイト1日目(HTML)

講義内容
・HTML(Webサイトの構造を作る技術)
この日からWebサイトを作成するための技術を学び始めました。
Google ChromeとVisual Studio Codeを使って初めての開発。
研修ではサクラエディタを使っているけれど、今時使うメリットもないので、最初の1回だけサクラエディタを使用して、2回目以降はVS Codeが以下に便利かを説明して推奨した。

3分間スピーチ(自己紹介)
・ホワイトボードの使い方
ホワイトボードを活用したスピーチは視覚的に情報が入るので分かりやすくなる。ただし、書きながら話すと、ホワイトボードに向かって話すことになってしまう。書く時間と話す時間を分けて、聞き手に話しかけるようにしよう。

・聞き手に目線を配ろう
話すときには、目線を聞き手に配るように意識しよう。
せっかく直接話を聞いてくれている人がいる。
大人数が相手と言えど、基本は1対1のコミュニケーションと同じ。

・口癖を気にしよう
話しているときに無意識に「あのー」「まぁ」といった口癖が出てしまう事があります。
スピーチの時はできるだけ口癖をおさえられるように意識しよう。

講義以外で伝えたこと
・同じミスをしないような工夫をしよう
仕事で同じミスを何度もすると怒られるし評価が下がる。
でも意識だけで同じミスを防ぐのは正直難しい。
同じミスをしないような仕組みを考えることが大事。

・できないことに積極的に取り組もう
研修はできないことをできるようになるための場。
だから、できないことがあっても落ち込む必要はない。
むしろできることしかやらなかったら研修の意味がない。
できないとわかったら、どうやったらできるようになるかを考えて行動に移す。トライアンドエラー。その繰り返し。

・どれだけ準備したかが成功確率を決める
研修も、スピーチも現場でのプロジェクトも、事前にどれだけ準備したかが成功の確率を決めると言っても過言ではない。
成功させたいのなら、準備を怠らないことが最も重要。

感想
アルゴリズムは頭で難しいことを考えなければいけないので、理解に苦しんでいる人が多かったですが、HTMLは書いたものがそのままWebページとして表示されるので、やっていて楽しく感じた人が多いようでした。
始めの方で成功体験をしてもらって自信を付けてもらうという意味で、Webサイトの学習を先に持ってくるのはやはり正解であると思う。

5日目 Webサイト2日目(CSS)

講義内容
・CSS(Webサイトのレイアウトを決める技術)
CSSはWebサイトのレイアウトをいい感じに整えるのに必須の技術です。
CSSはちゃんとやろうとすると必要な知識がすごく多い。
まずは調べながら自分がやりたいことを実現できる力を身に付けよう。
Chromeのディベロッパーツールを有効活用すると作業効率が格段に上がるよ。

・小テスト(HTML)
この日から、前日の講義の内容を朝一でテスト。
午後に解説の時間を設けて、4~6人のグループを作り、グループ内で間違えた問題、正解した問題を共有して全員に疑問点をなくしていこう。

3分間スピーチ
・細かく動かない
スピーチ中の細かな動きは、聞き手が気になってしまう。
動かさないなら動かさない。
動くなら大きく動いて聞き手を惹きつける。
動きにメリハリをつけて話すことを意識してみよう。

・ゆっくり話すことを意識しよう
慣れていないと人前で話すことは緊張する。
緊張するとどうしても練習の時よりも早口になってします。
ゆっくり話すこと、練習通りに話すことを意識しよう。

・口を大きく開けよう
声が小さくて後ろまで通りにくい人は、まずは口を大きく開けることを意識しよう。

・台本通り話そうとしない
台本を作って練習をするという準備は非常に大切だが、本番においては「台本通りに話すこと」はそこまで大事ではないよ。
なぜなら、話す本人以外、台本の内容は知らないし、何よりスピーチが成功したかどうかは伝えたいことが伝わったかどうかで決まる。
練習は大事だが、台本通り話さなければいけないという意識は捨てよう。
スピーチの時に声を遠くまで届けるコツは、口を大きく開けること、そして話すときに一番後ろの席の人に話す意識を持つこと。この意識だけで結構かわるものです。

週報
この日は週末でした。
週末は日報とは別で週報も作成してもらい、報告書を作成する訓練をしてもらっています。
毎週少しずつ報告書作成のコツを伝えて、少しずつ上手になってもらうようにしています。
この日は週報に書くべきない内容を伝えました。
・今週やったこと
・できたこと
・できなかったこと
・できなかったことへの対策
・所感

講義以外で伝えたこと
・悩むと考えるの違い
色んなビジネス書やロジカルシンキングなどの本にある。
悩むとは、問題を複雑にしていて、考えるは問題をシンプルにすること。
10分以上何の進展もない場合、それは悩んでいる可能性が高い。
問題設定が適切かどうかを改めてみよう。

感想
・小テストが大変
この日から始まった小テストは、記述式のテストで、採点は講師が直接答えを見て回答する形式にしました。
選択問題にすれば自動的に採点されて楽だけど、それだと簡単すぎて理解が深まらない。
なので記述式にしたのだけれど、午後に解説をするので、採点がかなり大変。お昼休憩は採点でほとんど終わってしまう。。
アルバイトが欲しい。
とはいえ、回答が文章になると、採点の基準があいまいでとても難しい。
結局、人が増えても採点の難しさはあまり変わらないのかもしれない。

6日目 Webサイト3日目(JavaScript・Webサイト制作)

講義内容
・JavaScript・jQuery
深掘りするときりがないので概要だけ。どんなことができるのかを知っておこう。プログラミング言語なので、知識がなければ今はきっと読めない。
読み書きできるようになるにはそれなりに時間をかけて学習する必要があるが、この研修ではプログラミング言語はJavaで学習するので、JavaScriptは軽く触れるだけに止める。
Javaを学習して研修の後半になってくるとなんとなく読めるようになっているはず。
jQueryはJavaScriptのライブラリ。
少ないソースコードで難しいことをやってくれるツールです。

追記
研修の後半の個人開発とグループ開発で、JavaScriptをかなり使う人たちがいて、研修でほとんど触っていなかったのでやはり苦労していた。
もっと踏み込んで実施するべきなのだろうか。

・Webサイト制作
HTML・CSS・JSを使って3ページほどのWebサイトを作成。テーマは自由。
自分が好きなものを紹介するページを作成。

・小テスト(CSS)

3分間スピーチ
・一番後ろの人に向けて話そう
声が小さい人は、教室の一番後ろの席の人に向けて話す意識で話すと、声が通りやすくなるので、意識してみよう。

・スピーチ成功の鍵は、準備の量と、本番をどれだけ楽しめるか。
緊張することは本気で取り組んでいる証なので、むしろ良いこと。
緊張も楽しめるようになると、よりよいスピーチができるようになるよ。

講義以外で伝えたこと
・9タイプ診断
ビリギャル坪田先生の9タイプ診断を実施しました。
自分の性格を知ることで、どんな勉強法が向いているのか参考になる。
また、相手の性格を知ることで、円滑なコミュニケーションが図れるようになる。

・テストを有効に活用しよう
社会人の勉強は、成果を出すための勉強。
テストで点数をとるための勉強にならないように注意しよう。
テストはあくまでも自分の理解度を確認し、より理解を深めてもらうためのただのツール。

・意味を理解しよう
今の時代はネットで検索すればほしい情報は何でも出てくる。
でも、そもそも土台となる知識がないと調べることもできない。
何より、覚えようとするのではなく、理解しようとすることが大事。
一度理解したものは、忘れてしまっても調べることですぐに思い出すことができる。

感想
この日研修生の1人に退職者が出てしまった。
講義には全くついてこれていなかったし、性格診断テストではストレス耐性がないという結果が出ていたので、正直かなり心配はしていたのだけど、まさかこんな早さで退職をするとは思っていなかった。
今まで新人研修中に退職者が出たことはなくて、初めての経験。
研修は全体の空気感がとても大事だと思っているので、他の研修生への動揺やモチベーションへの影響がすごく心配でした。
幸い、大きな影響はありませんでしたが。

7日目 情報処理基礎1日目

講義内容
・Webサイト制作の続きと単元末テスト(HTML・CSS。JS)

・情報処理基礎(ネットワーク)
情報処理の講義は基本的に座学中心で、みんな眠くなる地獄の時間。
特にテキスト通りに進めていくとつまらなくなるので、テキストを無視して個人的に話したいネットワークの話だけした。
IPアドレスの話と、それに関連する技術の話。TCP/IPの話など。
IPv4とIPv6があって、、、などなど。

3分間スピーチ(自己紹介)
・話し方に抑揚をつけよう
時間内に落ち着いて話すことができている人は、話に抑揚をつけることを意識してみよう。そうすることでより惹きつけられるスピーチになります。

・語尾を伸ばさないように注意しよう
話すときに語尾を伸ばすと、話口調のようになってします。
言い切る形で語尾が伸びないように意識してみよう。

講義以外で伝えたこと
・言葉を正しく扱おう
日報を書くとき、言葉を正しく使うように意識しよう。
エンジニアは言葉を正しく扱うことが大事。

・優先順位の話
仕事では自分の好き嫌いで優先順位を決めれることは少ない。
周りの人の都合で優先順位が決まることが少なくない。

・好き嫌いと楽しい楽しくないの違い
仕事は好き嫌いはなかなか選べない。
好きな仕事をしていても、やりたくないことをやらなければいけない場面は出てくる。
でも、仕事を楽しむことはできる。
好きなことでも嫌なことでも、どうすれば楽しめるかを考えて工夫しよう。

・仕事と遊びの違い
プロスポーツ選手と趣味のスポーツでやっていることは同じなのに、何が違うのか。
仕事と遊びの違いは、人の役に立っているかどうか。
人の役に立てるなら、遊び感覚で働いていたとしても何の問題もないよ。

・勉強と遊びの違い
歴史の教科書を読むことと、好きな漫画を読むことの違いは何か。
それは興味があるかどうか。
興味があれば、勉強は遊びに変わり、そしてそれだけで内容を忘れにくくなる。プログラミングに興味を持とう。

感想
情報処理の講義はやはり難しい。
楽しくてみんなが眠くならない講義をするには、さらに対話を増やしながら色々と工夫が必要そうだ。

8日目 情報処理基礎2日目

講義内容
・小テスト(情報処理基礎)

・情報処理基礎
セキュリティ(暗号化など)、クラウドなどの話をした。
AWSのEC2でサーバーを作って、httpdをインストールして、Webサイトを公開する、ってのをデモしてみた。
あとはネットワーク、サブネットマスクの演習問題を実施。
サブネットマスクは理解できずに混乱している人が多かった。
この辺で2進数の知識が意外と必要になったりするのです。

3分間スピーチ(自己紹介)
・表情を柔らかくしよう
話すときに表情が硬いよりも、柔らかい方が聞いている側としては楽しく聞ける。明るい表情で話すことを意識してみよう。

・体がふらつかないようにしよう
緊張すると無意識に体がふらついてしまう事がある。
重心をかかとの方において、堂々と立って話せるようにしよう。

講義以外で伝えたこと
・Needs
何の価値観を大事にしているかを知るワークをした。
自分のモチベーションが下がっているときの要因を知るため、あるいは他の研修生との価値観を知ることでコミュニケーションを取りやすくしよう。

・1文1文を簡潔に
報告書を書くときは、1文1文を短くして、適度に改行すると読みやすくなる。

・人に興味を持とう
エンジニアは技術力が大事で、そのためには技術に興味を持つことが大事なのだけれど、実は人に興味を持つことも大事。
ユーザーにとって使いやすいシステムはどんなものなのか、一緒に働きたいと思える人はどんな人なのか。仕事をしていく上でそういう視点を持つことは大事で、その視点を持つには他人に興味を持つことが大事。
想像力を持って他者の視点で考えることができる人こそ、評価されるエンジニアになれる。

感想
・研修生同士のコミュニケーションが増えてきた
3分間スピーチでみんなが自己紹介をしたことで、みんなの趣味や好きなことが分かってきた。
アニメ、ゲーム、バスケなど、共通の趣味を持つ人が多数いることが分かって、自分の会社のメンバー以外の研修生との会話が増えてきたように思う。

9日目 Java基礎1日目

講義内容
・単元末テスト(情報処理基礎)

・Java
導入・環境設定、四則演算、変数
この日から本格的にプログラミングの講義に突入。
最初なので、理解に苦しんでいる人は少ないが、ツール(Eclipse)の使い方に慣れていなくて、プログラムを動かすのに手間取っている人が多いかも。
環境変数を設定してコマンドでの実行。
EclipseでのJavaアプリケーションの実行。
EclipseでのJSPの実行。などなど。
人によって作業の遅れが出たりする。

3分間スピーチ(自己紹介)
・適度な間を作ろう
話の切れ目切れ目に間がないと、話が棒読みに聞こえてしまう。
適度に間を入れることを意識してみよう。

講義以外で伝えたこと
・挨拶の声が小さい
一部、挨拶の声が非常に小さい人がいる。
大きな声であいさつする必要はないけれど、相手に聞こえなかったらしていないのと同じ。
挨拶をされて嫌に思う人はいないし、教室に入った時に挨拶して、隣の席の人に挨拶することくらい、難しいことじゃない。
当たり前にできることを当たり前にやろう。
挨拶をやる・やらないは、本人からすればどうでもいいことかもしれないけれど、それによる印象の違いはすごく大きい。

・ネガティブなことから新しい価値を生み出せないか考えよう
ウィルスの影響でネガティブなことが続いている。
ここで今までの常識が変わって新しい価値観がどんどん生まれてくる可能性がある。新人は良い意味でまだ社会の常識に縛られていないので、新しい価値を生み出す可能性を十分に秘めている。

感想
新型ウィルスの影響で、次の週からリモートになるメンバーで出ることが決まった。
せっかくみんな会話が増えて仲良くなってきたのに、正直残念な気持ちもあるけれど、仕方ない。

10日目 Java基礎2日目

講義内容
・小テスト(四則演算、変数)

・Java(変数、型、配列)
理解度は人によってなんとなく差が出てきたように思うけど、まだ致命的に遅れている人はいないように思う。
配列になると急に難易度が上がるみたい。多次元配列になると特に。
多次元配列は業務系のシステムだとそこまで使用頻度は高くないけど、配列は重要な概念なのでちゃんと理解しておこう。

週報
報告書を書くときは適度に改行をしよう。
1文ごとに改行を入れることで読みやすくなる。
1文が長い場合も、適度に改行を入れることで読みやすくなる。
また、内容が切り替わる所で空行を入れておくことでより読みやすくなる。

講義以外で伝えたこと
・1万時間の法則
1万時間取り組めば100人に1人くらいの人材にはなれるらしい。
といっても、1万時間という数字にはおそらく根拠はなくて、結局のことろ、それだけ集中して長時間取り組めたのかという話。
そして、100人に1人というのは、変わりがいない人材とは言えない。
複数の才能を掛け合わせて、1万人に1人、100万人に1人という存在になれれば、価値が上がる。
今までの学生生活、社会人生活を無駄にせずに、様々な才能の掛け算で替えのきかない人材を目指そう。

・予習と復習
予習をしていたことで講義をスムーズに理解できた人もいれば、復習を徹底している人もいる。どっちも正しい。
余裕があれば予習をした方が講義中に理解はしやすくなる。
でも、その日に習ったことを理解していなければ、予習をしても効果は薄い。
なので、自分の理解度に合わせて、最大の効果が出るような勉強法をしよう。

・Zoomの設定
来週から一部の人がリモートで研修を受けることになる。
なので設定や運用方法についておさらい。
チャットの機能もあるので、チャットを有効活用していきましょう。

感想
・どうなるリモート研修
来週からリモート組が出ることで、寂しさもありつつ、不安もある。
ただ、最初の2週間はみんなで同じ空間を共有して過ごしたことで、なんとなくだけど、みんなで協力して成長していきたいという一体感があるように感じている。
リモートでの研修が実施される前に全体でこういう空気感を作れたのは非常に良かったのかもしれない。

・報告が良い感じ
講義がJavaに入ってからは日々演習問題がある。
演習問題は終わったら提出した旨を報告してもらい、終わらない場合はいつまでに提出するかを報告してもらっている。
何となく、みんな積極的に報告してくれている気がする。
明確な要因は分からないけれど、報告を受けた時に、「ありがとうございます。」と、お礼を言うようにしているのが影響しているのかな?と勝手に思っている。
年上の上司で、報連相を徹底しろ、とか、わからなかったら質問しに来い、という人がいるけれど、報告がない、質問がないというのは、その人自身が報告をしないとか、報告しやすい空気を作れていないことが最大の要因であると改めて実感している。

11日目 Java基礎3日目

講義内容
・小テスト(変数、型、配列)

・Java(条件分岐、文字列操作、JSPの画面遷移)
Zoomで参加する研修生が出たので、講義スタイルをガラッと変更。
講師のPCで画面共有して、VS Codeの画面を映し、実際にプログラムを書いて動かしながら説明する。
いわゆるドットインストールスタイル。
最初は手探りな部分もあったけど、意外とこっちの方が良かったりもするかも。録画もできるし、研修生の視力を気にしなくてもいい。

条件分岐(if分やswitch文)を理解するとできることが一気に増える。
この辺りから徐々にプログラムが楽しくなってくるはず。

3分間スピーチ(社会人と学生の違い)
この日からテーマが変わり、「社会人と学生の違い」について実施。
2回目からはスライド資料を使った発表が必須になります。そのためスライドを使った発表に慣れていない様子でした。

・スライドを読むだけにならないようにしよう
スライド資料はあくまでも補足資料。
それを読むだけで終わってしっまわないように注意しよう。

・姿勢に気を付けよう
普段から猫背ぎみの人は、スピーチの時は背筋を伸ばすように意識してみよう。

講義以外で伝えたこと
・質問力
質問力を磨こう。最短の時間で回答を得られる質問ができる新人はそれだけで評価される。
どうすれば最短の時間で求めている回答が得られるかを考えよう。
質問する前に、聞きたいこと、自分が理解していること、理解していないこと、試したこと、調べたこと、などを一度整理して、質問内容をまとめる習慣を身に付けよう。

・理解と納得の違い
納得は、講義を聞いて何となくわかった気になること。
理解は、人に説明できるレベルのこと。
講義内容をちゃんと理解している?
理解することを目指すために、小テストは記述式で難しくている。
人に説明する前提で勉強するのも効果的。

感想
この日は初めてZoom越して講義をしました。
教室にいる研修生もいながら、自宅でZoomで講義を受けている人もいる状態だったので、どのような講義スタイルにするか迷いました。
普段、全員が教室で受講している場合、スクリーンに講義用のスライド資料を映し、ホワイトボードを活用して細かい解説をしています。
ただ、Zoom越しにそれをやろうとすると、カメラの移動が必要だったり、ホワイトボードが見えにくかったり、リアルタイムでZoom組のリアクションが見れなかったり、質問対応できなかったりと、課題が多そうでした。
結局、この日から講義スタイルを大幅に変えることにしました。
Zoomの画面共有機能を使って、私が実際にプログラムを書いてデモしながら解説をし、手書きでの説明が必要な場合はiPadを使うスタイルにしました。
時々、音声がハウリングしたりとか、ネットが途切れてしまうなどの物理的な問題は生じましたが、講義自体はある程度うまくいったように思います。

Zoomで受講した研修生側の反応としては、教室にいた時と変わらず質問をする人もいれば、Zoomになったことで質問がしにくくなった人もいる。
また、チャットを導入したことで、会話が増えた研修生もいる。
つまり、対面の時はこう、Zoomの時はこう、と一概に言えるものではなく、1人1人の性格などによって向き不向きが決まることがよく分かりました。

結局、全体としてうまくいくかどうかは、講師の力量にかかっているように思いう。
全体が満足しやすい講義スタイルと、講義中のルール作りと運用方法が重要だと分かった。

12日目 Java基礎4日目

講義内容
・小テスト(条件分岐、文字列操作、JSPの画面遷移)

・Java(繰り返しの構文、JSPとスコープ)
研修の中で即席で演習問題を出し、グループワークとして実施したところ、なかなかに盛り上がった。
FizzBuzz問題。
掛け算九九表を出力する。
できた人はその出力に対して、3の倍数と3が付く数字の時だけアホになる、をやってみよう。なつかしい。
繰り返し文(for、while)まで入ってくると、即席でも演習問題が作りやすくなるので、講義中に全体の理解度を見ながら演習を挟むことがやりやすくなる。

3分間スピーチ(学生と社会人の違い)
・スライド作成のポイント
スライド資料を作るときのポイントは、文字をできるだけ少なくすること。
文字が多いと聞き手は文字を読んでしまうので、話を聞いてもらうには文字を少なくした方が良い。
また、文字を多くするとフォントサイズが小さくなるので、会場が広いと見えにくくなる。

講義以外で伝えたこと
・小テスト
小テストのレベルが上がってきて、それに伴って点数が低くなっている。
平均点は半分を割っている。
でも、テストで点数が低いというのは、それだけ理解不足なところがあって、その分の伸びしろがあるという事。なのでこのレベル感で続けていく。

感想
・チャット
チャットがかなり有効に活用されている。
Zoom導入の思わぬメリットの一つ。
ただ、リモートで参加している人は雑談するのが難しそうなので、そこが一番の課題になりそうです。

・3分間スピーチ
「学生と社会人の違い」というテーマで実施している。
研修生に、学生と社会人の違いは何なのかを考えてもらうきっかけとしては良いお題だと思う。
一方、研修生同士が雑談するときの話のネタにならないという点では、微妙なテーマであるという気もする。

13日目 Java基礎5日目

講義内容
・小テスト(繰り返しの構文、JSPとスコープ)

・Java(メソッド)
メソッドはざっくりいえば処理をまとめたもの。
プログラムを効率よく書くために欠かせない技術。
この辺りから理解に苦しむ人が多くなるけれど、ここまで理解すれば、プログラミングの基礎は理解していると言っても良いよ。

3分間スピーチ(学生と社会人の違い)
・事前のリハーサルをしよう
事前に本番の環境でどう見えるのか、どう操作すればよいのかをリハーサルしておこう。準備不足によるトラブルは、とても印象が悪い。
お客様に向けたプレゼンの場合、それだけでNGになってしまうこともある。

講義以外で伝えたこと
・積極的に教えあおう
人に教えることは自分の理解を深めることもつながる。
理解出来ていない人は積極的に周りの人に聞く、理解出来ている人は積極的に教えよう。この時、直接答えを教えては意味がない。ヒントを教えて、答えに辿り着けるようにサポートをするようにしよう。

・報告の習慣を持とう
報告を忘れる、あるいは意図的にやらない人がいる。
報告があるのとないのでは、他の人からの安心感や信頼度などが変わってくる。適切なタイミングで状況を正確に伝えることを意識して報告を心がけよう。

感想
3分間スピーチで「学生と社会人の違い」というテーマで話してもらっているが、新社会人になったばかりの人たちのスピーチを聞いていると、社会人は休みが少なくて、自分の時間も少なくて、責任も重くなる。
のような、ネガティブなイメージを持っている人が多いなーと感じる。
大丈夫かな。。
働くのは大変なことも多いけど、楽しいこともあるよ。

14日目 Java基礎6日目

講義内容
・小テスト(メソッド)

・Java基礎総復習
今までの講義内容の復習。
テキストを読み直したり、テストを見直したり、終わっていない演習問題に取り組んだりなど。

黙々と作業をして、1人で理解を深める時間と、みんなと協力しながらワークをしながら全体で理解を深める時間。
2つをうまく設計できたらよいのかもしれない。
この日は基本1人で黙々が多かった。

3分間スピーチ(学生と社会人の違い)
・PCを見ずに話せるようになろう
人前で話すことになれていな人は、時々PCの画面を見てしまう事は仕方がないけど、人前で話すことに慣れている人は、PCを見なくても話せるようになると、より良いスピーチになる。

講義以外で伝えたこと
・圧倒的技術力を身に付けよう
中途半端にできる人になって会社に使われて不幸にならないでほしい。
仕事を楽しもう。そのために圧倒的な技術力を身に付けよう。
仕事や環境を選べるだけの技術力を身に付けられれば、きっと仕事は楽しめる。

感想
この日は講義はせず、1日復習の時間でしたが、1人黙々と作業している人が多くて、会話が少なかった。
Zoomで参加している人たちの方が教えあって盛り上がっていた。
何か要因があるのだろうか。

15日目 Java基礎7日目

講義内容
・単元末テスト(Java基礎)
Java基礎の全範囲を含んだテスト。
記述式と選択式、合わせて100点のテストを実施。

・単元課題(Java基礎)
Java基礎の範囲を使用して簡単なWebアプリを作成する課題。

3分間スピーチ(学生と社会人の違い)
・見やすい色合いを考えよう
色の組み合わせによっては、読みにくくなることがある。
自分のPCで移っている状態だけでなく、本番の環境でどう映るのかを事前に確認しておこう。

週報
・書く順番は、テーマ、結論、理由。
・内容は事実を簡潔に書く。

講義以外で伝えたこと
・全体像を把握しよう
プログラムの規模が大きくなればなるほど全体像を把握することがは大事。
いきなり手を動かしてプログラムを書き始める前に全体像を把握することに時間を使ってみよう。

・紙に描きだしてみよう
何から手を付けていいのか、頭が整理できていないとき、紙に描きだすのはかなり有効な手段。
思っているよりも効果は絶大なので、是非ともお試しあれ。

・質問の大切さ
研修期間で大きく伸びるのは、質問の量が多い人。
とにかく、質問をしよう。
10~15分考えて分からないことは、人に聞いた方が絶対に解決が速いし、理解も深まる。
自発的に質問することができなければ、現場に出た時に困る。

感想
思ったよりも質問や教えあう姿は少ない。みんな控えめなのかしら。
ただ残って頑張って課題に取り組む人が多いのはすごく良いね。

16日目 Java応用1日目

講義内容
・Java(オブジェクト指向基礎)
オブジェクト指向はプログラミングをさらに効率よく行うための考え方。
プログラミングを学んでいる中で挫折する人が多いポイントでもある。
2,3年目のエンジニアでもオブジェクト指向についてあまり詳しく知らない人はざらにいる。
それくらい難しいともいえるけど、逆に言えば研修中に理解できれば他のエンジニアと差が付けられる。
オブジェクト指向を知らなくてもプログラムは作れるけど、フレームワークの仕組みを知らず、ただルールに沿って決められたことをするしかできないエンジニアになる。
仕組みを知り、応用力のあるエンジニアになるために、オブジェクト指向はきちんと理解できるように頑張ろう。

この日から、Zoomの機能を使って講義内容をレコーディングすることにした。録画した講義内容をYouTubeにアップすれば、暇なときに復習することができまる。
活用するかどうかは分かりませんが、あって困ることもないので、録画することにした。

3分スピーチ(学生と社会人の違い)
・場慣れすることも大事
人前で話すことに慣れていないと、緊張するのは仕方がない。
場慣れしているかどうかもかなり大きな要因。
本番に近い環境で練習することを繰り返して、場慣れしていこう。

講義以外で伝えたこと
・勉強法について
研修の中でどのような勉強方法をしているか。
どんな勉強法が向いているかは個人の性格などによるけれど、少なくとも、今のやり方で思ったような成果が出ていないのであれば、思い切って今まで勉強法を捨てて、新しいスタイルの勉強法を試しても良いでしょう。
特に、学生の時の勉強スタイルのままなのは改めたほうが良い。
学校の勉強はインプットしてテストの点数が取れれば良かったけれど、社会人の勉強はアウトプットを前提にした勉強でなければ意味がない。

・エラーが出たときの心構え
エラーが出たらまずエラーの内容をよく読んで対処しよう。
拒絶しても何も解決しない。
むしろ、研修の間で多くのエラーを経験したほうが、問題解決能力も知識も身に付く。見たことがないエラーが出た時はむしろラッキーだという感覚を持つと良いかと思う。

・課題の取り組み方
全体像を把握し、何時の時点でどこまで出来ている必要があるか、タイムリミットを決めることが大事。
タイムリミットがあることで、質問や相談といった、問題解決に向けた行動を早めに取ることができる。

・腹式呼吸の方法
声の大きさは吐く息の量で決まる。
腹式呼吸とは、横隔膜を利用して肺を押し上げて吐く息の量を増やす呼吸法。スピーチの時に声が小さいことを気にしている人は意識してみよう。

感想
教室の空気感をZoomの参加者に伝えるのがむずかしい。
講義はZoom越しでも何となくうまくいくのだけれど、雑談のしやすさという点ではZoom側が圧倒的に不便。
もっと運用の工夫が必要だと感じる。

17日目 Java応用2日目

講義内容
・小テスト(オブジェクト指向)

・Java(サーブレット)
Javaを使ってWebアプリケーションを作成するときに必要になる技術。
フレームワークを使った開発になれば、サーブレットそのものを扱うことはないかもしれないけれど、Webアプリを作成するにあたっての根本的な技術として理解しておくことは大切。
役割分担をして、Webアプリがどういう仕組みで作られるのかを知ろう。

3分間スピーチ(学生と社会人の違い)
・特に新しく何か伝えたことはなかった

講義以外で伝えたこと
・調べる力
分からないことはすぐに調べる習慣を身に付けよう。
エンジニアは調べる能力は重要。
調べる能力の高さが問題解決能力に直結する。

感想
講義内容が難しくなってきて、できる人とできない人が分かれてきたかも。
でも、全体で協力してみんなで成長していこうとする空気感があるので、なんとかみんな頑張れているような気がする。

18日目 Java応用3日目

講義内容
・小テスト(サーブレット)

・Java(継承、オーバーライド、ポリモーフィズム)
継承とポリモーフィズムはそれぞれオブジェクト指向3大要素と呼ばれるものの1つ。
オブジェクト指向においてもかなり重要な概念。
逆に言うと継承を理解出来てくると、オブジェクト指向でのプログラミングは徐々に楽しくなってくる。

UMLのクラス図についても説明。
継承とかを理解するとき、クラス図があると圧倒的に分かりやすい。
デザインパターンとかを勉強するときにはクラス図は必須の知識だったりもするので、ポイント抑えるぐらいでいいので知っておこう。

講義以外で伝えたこと
・メモを取る習慣を身に付けよう
メモを取る習慣を持つことは大事
1. 自分が忘れないため
2. 話している相手が忘れないため
3. 自分の成長のスピードを上げるため
世の中の人は意外とメモを取る習慣がない。
仕事プライベートに関係なく、常にメモを持ち歩いて、自分の成長につながることをメモして習慣があると、成長のスピードが格段に上がる。

・楽しむことは大事だけど
スピーチをするとき、楽しそうに話すことは大事。
だけど、言葉遣いはビジネスにふさわしい言葉遣いをしよう。
上司やお客さんなど、誰の前でも通じるスピーチにするためには言葉遣いも大事。

感想
演習の時にグループで教えあっていた。
簡単なエラーで戸惑っている人がいたので、助言しようかとも思ったが、研修生同士で助け合う方が、教える側の知識が広がる気もした。
講師が口を出すべきなのか、口を出さない方が良いのはは、よく考えて行動する必要があるのかもしれない。

19日目 Java応用4日目

講義内容
・小テスト(継承)

・Java(抽象クラス、インターフェース、例外)
抽象クラス、インターフェースは、オブジェクト指向においてより抽象的なプログラミングをするための機能。
正直なところ、初学者はこの2つをどう活用するのかイメージしにくい人の方が多いのだろうという気はしています。
しかしながら、フレームワークやライブラリを活用する中で頻繁に使用されている機能なので、ここで理解しておきたいところです。
例外もなかなか難しい概念ですが、Javaでプログラムを作る上では避けては通れない概念です。

週報
・今週やったこと - できたこと = できなかったこと
となっているか。

講義以外で伝えたこと
・1ヵ月を振り返ろう
研修が始まって1ヵ月が経った。
1ヵ月の日報を振り返り、自分がどれだけ成長したのかを実感するとともに、1か月で得た知識やノウハウを自分なりにまとめてみよう。

・GWの過ごし方
この休みの期間をどう使うかによって、今後の研修がどれだけスムーズになるかが変わってくる。
リフレッシュして休むことももちろん大事。
しっかり体調管理をしながら、自分の成長のために少しでも時間を使ってほしい。

・まわと比較せず、過去の自分と比較しよう
周りの自分よりできる人と比べても、落ち込むだけ。
自分自身と比較し、どれだけ成長したかが大事。

感想
やはり研修の講義のスピードは早いため、ついてこれなくて遅れ気味になっている人もちらほら。
ただ、ある程度難しい内容まで進んだところでGWという長期休暇に入れるのはタイミング的には良いのかもしれません。
しかも今は緊急事態宣言で外出自粛要請が出ている状態。
遊びに行くのも難しかったりするので、勉強はしやすい環境であると思います。
休みに自主学習することを強制する力は私にはありませんが、休み明けに復習していることを願うばかりです。

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