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トッププレイヤーには消費期限がある

「ずっと実績1位だし、信頼もある。来月からマネージャーにならない?」

こう聞かれたプレイヤー経験しか無い僕は、輝かしい営業成績1位の旗を引っ提げて「是非、やります!」と即答していた。

この時の年齢は確か22歳で、チーム内には年上の人が殆どだった。
周りから見たら強烈な自己顕示欲が垣間見えていたと思う。
「俺が1番結果を出してるからだ」と


勿論上手く行くはずがなかった。
・周りには若造に出世を越されて躍起になっているおじさんズ
・初めての管理業務で覚えるタスクに忙殺
・分からないことを聞ける相手のいない人間関係
そして何よりも『マネジメント経験の無さ』から来る傲慢さがチームを瞬く間に崩壊させた。

次々に辞めていくベテランメンバーに夜中でも連絡をしてくるメンヘラちゃん。メンタルケアも数字管理も出来ない僕はただ流れに身を任せるだけになっていた。

とうとうメンタルがやられて逃げるように転職を考えていた時、昔お世話になった人に相談をしてみた。
「マネージャーにならなくても、ずっとプレイヤーでよくない?」
正直優しくフォローしてくれるだろうと淡い期待を持っていたけど、「歳をとったら嫌でも偉くならないといけない時が来る。それならなれる時になっとけ。歳とってからじゃその苦労に耐えられなくなるぞ。」とどやされた。

この言葉が妙に腑に落ちた僕は、そこから必死だった。
ずっとトッププレイヤーで動き回れる人なんてほんの一握りしかいない。それならマネジメントを学ぶしかない。

トッププレイヤーほどマネジメントで苦しむ。自尊心が肥大で出来るが故に出来ない人の気持ちがわからないからだ。

実は、プレイヤー生命はそう長いものじゃないのかもしれない。

そんな危機感を胸に、必死にそこから脱出しよう、偉くなろうと懸命に出世というゴールに向かって我々は走るのだ。

本業を全力でやるのは当たり前。 副業にて「自分でマネタイズする」経験を積み、より楽しい事を皆さんとしたり、感じたことを文字に起こしていく活力にするためサポートよろしくお願いいたします!🦊