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SOUSAKU Danceを世界に!宮崎で自らの活動を価値づけする大切さや、社会におけるポジショニングの重要性について学ぶ【S2-Day4】

4日目は大分から宮崎まで車で走っていきます!
宮崎までの予定所要時間は約3時間。
連日連夜、ついつい興奮して遅くまで語ってしまう私たちにとって、眠気を誘うドライブになりました。

そこで活躍したのが「ワードウルフ」!!
3人に与えられたキーワードのうち、1人だけ違うキーワードが渡されていて、会話の中でその「違う1人」を見つけるというゲームです。
これが盛り上がったおかげで、無事に宮崎に到着しました。

やってきたのは
"CandY" 透明体育館きらきら / 国際こども・せいねん劇場みやざき
WEBから抜粋させていただくと・・・

子どもと芸術をつなぐ体育館、そして劇場

『透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざき』、
通称CandY(キャンディー)は、「子どもも楽しめる大人の作品」を上演する劇場です。
平日の昼は保育園の体育館、休日と夕方は劇場として、子どもたちと芸術をつないでいます。

ということで、教育・育児・芸術が重なった唯一無二のスペースです!

ワークショップ前のお忙しい時間にもかかわらず
んまつーポス(豊福彬文さん、みのわそうへいさん、児玉孝文さん)の3人と高橋るみ子さん、坂元美玖さんにご対応いただきました。
お忙しい中ありがとうございました!

んまつーポスの皆さんはもともとダンサーではなくスポーツマンで、宮崎大学教育学部准教授だった高橋るみ子先生(現在は宮崎大学客員教授)の教え子だったそうです。

高校時代までスポーツを愛してやまなかった3人は、教育学部ということで多少は「体育の先生」になることも視野に入れていたのでは・・・と思うのですが、大学でまさかのダンスとの出会い。
それもいわゆるアカデミックなダンスではなく、高橋るみ子さんが研究していた体育における「創作ダンス」だったそうです。

んまつーポスの活動をWikipediaから引用させていただくと

【学校体育で取り扱う「創作ダンス(SOUSAKUーDANCE)」を出自とし、さまざまな「研究」を基盤として活動】

とありまして、例えば1960年代に日本で生まれた舞踏は「Butoh」として世界中に広がっていますが、同じように創作ダンスを「SOUSAKU Dance」として世界中に広げる活動をされています。

意図的に「コンテンポラリーダンス」のような現代芸術路線に近づきすぎないようにし、「現代芸術的体育」の第一人者というポジションを取り続けることで、教育現場でも現代芸術分野でも特異な存在で在り続けています。

これこそがまさに社会や業界におけるポジショニングで、例えばシンプルなものだとレッドオーシャンとブルーオーシャンなんて言い方をしますけど。
ラーメン屋を始めるとして、ラーメン激戦区に出店するのがレッドオーシャンでお客さんの分母も多いけど競争も激しい。
逆にラーメン屋が少ししかない駅に出店するのがブルーオーシャンで分母は減るけど競争は少ない、ということで合っているはずなのですが・・・


僕はこれをXとYの座標の中に落とし込むことで、さらにポジショニングの精度が上がると思っていて、んまつーポスさんは体育と芸術という座標の中で芸術寄りの体育というポジションをとり、芸術が体育を越えないようにコントロールすることで唯一無二のポジションをとれているのだと思いました。

このスタンスには私たちは大変興奮しまして、ビジョンが明確で素晴らしいと感動しきりでした。
そうこうお話をするうちにワークショップの時間がきてしまい、こどもダンスカンパニーの皆さんがやってきました。

皆さんに取材許可をいただき、見学させていただきました。
ダンスのテクニックを教えるのではなく、一緒に創作をすることで自主性と想像性を育む内容となっており、ものすごーく面白かったです。
参加されていた皆さんは、自分の意見を発言するということが自然にできていて、こういう場っていいなぁと心から思いました。

うちの息子は習い事がほとんどハマらなくて、これは良さそう!と思った習い事も「礼儀や規則正しくやること」にこだわりすぎると(個人的にはそれは別に習い事に求めていなかったりする)窮屈になって行きたくないと言い出すんですよね。

大人の習い事なんかも当たり前にそうなんですけど、基本的に楽しくなかったら続かないと思うんですよ。
まず楽しんで、そのうえで自然と何かが実になっていたら、いや、楽しんでいるってことはそれだけですでに実になっていることだと思うんですけれども、それがここでは自然に行われていて、勝手に満たされました。

僕はかねてから学童での芸術教育だったり、こどものダンスカンパニーをやりたいなぁという想いを密かに抱えていたのですが、宮崎ではすでに実現されていて、本当に素晴らしいことだと思いました。
最高だ!

今日はこれから大分に帰るので、暗くならないうちに帰ることに。
帰りはみんなでCandYの素晴らしさについて語りながら、眠くなってきたらワードウルフを始めるのでした笑

余談ですけども、この温泉凄かったです。
浜田温泉。
こんな温泉が九州にはゴロゴロあるんだろうなぁ、わからないけど・・・

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