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ネオ本屋(入場料あり!「文喫」)


面白そうな本屋さんがオープンしたみたいです。
リブロのブランドのひとつだそうです。

「文喫 」

「本屋はなくなっていく」と、学生時代書店でバイトしているときから言われていた。「そんなばかな、何屋になんの」と思ったけど、世の中の流れは本気っぽかった。就職してからもこっそり夜だけ働いていたその誠志堂書店は2002年に閉店した。「お探しの本は当店にはないのですが、その交差点渡って右に行ったところにある青山ブックセンターにならきっとありますよ」とウチに来るお客さんを送り込んでいた本屋も今年閉店した(文喫はその跡地にオープン)。WAVEも、あおい書店ももうない。
いちばん上の洋書の階からじっくり見ながら降りてくるのが楽しかった新宿サザンシアターの紀伊国屋もなくなってしまった。寂しい。

「文喫」は、入場料がかかるそうだ。1500円が高いのか安いのか、いちど行ってみたいと思っている。
本屋はなくなっていくんじゃなくて、新しくなっていくのだ。
来年には台湾の誠品書店が来る(日本では座り読みはできなそうだけど)。調布の手紙舎や下北のB&Bみたいな、そのお店の色がちゃんとある、素敵な本屋もある。Lakaguみたいなおしゃれな空間もある。カフェの店員ちょっと怖いけど。代官山の蔦屋も元気だ。たまに「え?」と聞き返したくなる特集組んでるけど。池袋のジュンク堂はレジの行列もすごいけどそれをさばく速さもものすごくて並んでいると笑えてくる。でもやっぱりわたし新宿の紀伊国屋書店本店が好きだなと思う。花屋みたいに、入った瞬間にいろんな感情を吸い取ってくれて本だけに集中できるのがいい(結界とかあるのかしら)。後ろにはサーティーワンがあるし、やんばるにも寄れる。20代のとき「わたし紀伊国屋なら何時間でも機嫌よくいられるよ!」と言っていたら当時の彼氏がそこを待ち合わせ場所にして4時間遅れてきた。すげぇキレてやったYO。


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