求人はメーカーと代理店どちらがいいのか?

求人広告を取り扱っている会社はメーカー直販と代理店の二つに分かれます。それぞれにメリットがあるので求人会社を選ぶときの参考にしてみてください。

掲載料金について

まず一番気になる価格のついて記載しておきます。結論からいうと求人広告の価格はどちらも同じです。代理店はマージンがあるからメーカーの方が安くできるんじゃないかと思われることがありますが、これは間違いです。そもそもメーカーと代理店は敵対するものではありません。もっというとメーカーからすると代理店は商品を代わりに売ってくれるお客さんなのです。
こういった関係性があるのでメーカーと代理店が価格競争すること自体がご法度なのですね。メーカーが行うキャンペーンは代理店も同様に対応できるようになっています。

では掲載料金以外の違いは何なのかを見ていきましょう。

メーカー(直販)のメリット

・コアな情報
メーカーは自社商品しか取り扱うことができませんが、その分商品の知識量は多く持っています。細かな商品知識やオプションの使い方などはメーカーに軍配が上がります。

・効果事例の多さ
求人の大きなトレンドはどちらも入手していますが、周辺の求人の効果事例などは社員数が多いメーカーが有利です。また、メーカーの営業はエリア制なのでエリアの情報は多く持っています。

代理店のメリット

・複数の商品から選べる
代理店の一番のメリットがこれですね。採用ターゲットに合わせて最適な商品を提案してもらえるのはありがたいです。またメーカーが別の商品でも代理店なら組み合わせてオリジナルのセット商品を作ることもできます。
自社のターゲットに合った商品を選べるというのはメーカーにはできないことです。どの求人媒体を使うかが求人では最も大事な要素だということを知っておくといいと思います。

・担当が一人で済む
複数の求人媒体を出そうとすると、媒体の数だけ打ち合わせをしないといけません。これは忙しい採用担当者には大きなストレスになります。その点代理店であれば営業担当一人と打ち合わせするだけで様々な求人媒体に掲載できるので効率的です。さらに、メーカーと違って定期的に担当が変わることもないので営業さんとの信頼関係も築きやすいです。


このようにメーカーと代理店にはそれぞれのメリットがあるのです。ただしここにあげたメリットを大きく上回る最も大きな要素があります。

営業担当の質

正直言うと、メーカーでも代理店でも営業担当がポンコツだったら採用活動は失敗してしまいます。一般的な商品は誰から買っても同じですが、求人広告は営業担当によって全く別の商品になります。原稿の内容が全く違うものになるのですね。企業の魅力をどうやってアピールするかを考えたり、競合と比較して企業の差別化をピックアップしたり、社長の想いやビジョンをヒアリングするかは営業担当によって違います。
どんなに良い商品を制作しても原稿内容がいまいちだと応募に繋がりません。そのくらい営業担当は大事なのですね。

求人はついつい価格や商品タイプなどに気を取られがちになりますが、これからは営業担当にも注目してみるといいと思います。

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