見出し画像

買ってしまったファンタジー辞典


実は、異世界転生モノの作品を書くことにめちゃくちゃ憧れがある。

ので、ゲームシナリオのためのファンタジー辞典と、ついでにミリタリー辞典を買ってしまった……

5年以上前マジで病んでた創作ワナビのときに、僕は異世界転生小説をなろうに投稿したことがある。

投稿するにあたり、どんなのが人気なんだろうと思って、無職転生、盾の勇者の成り上がりなど、時間があったため片っ端からランキング上位の作品を読んでいた。ご都合主義だったり先が読めたりしても王道展開はやっぱり面白く、自分もこんな作品が書きたいと(そして働かず印税で生きていきたいと)思ったものだった。

しかし書いてみるとまぁ長編が書けない。
ストーリーの展開しか思いつかない。歴史の勉強はしたけど得意じゃなかったし、海外もあんまり行ったことないし、MMORPGもやったことないし、そもそも世の中の平均よりはアニメ見たりゲームする方だと思うけど、マジのオタクからしたらインプットが足りていないのだろう。

そこでいつしか僕は、面白い異世界転生小説を書いて働かずに印税で生きていきたいと思うよりも、無職転生やSAO(異世界転生とはちょっと違うが)、果てはハリー・ポッターや指輪物語のような、"壮大な世界設定"を創ることに憧れるようになった。
まぁ、今更異世界転生小説を新しく書いても既存のモノと被るだけという諦めもある。

めちゃくちゃ話がそれてしまったが、このファンタジー辞典、期待していなかったが意外と面白い。世界設定を作る上で参考になる。
内容自体は深いものではない。武器や魔法、中世の戦いなど、単体だったらいくらでも他に詳しい書籍はあるし、こんなnoteを読んでいる皆さんなら持ってると思う。
でもこの本にはそういったものの他、地理や文化、宗教といった社会の教科書的な内容が記述されており、世界設定で意外と盲点になりがちなところをカバーしてくれる。中世の文化をガッツリ調べる気がないけどそういった作品が書きたい人は買っても良いと思う。

それはそうと、中二病のときは大学ノートにいくらでも設定資料集みたいなの書けたけど、大人になると細かいことが気になって全然書けないよね。
距離とか移動手段とか食べ物とか着替えとか。それを踏まえると、SAOみたいなゲーム内世界はほんとに革命。

この記事が参加している募集

読書感想文

サポートしていただいたら更新頻度が上がるかもしれない…… 素直に率直にありがとうございます。 日々精進します。ちゃんとほんとかも読みます。