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「味方→敵→味方」の法則 -会社の中で頻発する人間関係の成熟度変化

敵は誰だ?

たまたま『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)を観ていた際に、嵐の櫻井翔さんが以下のようなコメントをしていました。

「グループでやってて時間たつとさ、別にライバルってこの4人じゃなくて、実は外にいっぱいいるってことに、なんかのタイミングで気付くんだよね。いや、むしろこの4人って味方で、外と戦わないといけない・・・」

このコメントを聞いたとき、「その通り!」と思った。この発言は若さからくるライバル心などもあると思うけど、実際誰かと何かをする際に、人間関係の多くでこうなっているように感じています。

自分の経験で言うと、前の転職の際、面接がすごく上手くいってとても気に入って下さったことは実感できました。面接では、今後うまくやっていくことを前提に進めるので友好的ですし、入社した当初も期待を感じながら、「さぁ、やるぞ!」という感じでした。

ですが、プロジェクトにアサインされ、仕事をしていくうちに、期待が大きかったこともありますが、「期待したほどではないのでは?」と上司に『評価』されているように感じました

「もっとすごいアイデア出せないの?」

「もっと深い分析できないの?」

「もっと上手くプレゼンできないの?」

など、自分がまわりを『評価』するのと同じものが跳ね返ってくるものだと思うのですが、『評価』されているのではという『恐れ』があり、それが『敵対視』することにつながっていた気がします。また、コンサル時代もプロジェクトなどで同じメンバー同士で「自分の方が使える」、「自分の方が使えない」など勝手に『評価』して優越感に浸ったり、劣等感に陥ったりしてしまっていました。

ただ、プロジェクトを進めていくうちに、周りの目よりも目的達成が上回ってくるのと、相手が自分をどう思っているのかが、飲みにケーションや普段のコミュニケーションでわかってきて、安心して取り組めるようになってきて、いつの間にか「味方」になっていました。しかも、その『評価』を気にする相手であればあるほど、味方としての頼もしさは大きかったです。


人間は無意識が支配している

もちろん出会い方があるので、『最初から敵』という関係もあると思いますが、プロジェクトでメンバーが集まる、転職する、会食・パーティーで出会う、など、最初の出会いは、比較的友好関係からスタートすることが多いはずです。しかし、

あの人は良い人

あの人は悪い人

あの人はできる

あの人はできない

あの人は怖い

あの人は何を考えているかわからない

あの人は・・・

あげるとキリがないほど沢山の『評価』が勝手に頭の中に浮かんできます。そして、逆に、その『評価』を相手にもされているのではと感じるものです。しかもやっかいなことに、自分が気にしている項目で『評価』されているように感じます。

その『評価』を乗り越えたとき、やっとチームとして本当に機能するようになります。ですので、一度お酒を入れてでも以下のことを話してみてください。

   1.自分が恐れている『評価』を相手に伝える
   2.相手から「実際にどう思っているのか」聞く
   3.自分が抱いている相手への『良い評価』を伝える

ちょっと勇気はあるかもしれませんが、その勇気がチームを1つにし、好結果に結び付けるようになります。どうせお互い感じているので、きっと急速に仲良くなれると思います!!


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