憧れや嫉妬を燃料にする
高校時代の修学旅行のときに、
『何も見ないでポケモン描いてみよう』っていう遊びをしたんです。
ピカチュウとかメタモンとかポリゴンとか、
今はポケモンって151匹以上余裕でいるみたいですけど、
まだ151匹しかいなかった時代に、リレーするようにして、思いついた順から手探りでポケモンを描いていった。
私の描いたポケモンがまあ酷かったんですよね。
あのときに描いた生々しいポリゴンをぜひお見せしたかった。
人間がポリゴンになる最中みたいな、キメラみたいなあのポリゴンを。
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まあ何の話がしたいかというと、
絵が描ける人すごいなあ、ってことなんですよ。
デザインできたり、イラストがさささ~っと描けたり、
今はあれ、図解とか流行ってるじゃないですか。ああいうのも、
緻密でいてなおかつパッと見て分かりやすいように配置できるのってすごいと思うし才能でしかないですよね。
ああいうことができる人間に生まれたかった……っていう、
純粋に、才能とスキルに嫉妬してます。憧れちゃってます。
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こういう嫉妬とか憧れっていう感情を、
上手いこと自分の肥やしというか燃料にできると強い。
彼女はあんなに絵が上手く描ける、でも私には文章がある、
所詮この世界はないものねだりで仕上がっているんだから、
あれもない、これもないではなくって、
元々持ってるものを探して無理やり磨いて「いいでしょー」って
アピールしていくしかないんだよね、という。
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この年齢になって、
自分のできることや好きなことのアピールが上手くなってきたなあ、と
ようやく感じています。
こういうことできます、とか
自信あります、とか
前は絶対に口が裂けきって後頭部まで一周して頭が割れても言えなかったけど、最近は、言えるようになった。
そして、自信がもてなくて悩んで苦しんでいる人をみると、
なんとかその人の持ってる良い部分を探し出して目の前に掲げたくなる。
みんな、自信持ってください。
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9月末に退職が決まり、フリーライターに転向するまでのあれこれを呟いています。
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