面白い動画記録その4 男女の恋愛思考行動差の説明動画


男女の恋愛思考行動の差である15項目の結論はそこそこ的を射ているのだが、その論拠や説明部分にまとまりがなかったりしていて、するっと頭に入ってこなかった。なので、説明を補足しつつ、情報の整理も併せて行おうと思う。太字は、後述の編集後にて、訂正修正した項目となる。



本動画の要約
1、好きになるきっかけ   視覚的要素 ⇔ 信頼感安心感
2、好きになる条件     相手の許容度包容力 ⇔ 大切大事な扱い        
3、愛情表現の求め方(仕方)  行動  ⇔  言葉  
4、連絡の取り方      必要最低限  ⇔  回数時間重視
5、恋愛の評価基準の違い  加点方式  ⇔  減点方式
6、愛情を感じるポイント  一点豪華主義 ⇔ 回数時間重視
7、浮気をするときの理由  ワンちゃんあるかも ⇔ 寂しさ
8、ケンカした時の考え方    正義  ⇔  感情
9、結婚についての考え方  臆病になる  ⇔  付き合う時点で求める
10、結婚へのアプローチの違い  興味なし ⇔ 付き合う時点で求める
11、別れた時の感情の違い  開放感後落ち込む ⇔ 急上昇急下降
12、過去の恋愛の捉え方      ひきずる ⇔ 上書忘却方式
13、会話について        目的解決  ⇔  共感
14、恐れること       挫折(失敗)  ⇔  拒絶(人間関係)
15、幸せを感じるとき    目的達成  ⇔  対人関係充足





男女の違いについての根幹 生存戦略

人間は1万年程前から、遺伝子に大きな変化はないと言われている。そのため、現代社会で自由意志で考え判断し行動しているように見えても、そこには昔から続く遺伝子本能習慣の無意識の影響がある。男女における恋愛思考行動とは、生殖生存戦略であるがゆえにこの遺伝子の囁きの影響を受けやすい。つまり、少しでも多くの雌と交尾したい多方面戦略(男)と、集団内の上位オスをゲットしようとする上昇婚一発必中戦略(女)が根底にある。

もう少しかみ砕けば、色々な動物を狩った多くのエサを元手に、男は多くの女性をたぶらかし孕ませて遺伝子的多様性を確保し、自分の子孫を一人でも多く残すようにしたい。一方で、女性は、野生の動物や他の獰猛な雄から、守られる頼って生き延びる存在であり、かつ出産育児が命がけなので、とにかく一発必中で強い雄を選び選ばれ、優秀な遺伝子の最良の子孫を残そうとする。

というわけで、男は、
自分が稼いできて相手は孕ませる存在なだけなので、ただただ相手を外見的視覚的要素(顔や体形、スタイル)という”好み”で判断し、あわよくば、内面的にも自分の好みならば最高だという基準で、行動することとなる。仮に、内面がダメでも、肉体関係を結び子を作れたらそれでOK次行こうというスタンスなわけなので、一人の雌に執着する必然性に乏しく、結婚にも乗り気ではないのが自然なわけだ。メスを孕ませることが最終ゴールで。肉体関係が1つの大きなゴールなのだ。

一方、女は、
相手が格付け上位の雄なのかを執拗に熱心に値踏みする。そこから弾かれたら眼中にもない。そして上位だと認識した後は、出産育児期間卒業まで、その雄を繋ぎ留めておく必要があるので、この雄は、格付け上位であり、かつ、自分をいかに大事に大切にしてくれるかを判断材料として重要視する。つまり、一人の雄を決めた後は、本当に頼れるのか助けてくれるのかという安心安全執着信頼の為に行動するので、結婚したがり、連絡やらプレゼント回数や頻度やらといった私だけを大切に丁重に扱うかで、その相手への評価が揺れ動く。






男女の違いについての根幹  問題解決論理と情緒付き合い感情

これも遺伝子や本能習慣による影響が無意識に関わっていると思う。男は集団で外に出て狩りをする。そこではいかにマンモスを多く確実に仕留めるかというチームプレイが行われ、そこにあるのは狩るという問題をいかに上手に解決できるのかという論理理性の問題解決思考である。一方、女は家や集落で衣服を作ったり。壺やらを作ったり。子育てをしたり。それらは競い合ってより多くを作らねばならないものでもないし、一人で黙々とするようなものでもない。集落に残る周囲の女達と一緒になって、おしゃべりしたり時に助け合いながらの作業になったのだろう。そこにあるのは人間関係や情緒の繋がりや相手から好かれる嫌われないという好感感情を重視する思考となる。

というわけで、男は
問題解決、理性、理論、結果ありきの行動になる。好きだ、愛しているのうすっぺらい言葉よりもよほど価値があると信じている、彼女の問題を助けてあげる、頼りになる男であると問題解決に躍起になる。言葉という頼りないものではなくて目に見える(多くは的外れだとしても)行動成果で、女性に愛を示そうとするし、それが当然で正しい選択だと思っている。だから彼女を助けることにならない不必要な多くの連絡をしようとしないし、何かを成し遂げた成果、それもできるだけ大きい豪華なプレゼントをどかんと与えようとする。(5p×10回の狩りより100p×1回の狩りの方が価値が高いわけで、価値があると信じている方を選んだ行動をする。)


というわけで、女は、
相手から嫌われていないか。好かれているのかを常にチェックして、確認し安心したがる行動になる。”常に好かれているのか”を確認したいというわけで、回数や頻度が多くなればなるほど嬉しいし、行動による好きも嬉しいが、それよりもよほど明確に好感が伝わる言葉によっても、回数や頻度を求める。





違いを踏まえた心得


男性へのアドバイス

まずは、上位オスと認識されなければ、何も始まらない。相手と自分とが所属する集団内で、”上位”とされる条件やスペックやらを持ち合わせないといけない。可能な限りいくつもの集団に所属して、どこかで何かの基準でその集団内で上位になり、相手からの異性としてアリかも♪(モテ)を獲得する必要がある

あなたが狩るのは野生動物ではない。女性である。従来の思考は捨てて、女性の行動原理にあわせた行動をとる必要がある。(特に不慣れな雄ほど、狩みたいに自分を大きく見せようと必死になり痛い男になりがち)。女性はアリカモと思った相手が、本当に上位雄かどうか。常に好きを示して安心させてくれるかの2点を最重要視している。前者は、本当に凄い雄なのか。本当に逞しいか。本当に良いのかという基準であるが、現実社会においては、強さ凄いは曖昧となっているので、おどおどせずに自信と落ち着きを持って物事をずばっと処理し、相手をいかに笑わせ楽しませたかが基準となり、後者は、回数や頻度と言葉で明確に大切で好感があり大事にすること、君が好きで大切にするから安心してよとなる。目に見えるちょっとしたプレゼントの複数攻撃も格別有効である。

上位雄かも?というモテから始まる恋愛は、その女性からの試験に成功すれば、恋愛関係という名の、この人と結婚してもいいわ、結婚で繋ぎ留めたいと思うぐらいに大きく次の関係に進展する。こうなれば、あとは常に好きかを確認させる行動をとり、共感理解を重視した日常会話を繰り返すことや、頻繁な好きを伝える性的接触等で、良好な関係を構築できる。

但し、もしケンカというトラブルが起きた時は要注意だ。男は今回の狩のトラブルは、ここにあった、次はこうしよう。こうすれば良いのではないかという行動に着目した話しあいを試みようとしてしまうかもしれない。しかし、女性におけるケンカ(トラブル)とは、成功失敗ではなく一緒に過ごす中での、あなたの○○が嫌だったわ!それをされると寂しい哀しい!といった感情爆発なのである。まずい料理がでてきたことではなくて、それに対する男の感情的情緒的反応に、傷つき苛立ち怒っているのだ。次は美味しいお店に行こう!が男の解決であるのに対して、不味い店だったせいだけど、それでも僕が不機嫌になってごめんよを引き出したいのが女性の解決なのである。

女性からの試練に失敗ばかりしていれば、上位雄ではなかったかも・・・、あるいは、常に好きか確認させてくれない(寂しくさせる)なら、もういいわ。他の雄へ行くということで、浮気や別れや疎遠になる。

男にしてみれば狩の失敗=問題解決できなかったであり、プライドの喪失であり、次への反省経験ということで、失恋はずっと忘れられないものになる。しかし、それは上述の思考の通りで、別に相手のことをものすごく好きだったとか感情の未練があるとかではなく、次の狩のために忘れてはいけない経験として心に刻み込まれているだけなのだ。仕事の大きな失敗を忘れないと同列のことでしかない。





女性へのアドバイス

女性は選ぶ側で、攻めるではなく一般的には守る側なので、男性ほど長いアドバイスはなく。以下2項目である。

上位雄選びの注意

昔と比べ、上位雄という概念がかなり曖昧になっている。今回紹介した原理原則を悪用したような、女性を笑わせて楽しませればオトセルモノニデキルみたいな女性の勘違いを利用したナンパ術等をちらほら見る。旨いこと合格して、恋愛関係にもちこめば後は中身がなくても多少が誤魔化せたりもするからだ。一緒にいて楽しいかどうかは重要な基準ではあるが、中身がないのになんか笑わせられて良い気分になっているだけなケース。相手が緊張や固くなっていて普段と違うから楽しくないケース(本来の素であればもっと違ったかもなケース)。とあるので、楽しい♪にだけ安易に振り回されないように、よく相手や自分の気持ちを精査するべきである。



恋愛関係に入ってしまった後のバイアスとアドバイス

モテ(上位雄かも) → 君だけだよ君のことをよくわかるよ常に好きの安心執着安定信頼感関係 → 性的接触 → 恋愛関係という風な試練を突破すると、恋愛関係のステージに移行した思考に切り替わってしまう。すると、上位雄(だと思っている)を、自分だけのもので自分だけに好意を集中させるべく、束縛戦略を無意識にとるようになる。多方面戦略(の傾向が強い)の男からすれば、面倒くさい相手にしたくないと、冷めさせてしまう結果に繋がりやすい。自分でダメにしてしまうのだ。本当に雄を繋ぎ留めたいならば、雄のプライド問題解決論理力を満足させること。つまり男がした行動で助かったこと助けられた、あなたは優秀で有能で私を助けてくれるわ!!を全力でアピールするべきである。

但し1点注意が必要である。試験合格後も相手を再度精査していく必要がある。男は性的接触(根底には孕ませたい)が1つのゴールである。なので、試験合格後、性的接触を済ませいつでも孕ませようと思えば孕ませられるという状態になると、(多方面戦略が強い、愛着傾向の薄い、最初から性的接触目的だけ等)途端に態度が急変する雄もいる。一方で、女性は合格した瞬間には、この人だけ!!と舞い上がって、合格前よりも相手を審査する基準が緩くなる。上述の通り女性が喜ぶ行動原理を知らないから、冷たい態度に見えているのか。それとも、性質としてメスを大事にしない雄なのかの線引きは常にするべきである。





おわりに

男は外。女は家だ!という環境は、昭和の専業主婦時代も一緒ですよね。その生き方を幸せ最高とは思いません。しかし、遺伝子の囁きに無自覚無努力でも気質に合っていたので生活が上手くまわっていた(ストレスは少なかった)のではとも思います。男は狩で外で動いてナンボと家庭を顧みない父親。ちゃんと生活が回るだけの働きをしていれば、家庭は私が守るから安心してという母親。こうしっくりくる部分はあったのかなと思います。

女性が、結婚、出産、育児等を期に、仕事をやめて家に入りたがる人が一定数いるのも、遺伝子の囁きなんでしょうかね。上に記入された新しい価値観の山で、今の女性、男性の最終ゴールは、昔よりもよほどばらけている気がしますが、一定数や何かの転機で、そのゴールを思い出してしまうのかもしれません。


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