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巡りにまかせる

お陽さまに呼ばれ、日向ぼっこを目指す。

朝の時点ではノープランで。天気よさげだからお散歩しながら帰って来ようかなーとか思っていたら、出掛けに帽子が気になる。持ってけと言われてるかのように。でもその帽子は冬用の中綿入りのやつでどう考えてもこの天気には暑いぞ。いや、この天気じゃ帽子ないほうが気持ちよいでしょーと思った(言った)が、やっぱり「持ってけ~」という。ま、軽いし畳めるからいっかと持って出る。

帰る頃は絶好の日向ぼっこ日和で、こりゃー寄り道せな~♪とお気に入りのお店でパンを買い公園へ。
ん? いつもは見慣れない光景。ポツンポツンと人が仰向けで転がっている。ひとが・・?
まだ昼休みタイム。どうやら公園作業の人たちが芝生の上でお昼寝してるらしい。
そりゃそうだよねー。このお天気で目の前芝生じゃ、ここでゴロンとするのが正解だよねー。いや、でもなんかいいバランスであちこちに転がってるもんだから、ちょっとびっくりしちゃったよ。いつものおっちゃん達とは違ったし。

ちょっと離れたいつもの樹の場所が空いててラッキー。陽の加減でどの向きにするかな~と思ってたら「ここー」と。いや、そこお陽さま真正面ですけど?幾らなんでも暑いだろ、とか思ったげど「ここ」。 で、そこへ。ちなみに「ここ」は多分その樹から。根っこが分かれてる所にスポッと身体が入るから、座りやすいし樹に抱えられてるような感覚で楽チン。
靴下脱いで素足は地面に置いて、早速モグモグ。んー、やっぱ少し暑いな。上着脱いでモグモグ。足裏は置いた直後からビリビリ。
サンドイッチともひとつ買ったのが、クロワッサンにカスタードと生クリームが挟まったもの。最近この手のは殆んど買わないのだけど、元々は好きな組み合わせでなんとなく買ってみた。
パクリとひと口入れた時点で「うまーい!」。この手のパンが久しぶりというのもあったのだろうけど、サクサク感と甘すぎないクリーム達のマッチがもろにツボで、ワタクシ大喜び。そして出てきた言葉が「あ~、もう身体ってさいこー!」。
この言葉に自分で笑う。どうやら、身体が元気だからこうやってお陽さまの下でランチ出来て、すごく好みのパンが美味しくて、味わえて、それもこれも身体あっての事だから「身体最高」となったらしい。しかも食べてる間じゅう身体全身が喜んでるのがわかる。
あー、身体全身が喜ぶってのはこんな感じなのね。
ってのが分かったというのが、これ書いてる今気がついた(笑)。ああ、この全身感覚感じるためのお久しぶりクロワッサンだったかー。
部分的な喜び感覚は分かっても、全身での喜びってあまり感じないもんなー。なるほど。

お腹満たされ大満足のあとは、脱いだ上着を敷物にしてその上でゴロゴロ。
いやー、地べた(と言っても芝生だけど)に大の字になるって、ほんと気持ちがいいねー。たまたま上着が綿だったから遮断するものもないし。 で、この時帽子が活躍。さすがに直射日光暑いので、顔の日除けとして使う。うーん、防寒ではなかったかー。しかも綿入りだから枕代わりにもなるぞ。なるほどー。

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見上げると、支えてくれていた樹が でーん。
この頃には風も出てきたから、なるほど違う向きだったらちょっと寒かったかもね。お陽さま正面でちょうどいいくらい。教えてくれてありがとう。

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にしても、空がキレイだねー。
雲ひとつないよ。おだやか。

全身を大地に預けて、一緒にゆっくり深呼吸。
はぁ~ 気持ちいい。上からお陽さまエネルギー、下から大地のエネルギー。自分の身体を通ってクリアにしてくれる。
あまりの心地よさにうたた寝までしてしまい。

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起き上がったら、目の前にお陽さまピカピカだった。おー、輝いてますなぁ。

ほんじゃそろそろ帰りますかと立ち上がり、休ませてくれたお礼を樹に言って。

うぉー、なんだこのスッキリ感。瞑想後のような、酵素風呂上がりのような、頭空っぽ状態だー。すごいな、大地。今度から足だけじゃなくて寝転ぶことにしよ。

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名前わからないけど黄色いお花がポンポン咲いてて、上へグングン伸びていて。
嬉しくなって、元気もらって。


帰りがけいつもの神社を通ったら

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数日前つぼみだった梅が咲いていた。

ここはさっきの公園とは空気感全く違うけど、ホーム的な安心感で好き。ゆったりとした時間が流れてる。
本殿前に立ったら、いつもよりも広く大きくスースー通ってる。余計なものをなくしてあらゆるところへ巡り通っている感じ。
それがとても軽やかでやわらかい。

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葉をまとってない樹も本当にきれい。
今しか観れない姿。
今しか観れない空とのコラボレーション。

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ここでもヒカリに出逢わせてもらって
ありがとさんでした。


ご機嫌さんで我が家へ。
ちょっとの寄り道。ちょっとの時間。
でもココロも身体もスッキリご機嫌さん。

あれこれプラン立ててどこか行くのも楽しいけど、まるっきしのノープランでその時その時の気持ちと感覚で「心地いい」を繋げていくと、何に巡り逢えるか分からない楽しさ、発見。
「心地いい」を頼りに巡るから、「心地いい」しか残らない面白さ。
出掛けの帽子、座るときの樹の場所みたいに、理屈的には「ちゃうだろ」と思っても、なんとなくそう感じたならそうしてみて何が起こるか観てみる楽しさ。理屈みたいな小さな範囲ではないものが動いているという感覚。
これは、自分でやってみなければ分からないし体感できないこと。

この身体と頭で考え得る出来事が全てではないと、今までの「この身体が自分」という固定観念を外すとき。外せるとき。
外したとき、何がみえるか。どう感じるか。
森羅万象の一部であるということはどういうことか。「自分」というのは何のことなのか。
紐解くにつれ溢れでる可能性。不思議さ。

遠いどこかの話ではなく、それは日常あちこち色んな所に転がっている。だからこそ日常が面白く楽しいし摩訶不思議。
崇めるものでも疎むものでも特別なものでもなく、自然に当たり前にあり流れ現れている。

何かコントロール出来ているものなんてないと知ること。それだけでもものすごく楽になる。現れは全て平等で善悪優劣なんてない。
そして「自分」もその現れの一部だと。
「自分」。自らを分ける。
なにが、なにを、分けているのか。
ならば、「わたし」はどう在りたいのか。


愉しいことが
いっぱい



ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。