きとの

16年間、英語圏の国々に住んだ経験から、多種多様な考え方、行動などを目にし、そのとき得…

きとの

16年間、英語圏の国々に住んだ経験から、多種多様な考え方、行動などを目にし、そのとき得た視野の広がりが今の基盤となった。そして、大好きな子どもたちのおかげで、大好きな仕事(農業)、絵本をはじめとした、趣味を見つけ、毎日が楽しくて仕方ない30代後半ママ。

最近の記事

572文字の主婦が密かにキャッシュレス化の影響を実験

キャッシュレス化が浸透して、PayPayなどの電子マネーが40代よりした世代への浸透が本格化して、多分5年ぐらい経ったと思う。 都会は、もう少し早く浸透していたのかもしれないが、ここ田舎では、この5年で、やっと買い物ルーティンの店のほとんどで対応できるようになった。 この3月、なんとなくふと、キャッシュレス化が定着したなと思った。そして、人間行動実験(人は場面でどんな行動を取るのか密かに試している)が好きな私は、思いついた。 現金で払い、お釣りで小銭が少なくもらえるよう

    • 明るい貧乏がした3つの事

      貧乏と聞いてイメージするものがある 古臭いアパートに住んで、ヨレヨレに古びた服に、色味がなく寂しげなご飯、そして暗く疲れている雰囲気。 少し前まで私は、多分このイメージにあてはまるぐらいの貧乏だった。 ただ、違ったのは、明るい貧乏だった。 色々な理由が重なり、貧乏から抜け出せない数年があった。 ただ、誰も気づかないぐらい健全な生活だった。 貧乏だからといって子どもに不憫な思いはさせたくない。 ものすごく限りある資金源の中での、お金の使い方、物々交換の技、教育の仕方など

      • 菊芋と庭そして、定番

        845文字の #秋の味覚レシピ 5年前にこの場所に引っ越してきて出会った農家で初めて菊芋を知った。私の育った場所では見かけない芋だった。最近流行り出して、少しずつ置いてるスーパーもあるが、まだまだ主流の野菜ではなさそう。 この菊芋!巷では、イヌリンという水溶性食物繊維が入っており、スーパーフードとか言われている優れもの。 初めて知った時から、調理のしやすさ、味の良さで、重宝している。 生のまま、細切りにしてツナやほうれん草などと和えたサラダもおすすめ。 味付けはマヨ系で

        • ムックとガチャピンとエアーズロック

          868文字の#好きな番組 あれは確かまだ引っ越す前だったから、私が小学3年生ぐらいの時に放送していた、『ポンキッキーズ』でガチャピンとムックがエアーズロックに行った回。 毎朝観ていて馴染みがあるガチャピンとムックが、自分が住んでいる環境とは全く違う、壮大な見たこともないような空間の場所にいる事に衝撃を受けた。 その時、初めてエアーズロックの存在を知り、一枚岩だと知った。 エアーズロックの回は、何週間にわたって、放送されたと思う。 もしかしたら、放送は、数回かもしれないが、感覚

        572文字の主婦が密かにキャッシュレス化の影響を実験

          ただ生きているだけ

          491文字の#ウェルビーイングのために 自分探し、幸せな自分の生き方、幸せとは。 自然の中で作業することが好きな私は、自然の中にいることが多い。土に触ると瞑想をしている気分になるとか、自然を相手にすると自分のちっぽけさに気づいて、肩の力が抜けるとか、よく聞く。 まさにそうだ。 無機質なものが好きだった若い頃、沢山の贅沢をしてきた。楽しかったけど、今感じている幸せとは、全く違う幸せだ。それこそ、片仮名で書くハッピーみたいな音が似合う幸せだ。どこか明るく、なんか軽い。 今は、幸せ

          ただ生きているだけ

          147文字の短編小説 『言葉色』

          私はただの主婦。何も特技がない。 文字が読めて、人と話せて、運転ができる。 それ以外に、何もない。 ただなぜか沢山の人が話しかけてくる。 その言葉には、色がついている。 その言葉の色と体の中にある心の色が同じ時、ハンドルを握る。 そうして生きている。 何も持たない主婦が静かに暮らしていく。 言葉の色と心の色。

          147文字の短編小説 『言葉色』

          TKG!(TamagoKakeGohan)

          465文字の#うちの卵かけごはん 我が家のTKG(Tamago Kake Gohan)! 主人と娘の大好きな朝ごはんの一つ! そのレシピは、至ってシンプル! でもこだわる! 炊き立て白米! 塩!(雪塩などのサラサラではなく、少し粗めの塩) ごま油!(香りが良いもの) 板のり!(刻みのりではなく、板のりを細かくするのがポイント。海苔の大きさの違いで、食べるたびに風味が変わるから、楽しめる!らしい。。。) 味付け海苔や韓国海苔は使わない。 そして、醤油!関東醤油! あとは、

          TKG!(TamagoKakeGohan)

          朝のルーティンをやめたルーティン

          696文字の#朝のルーティーン ルーティンや自己肯定感、ボディーメイクなどの言葉があちこちから聞こえてくるようになった時、私は独身生活を送ってた。 どれも気になり、1番しっくり来たのが、朝6時から1時間から1時間半の海沿いウォーキングだ。 そして、そのままカフェでコーヒーを飲んで帰ってくる。 この生活は2年近く続いた。 ウォーキングする時の服やシューズも、3パターンで決まっており、その日の気分で決める。 ポケットに当時のiPodをセットして、イヤフォンと、片手に収まるぐらい

          朝のルーティンをやめたルーティン

          あなたがいたから(仮)

          539文字の#私のパートナー 辛い結婚生活の日々。誰にも頼れず、本当に辛かった。あなたは全く理解してくれなかった。支えてくれなかった。本当に辛かった。 毎日良く泣いた。子どもが隣に寝てから、静かにたくさん泣いた。 ある日、もうこの状況をどうにかしなきゃいけないと、何かが思った。 その日から、自分を褒めて褒めて褒めた。限界まで、何かをしていたのだ。子育てや日常に、ゴールや達成はない。ただただ何かを毎日泣くまでしていたのだ。それは、何かの努力や頑張りだ。名もなき日常の頑張りだ。

          あなたがいたから(仮)

          1303文字の短編小説 『三毛猫とハゼ爺』

          三毛猫がハゼ爺と出会ったのは、まだ肩に満月のような丸い模様がなかったころだ。 ハゼ爺は嫌われていた。 昭和から平成、そして、令和と長い間、とにかく嫌われ者だった。 大きくて背が高い櫨の木。それが嫌われ者のハゼ爺だ。 ハゼ爺は独特な訛り話す。ただ訛りが強すぎて、若い者達には分からなかった。分かるものが1人2人と減っていった。 ハゼ爺の訛りを分かる人間は、ほとんどいなくなっていた。 ある日、三毛猫はウロウロと赤い落ち葉道を歩いていた。すると、ぶつぶつと低い声で文句を言っ

          1303文字の短編小説 『三毛猫とハゼ爺』

          多様性を受け入れられない

          671文字の#多様性を考える 多様性、多様化、多様な価値観、多様、多様、多様。とにかく今はあちこちの場面で、多様性の大切さを理解する話題が出てくる。 自分と違う考え、価値観、思いなど、様々な考えがあるから、それを受け入れようと言う。 何回も何回も受け入れようとしたけど、受け入れられないことが沢山あった。 それでも、母として、嫁として、女として、一個人として、その場面場面で、相手を受け入れようとしてきた。 ただ、受け入れられないことは受け入れられない。 嫌いなものは嫌い。嫌な

          多様性を受け入れられない

          未来をど真ん中で担う母

          未来のためにできること。きっと私はこのテーマを担うど真ん中にいる人間だと勝手ながら思っている。仕事は無農薬野菜栽培の巷ではちょっと有名な農家で働いている。農家とはいえど、少し名があるおかげで、沢山の方々とお会いできるため、知識や情報はかなりの量で入ってくる現場ではある。 仕事で、自然保護の視点からも、家庭でできる野菜栽培の方法を広めたりしている。 私個人の好奇心も旺盛な性格も相まって、コオロギ養殖やミツバチ保護活動なども少しかじっている。今、地球の自然が破壊されている事は、

          未来をど真ん中で担う母

          【魔王】犬養と今のルール

          840文字の#ミステリー小説が好き 謎が解けたり、解いていく過程だったり、少し複雑な思惑が入り混じる、読み終わった後に気持ちが暗くなり過ぎないミステリー小説が好きだ。 大体は読んだら、すっきりと詳細は忘れる。あらすじぐらいしか覚えていない。 その中で十数年前に読んだある小説が、なぜか日常生活の中でフッとセリフを思い出したり、小説の状況を重ね合わせたりしてしまうものがある。 伊坂幸太郎の【魔王】だ。 ライトなミステリー小説が好きな人は必ず通る伊坂幸太郎。軽く読めて好きだ。 全部

          【魔王】犬養と今のルール

          行ける時に。

          1118文字の#一度は行きたいあの場所 世界中が突然の未曾有の事態に突入し、今までがどれだけ自由だったのかと思い知ったこの数年。 旅行好きにはなかなか厳しい時代だった。 独身時代をアメリカとオーストラリアで過ごし、在住している頃は、ここぞとばかりに大きな大陸を各都市を旅行し、海外旅行も一度や二度ではなく、十回は超える程色々回った。 子ども頃も親の仕事の関係であちこち旅行した。 主人と結婚の相手に決めた大きな理由の一つは、旅行を組み立てるのがとても上手く、月に二回は、予算が

          行ける時に。

          娘が絵本好きになるまでにした8か条

          1600文字の絵本好きになるまで 一日中本を読む本の虫になるぐらいの絵本好きではなく、遊びの中の一つに絵本を読むことを選ぶぐらいの絵本好きになるまでにした事 ➀赤ちゃんの時は、絵本を噛んだり投げたり、破いたりしても叱らない。 →興味があるから、口や手で触ったりしているので、その時に叱ったり、取り上げてしまうと、絵本がつまらない物になる 赤ちゃんの絵本にビニールコーティングされているのは、口に入れることを想定しているからなので、少しぐらい噛んでもちぎれない。 破けた箇所などは

          娘が絵本好きになるまでにした8か条

          口が悪い夫とコーヒー

          594文字の#やさしさを感じた言葉 なぜ、私はこうも口が悪い夫と結婚してしまったのかと後悔しない日がないぐらい、とにかく下町生まれ育ちの夫は口が悪い。 テーブルにある鍵を取って欲しいとお願いする時に、オイ!鍵!。 私の名前はオイ!でもなければ、お願いする立場の人が【カギ】の単語で言う事でもない。 私はそんな話し方の所で生まれ育ちはしなかった。 そして私の呼び名が私の名前以外であるのを知ったのも夫からだった。 おい、おまえ、てめえ、ババァ、なぁ、舌を鳴らして呼ぶ(もはや言葉

          口が悪い夫とコーヒー