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車シロウトの新車購入記 ep2:3社、5車に絞る

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最終的に絞ったのは3社

人生初のディーラー体験を終えて帰宅した筆者。もともとマツダ狙いとはいえ、まあいろいろ見るのも一興だ。と思ってYouTubeを見たが最後、ほんとうにたっくさんの車種比較動画やら何やらが転がっている。まさに玉石混交、これまでお笑いくらいでしか使ってこなかった自分にとっては非常に新鮮だ。

それらを色々見ながら考えていく。もともとは2人乗りから脱したいという一点だったが、マツダで見たのは「マツダ2」と「CX-30」。前者はコンパクトカーで、後者はSUVに属する。

コンパクトカーであれば、ホンダはフィット、トヨタはヤリスやアクアなどが該当する。日産なら、ノートとか? SUVなら、ホンダはヴェゼルにZR-V、WR-V。トヨタはライズにヤリスクロス、カローラクロスなど。ジャンルを絞ってもこれだけたくさんある。

筆者は何となくトヨタは嫌だったのだが、トヨタ一筋の消息筋に相談したところプッシュが激しいので見に行くことに。仕事をいただくことも多く、クルマ好きから評価が高そうなホンダと合わせて、マツダ含めて3社で競わせることにした。日産は偉い人がクレイジーな出国をするし妙に高いのでスルー。

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ガチハイブリッド、めっちゃ静か

マツダに次いで行ったのは、ホンダ。数あるメーカーの中で選んだのは、車内レイアウトのパターンが豊富で、結構余裕のあるスペース設計をしているから。フィットやヴェゼルは、同じクラスの他社・車と比較して中がかなり広い。

ホンダで目を付けたのはフィットと、この春に登場するWR-V。ただ、後者は発売前で実車を見られないため、とりあえずフィットに。

コスパ良さげな
ホンダ「WR-V」。同社公式サイトより。

マツダでの経験を基に、試乗はディーラーの人も同乗することを学習したため、テンパらないように事前情報をしっかりインプットして、確認したいことを暗記して臨んだところ「じゃ、30分くらい行ってきてください」てな感じで送り出された。

とにかく驚いたのは、その静粛性である。マイルドハイブリッドのCX-30と異なりガチハイブリッドなので、走り出しからものごっつい静か。フロントガラスもバカでかくて視認性もかなり高い。360度モニターも見やすく、普段使いにはまず間違いないと感じた。

一方で気になったのはトランクが若干狭いことと、デザインだ。トランクはコンパクトカーだし広さを求める方が悪い、かつリアシートを倒すことで拡張性もあるので良い。しかし、顔が気に食わない。旧フィットはシュッとしたデザインがまあまあ良いが、新型はポップが過ぎる。顔つきが走行性能にどう影響するのか、まあ空力への影響はあるだろうが普段走る分には変わらないだろう。それなのに見た目一つで抵抗感を覚えるとは、クルマってつくづく不思議なものだと実感する。


フィットの前モデル。出所は同前


現行フィット。出所は同前

ふらっとトヨタへ

ホンダに行った次の日、いちいちディーラーを予約していくリードタイムが面倒なので、予約なしで近所のトヨタへ。目当てはコンパクトカーのアクア、SUVのライズ・ヤリスクロス・カローラクロスだ。

トヨタのコンパクトカーで人気なのはヤリスのイメージがあるが、旅行でいつもレンタカーとして乗っている身からすると、ちょっと後席のスペースが狭いように感じているので除外した。

予約もしていないのでまあ実車があれば見たいなあ、くらいだった。近所のディーラーにあったのは、ヤリスクロスとカローラクロス。ヤリスクロスは、ノーマルヤリスのイメージから狭い印象があったが、意外に広い。カローラクロスはなおさらでかい。そして、見ていると乗りたくなるのが人情ってもんだ。頼んだところ二つ返事でOKしてもらった。

まず、ヤリスクロス。非常に静かで、ペダルを離してもブレーキがかかる「オートブレーキホールド」から走り出しがめちゃくちゃスムーズだ。車体も結構コンパクト。でありながら車内スペースに余裕がある。非常によい。

次がカローラクロス。トヨタを代表するブランドから出たSUVであり、もちろん車内は広いし、走っているときの剛性っていうんですか? 安心感もよい。トランクもでかい。ただ、オートブレーキホールドからの走り出しがぎこちないような。

なに、意外といいじゃん、トヨタ。面食らったよ。試乗後の商談を軽くいなして、帰路についた。この時点で候補は、ホンダのフィット、トヨタのヤリスクロス、カローラクロス、大本命のマツダからはマツダ2とCX-30、計5台に絞られた。はてどうしよう。今回はここまで。


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