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続報、お雛様を出した

決意が揺らがないようにと「久しぶりにお雛様を出したい旨」を前回のnoteに書いたが、その日は思いの外早く来て、もう既に2週間程毎日愛でている。
明日は三月三日。
間に合った。


ひとつひとつ箱を開けながら懐かしい空気を吸った。
箱の隙間を埋めた古新聞から、最後に片付けたのが2002年春だったことが見て取れた。母が亡くなって以来手付かずだったので10年以上触れてはいないとわかってはいたが、なんと実に20年も経っていた。

そして、母のものであろう髪の毛一本が紛れ込んでいた。
はらり…と人形の上にね。


お人形の箱を開け進めていくと、娘も出し入れを手伝ったであろう痕跡もあった。

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三月三日その日を機に片付けないと女の子は…と言われていたりするが、娘には自由に自分が主人公の人生を生きてほしいのと、せっかくのお雛様なのでもうしばらくは見ていたいと思うところもあって、すぐに片付けるつもりはない。

トップ見出しにあげた写真がそれなのだが、元々は私が生まれた時のものなのでかなりの年代物。
振袖同様、娘に受け継いでもらえればと思っている。

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