蛍火の術から学ぶ「誤った正解」の危険性:現代社会における情報リテラシーの重要性【忍者の技と知恵 #348】
情報化社会の現代、SNSやネットニュースなど大量の情報に囲まれていますが、中には偽情報や誤報も混ざっていることがあります。
敵軍に頭のいい軍師がいるとき、忍者は敵軍師と自国が内通している偽の手紙を作って送り、軍師を陥れる謀略を仕掛けます。これを忍術では「蛍火の術」といいます。味方内に敵忍者が潜んでいたり、敵軍師の親戚や友人が味方内にいれば、この人たちに敵軍師を陥れる偽情報を流して敵国に話を届けます。
この謀略は”敵軍師と自国が繋がっている”ことで敵の疑心暗鬼に火をつけます。もともと持っている不安感に現実的な動きを見せることで、想像と事象がイコールでつながり、誤った結論(敵軍師は裏切った)につながるのです。誤った正解を導く罠に注意して気づくことが重要です。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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