現代版忍び六具を持って、自由な行動を手に入れる

前回、忍者の道具に学ぶ、自由に行動するための持ち物選びについて書きました。今回はその続編ということで、現代版の忍び六具を考えてみます。

「忍者の道具に学ぶ、自由に行動するための持ち物選び」
https://note.mu/kiyo_design/n/n3e4221ec13ad?magazine_key=m4eefe7c550cf
目次
・現代版忍び六具
・デジタル忍び二具
・どこでも、どんな時でも自由に行動できる
・とにかく動いて、体験、発見!

現代版忍び六具

前回、忍び六具の説明をしましたが、こんな道具は江戸時代こそ意味あれ、今ではただのガラクタです。そこで、現代版忍び六具として何かないか?考えてみようと思います。

忍び六具は言わば「6種のトラベルグッズ」です。どこでも自由に行動できるようになるための、必要最低限の道具として代用品を考えてみます。

忍び六具:編笠、手ぬぐい、薬、鉤縄、打ち竹、石筆/矢立

・フード付きのパーカー
編笠の代用品として、顔を隠すためにフードのついた上着が良いと思います。雨対策として防水や撥水だとなお良し。フードのついたタクティカルジャケットでもいいと思います。

・タオル
手ぬぐいの現代版はタオルです。長さは手ぬぐいと同じで90cmほどのものが良いと思います。

が、タオルは畳んでも厚みがあり邪魔になるし、自由に破くことができない欠点があるので、昔と同じ三尺手ぬぐいを持ち歩くのをオススメします。

・薬
薬局で売っている市販の常備薬を持ち歩けばいいでしょう。メンソレータム、ベンザブロック、キャベジン、正露丸など必要に応じて選びましょう。プラスしてバンドエイドもあると便利だと思います。

・登山用ロープ/カラビナ
鉤縄の現代版は、登山に使うロープとカラビナがいいと思います。また、アウトドア用品でフックのついたものもあります。

・オイルライター(またはモバイルバッテリー)
打ち竹の代用品は、オイルライターです。火をつけるならライターでもいいのですが、オイルライターの方がいざという時に照明代わりにもなるのでいいと思います。

・ボールペン(またはスマートフォン)
石筆/矢立の現代版はボールペンです。濡れた紙にも書けるようなペンとして、「uni power tank」や「pilot ダウンフォースR」あたりがベストでしょう。

デジタル忍び二具

・モバイルバッテリー(←打ち竹)

現代でわざわざ火を使うことはほとんどありません。火は当時最高のエネルギーだったから必要なまでです。現代のエネルギーといえば電気です。そこで、打ち竹の現代版としてモバイルバッテリーを提案します。

スマホの充電が無くなるのは、江戸時代の人の火が無くなるのと同じくらい怖いことな気もします。

・スマートフォン(←石筆/矢立)

記録なら、字を書かなくてもスマホに打ち込むか、ボイスメモに残すかできます。また写真や動画も撮れる点が強いです。ということで、石筆の現代版としてスマートフォンを提案します。

しかし、ペンで記録するいい点もあります。直感的に図や絵を描ける。書くのがめんどくさいので必要なことしか書かない。他の人に渡すことができる。バッテリーがいらない。などです。

どこでも、どんな時でも自由に行動できる

「現代版忍び六具のくせに、現代にはいらないんじゃないか?」というアイテムも多数あると思います。しかし、忍者はどんな状況下でも生き延びる必要があります。

普通に生活していても、キャンプに出かけても、災害にあったとしても、いつもと同じように自由に行動できることが今を生きる人にとっても重要です。

その点から、現代版の忍び六具を考えてみました。

とにかく動いて、体験、発見!

現代版忍び六具があれば、どんな時でも自由に動くことができます。雨の中はフード付きパーカーで乗り越え、怪我をしたら薬とタオルで応急手当てができ、大変な道のりでも登山ロープを駆使して移動できます。

こんな風に、常に行動して、その体験を通して今まで知らなかった新しい発見を得ることができます。

デザイナーやアーティストなどのクリエイターは、常に忍び六具を持ち歩き、いろんな体験にぶつかっていけば、面白いアイデアを生み出せると僕は思います。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home