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KPIの数字の裏側を考える

KPIの数字をただ追い続ける毎日を送っていませんか?KPIの果たす役割は何なのか。プロダクトの問題点を発掘し、マーケッターやデザイナ、エンジニアが1つになって改善をしていく上で、KPIの表面上の数字を見るのではなく数字の裏側を考える重要性について話したいと思います。

1、そもそもKPIとは?
そもそもKPIとはその会社のミッションやなりたい姿、プロダクトの提供したいサービス理念であるKGIを達成するためにKGIを細分化してより達成したかをわかりやすくするために定量的な数字で表しているものが一般的だとおもいます。

サービスの運営に関わる人たちは毎日この予算に対するKPIをおってテストや分析、改善をしています。僕もその一人です。

2、数字を達成すればKPIの達成?
毎日数字の進捗を見て、トレンド比較や日別、週別、月別で分析を行い、サイトの改善をし組数やCVRの予算達成を目指す。これで果たしてKPIの達成になっているか?という質問に対して、答えは「ノー」という人もいれば「イェス」の人もいるでしょう。
ただ、僕個人の意見として、社内や世間でいいプロダクトやサービスを生み出している人で数字だけを見ている人は限りなく0だと思います。
本気でサービスを考える人は必ず、「背景」を考えていると感じます。例えば、結婚式場紹介サービスにおいては、予約数、来館数や成約数などをKPIに設定します。来館数を増やすという目的を追い求めた場合、ユーザが式場を徘徊し続けることになり結局「めんどくさい」「わからない」という理由で目的である結婚式に辿りつけない。式場側からも信頼を得ることができないということになってしまいます。
結果として、サービスがクローズしてしまいます。

3、KPIの数字の裏側を考える
KPIを使ってサービス理念を達成するために2つ忘れてはいけないこと。
なぜそのKPIが設定されているのかを考える
他のKPIとのバランスを考える
この2つに共通することとして、「作業者にならない」ということが言えます。指示された予算やKPIをただ夢中に追いかけ続けるのではなく、なぜこの数字なのか、今サービスがそんな状況でどの部分を改善するために自分はこのKPIを達成しなければならないのか。
これらのことをチーム全員が考えて主体的に動くことで、今よりももっと生産性が上がり、サービスの改善スピード、つまりPDCAのスピードが何十倍にもなると思います。

4、さいごに
さいごに、僕はデザイナーとして普段からサービスに関わっていますが、サービスのUXの部分はデザイナーの仕事ではなく、サービスに関わるすべての人間のミッションだと思います。
その一歩として今回のKPIの話は当たり前のようで、案外忘れてしまっている部分だと感じるので記事として書いてみました。

さいごまで読んでいただきありがとうございます〜
またゆるく更新していきます〜

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