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片桐愛羅@池袋のホテル

例えば「ベティブルー」のベアトリス・ダルのように。例えば「愛の嵐」のシャーロット・ランプリングのように。エロスは常に下世話な消耗品ではなく、時に作品を美しく彩る華となる。

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なんて言うとかっこいいけど、そもそも僕がそういうの撮る必要あるかな、というのはずっと引っかかっていた。僕の目指す方向性においてモデルが服を脱ぐ必要は無い。そう考えていたからなかなか踏み出せなかった。

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何かきっかけがあったわけではない。ただずっと前から思っていた。もしそういう写真を撮ると決めたなら、最初に撮るのは愛羅ちゃん以外に考えられないだろうと。

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まだうまく言葉にできないけど、ほんの少しだけ分かったような気がした。彼女たちがなぜカメラの前で服を脱ぐことを厭わないのか。ほんの少しだけね。

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服を脱いだ女性を撮りたいという男側の心理はさほど理解が難しいことではない。服を脱いだ姿を撮られたいという女性側の心理がよくわからなかった。そしてそれが分からない以上、モデルとカメラマンが同じビジョンを共有するのは難しい気がした。

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ファインダーを覗きながら「あ、なんか新しい扉が開いたかも」という感覚を得た。未知の「美しさ」と出会ったような気がした。

それもこれも愛羅ちゃんのおかげだ。今回もブログを書いてくれた。

愛羅ちゃん、ありがとう!

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