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チェンナイの市民プール

連日蒸し暑い日が続き、プール日和の南インド。
チェンナイに来てから初めて、プールに行ってみた。

場所はマリーナビーチ沿いにある市民プール。
1時間50ルピー(約80円)で、1時間ごとに入場者を入れ替える。

入場時刻の直前に行くとすごい人だかりで、客層はほとんどが10〜30代の男性だった。
女性は一人もいなかったが、午前中に1時間だけ女性オンリーの時間がある。
並んでいる人の中には、なぜかすでに全身ずぶ濡れの少年もいた。
恐らく海で泳いでいたのだろう。

時間になって門が開くと、なだれるように入場。
プールはかなり広く、50m×20mはありそうな感じだ。

みんなパンツ一丁になって、我先にとプールに飛び込む。
シャワーなんか浴びないし、水着を着用している人は一人もいない。
水は少し濁っているが、入るのを躊躇うほどではない。

ざっと見た感じ、外国人らしき人はぼくしかおらず、プールに浸かっているのは南インドの暑苦しい青年ばかりだ。
かなり濃い空間である。

特にレーンがあるわけではないので、しっかり泳ぐことはできない。
そもそも泳いでいる人はほとんどいなくて、水の中で追いかけっこをしたり、仲間同士で水を掛け合ったりしている。
小学校のプールの授業の自由時間みたいで微笑ましい。

チェンナイの青年の裸体をここまで大量に見たのは初めてのことだったが、ちゃんと鍛えていると思われる体の人が多い。
肉付きのいい人でも、背筋の凹凸がしっかりしていたり、胸筋がしっかり張っていたりする。
チェンナイにはフィットネスジムがたくさんあるし、インド映画のスターも筋骨隆々とした人が多いので、フィットネス文化が根付いているのだろう。

入れ替え時刻の10分ほど前に、火災報知器のような大音量のベルが鳴り響いて終了。
ライフガードが細長い棒を振り回して、プールから人を追い出していく。
なかなか荒っぽい。

プールから上がった人たちは、濡れたパンツにそのままズボンを履いて帰っていく。




以上、チェンナイの市民プールの紹介でした。
1時間50ルピーという破格で、豪快で面白い体験ができた。
利用者はほぼ100%地元の青年たちで、外国人が行くとかなり浮くが、特に治安が悪い感じはなかった。
ここは完全にレジャー用のプールだったので、今度はちゃんと泳げるようなプールを探したい。

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