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【誰でもわかる!】額縁・額装

こんにちは、清世です。
制作過程を投稿予定でしたが、その前に額装・額縁の話をしたほうがもっと楽しんでもらえるかなと思ったので今回は額縁の話をします。

やや専門的な内容を書くときは「小学生が読んでも大体わかる」をモットーにしているので、ちょっとした知識付けに楽しんで頂けたら幸いです。


1.なんで額縁に入れるの?

ところでみなさん、額縁って気にしたことはありますか?
「壁を飾る」こともあんまりないでしょうか。
おうちに何もなかったら、会社の応接室やカフェの壁を見てみましょう。
絵や写真は、ほとんど額縁に入っています。


では、どうして多くの作品は額縁に入っていると思いますか?

しんきんぐたいむ!



額縁の役割は大きく分けて2つあります。

ひとつめは、作品の保護です。作品を飾るのはほとんど室内です。
ほこりや日差しから作品を守るためにあります。

ふたつめは、作品をより魅力的にすること
作品に締まりが出て、魅力を引き立たせるのも額縁の役割です。


2.額縁ってどんな種類があるの?

さて、額縁・額装といっても色々あります。
わたしががんばって作った下の図を見てみましょう。

🐈

もちろん他にもたくさん種類はありますが、ざっくりわけるとこのように、厚みによって額装の仕方が変わります。
写真やポストカードは厚みが薄いので、図の左側パターンで額装することが多いです。

今回はたくさんの種類の中から、現在のわたしの作風に合わせて図の左下「額+マット装」(以降、水彩額)について見ていきますね。


3.水彩額のパーツを見てみよう

では実際に、厚みの薄いものを入れる額縁=水彩額を開けてみましょう

作品をいれていない状態

中はこんなものが入っています

【はいっているもの】
①額縁/フレーム
②アクリル板またはガラス板
③マット
ーここに作品をいれるー
④厚み調整材
⑤裏板

「マット」は、1.5~2mmほどの厚紙にきれいな紙を貼って、作品に合わせて内側をくり抜いてつくる敷物です。内側の空きは「窓」と呼ばれます。

役割は額縁と同じですが、マットには「作品が額縁とアクリル(ガラス)板に直接触れないようにする」という重要な役割もあります。

ちなみにわたしは額縁も好きですが、マット選びも好きです。
マットも色や素材が色々あって、凝りだすとキリがありません

4.コーデ例

そんな額縁とマットですが、どのくらい印象が変わるか試してみましょう。

先日投稿したこちらを額装します

このままだとペラッペラです。
大切な一枚が破れちゃう
額縁はこれ!
どちらにしたかはおたのしみ

いかがでしょうか?
額縁ある・なしの他、額縁は同じでもマットの色を変えるだけでがらっと印象が変わるのがわかりますね。


5.額装と結び

今回は額縁・額装についてサクッとお話をしました。

額装すると作品に締まりが出るし、綺麗に見えます。
ご依頼品の場合はご依頼主の環境に合わせていただくので額無しのほうが多いですが、基本的にオーダーでないものは自分で額縁を選びます。

言いたいことは、自分で言う。
伝えたいことのために伝わるものを自分で選ぶという感覚です。

次回はこの記事を踏まえた記事にします。
また読んでいただけたら嬉しいです。

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