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【アルバイト・パート必見!】時給を上げる方法

Q.「私はアルバイトだから(なのに)」と言ってしまったことはありますか?

もしこのような発言を日ごろから口にしている方は要注意です。
残念ながら、このような発言を常日頃からする方の時給は上がらない可能性が高いです。
もし上がっていたとしても、店長はあなたに対して良い感情は持っていないかもしれません。

そういった方々のために、今回の記事では良好な関係を保ちつつ時給を上げる方法を紹介します。

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■ 店長はアルバイトの給料を上げることを怖がっている

まずは店長の気持ちを理解するところから始めましょう。
店長はアルバイトの時給を上げることを多かれ少なかれ警戒しています。

なぜなら、アルバイトを多用する職場は多くの場合、「労働集約型」の業界だからです。
労働集約型の業界とは、簡単に言うと売上を上げるためには個人の能力よりも労働力の多寡が重要となる業界を指します。
例えば飲食や小売、サービス業などはこれに当てはまります。
超ベテランの方が1台でレジ打ちをするより、2人でレジを打った方が圧倒的に早いですよね。
そうすると、「作業が早い」というプレイヤー能力では利益に差が付きにくいです。

そして、労働集約型の業界では人件費が経費の多くを占めることから、店長は常に「人件費をいかに抑えるか」ということに頭を悩ませています。
しかも、時給は一度上げると下げることが難しいことからより慎重になっています。

これらの事情から、店長は時給を上げることを怖がっています。

■ オーナーシップを持って働こう

オーナーシップとは、与えられた仕事をただ受動的にこなすのではなく、自分がオーナーになった気持ちで能動的に課題を見つけて働く姿勢のことです。
このオーナーシップを持っている人材はとても重宝されます。

例えばGAFAの一角、アマゾンではオーナーシップを重要視しており、「これは私の仕事ではない」という人は決して昇進できないそうです。

常にオーナー=経営者目線で仕事が出来る人材は会社にとって非常に有益であると言えるでしょう。
一方、冒頭で上げたような「私はアルバイトだから」という姿勢は、オーナーシップとは真逆の姿勢であると言えます。

■ なぜオーナーシップを持って働くと時給が上がるか

理由は心理的な作用と利益的観点の2つに大別されます。

・心理的作用
店舗規模にもよりますが、店長には経営者目線を共有する味方が少ないです。
そういった意味で、多くの場合店長は孤独です。
例えば、人件費を管理すべくシフトを削ったり、作業効率を上げるべく難しい指示を出したりするときに従業員と対立構造になってしまうことがあります。

そんな時、経営者目線を理解しているパート・アルバイト従業員の存在は何にも代え難く思います。
あなたがもしそういった立場にあるとすれば、店長があなたの時給をあげることに対する心理的障壁はかなり緩和されるでしょう。

・利益的観点
会社においてある人の給料が上がるときは、その人が頑張ったからではなくその人が利益を生み出したからです。
つい忘れがちですが、これはパート・アルバイト従業員に対しても同じです。

さきほど、労働集約型の業界については個人の能力差により利益に差が生じにくいと書きました。
しかしそれはプレイヤーとしての話で、経営者目線をもった管理者に対しては別です。
労働集約型の業界といっても管理者はとても重要です。
むしろ労働集約型であるからこそ管理が重要になってきます。
管理は利益に直結します。
そして管理は重要なのですが、多くの場合、店長一人ではとても管理しきれず手に余ってしまいます。
そこであなたの出番です。
管理と言っても何も副店長を目指そうなどといった話ではありません。
店長の手の届かないちょっとしたところの管理を手伝ってあげるだけでいいのです。
例えば、必要な帳票類がしっかり記入されているかを確認したり、食材の期限が切れていないかを毎回チェックしたり等の小さいことで大丈夫です。
小さいけれども確実で率先した管理をすれば、それは確実な利益に繋がります。
あなたがもし小さな管理者になれれば、あなたはただのプレイヤーよりは多くのお金を生み出すことでしょう。

以上2点から、オーナーシップを持って働く人の時給は上がり易いです。

■ 順番に注意

× この仕事をこれからやるので給料上げてください
○ この仕事をしっかりやっているので昇給を考えてください


あなたがオーナーシップを持って働けば時給は上がる可能性が高いです。
しかし、その場合でも順番には注意が必要です。
仕事をする→給料が上がるというのが正しい順番です。
給料が上がる→仕事をするという順番はうまくいかない可能性が高いです。

これはあなたが言われる立場に立ってみるとわかると思います。
まだその仕事が出来るか出来ないか分からない人からお金を請求されたらすんなりとは了承できないですよね。
しかも時給は一度上げると中々下げられないので、そういったことを考えると尚更です。

よって、必ず先に価値を提供してから時給交渉を行いましょう。

■ まとめ

・店長は時給を上げることを怖がっている

・時給を上げるにはオーナーシップを持って働くこと

・ただし価値提供が先、交渉は後という順番を守ること

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