KJ@ブラックバス

薄毛、童貞、コミュ障、運動音痴、歌下手、・・・。 僕はかつて数えきれないほどのコンプレ…

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薄毛、童貞、コミュ障、運動音痴、歌下手、・・・。 僕はかつて数えきれないほどのコンプレックスを抱えており、バレないよう必死に隠し、多くの失敗をしながら克服してきました。 そんな失敗だらけの人生の中で、クスッと笑えたり心が温かくなる "KJエッセイ"、是非楽しんで読んでください。

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  • KJエッセイ(上) ~黒歴史の章~

    僕の半生を綴ったKJエッセイ100本のうち、前半50本をまとめています。 最初の3記事のみ全文無料で読むことができます。

  • KJエッセイ(下) ~赤っ恥の章~

    僕の半生を綴ったKJエッセイ100本のうち、後半50本をまとめています。 最初の3記事のみ全文無料で読むことができます。

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書籍出版と、note無料公開終了のお知らせ

書籍出版のお知らせ僕のエッセイを読んで応援いただいている皆様、いつも本当にありがとうございます。 2023年11月18日(土)に、僕が執筆してきた100本のエッセイが2冊の本になってAmazonで発売されます。 紙の本は印刷代の関係で少し高いですが、電子書籍なら1冊500円なので、是非読んでいただけると嬉しいです(^^♪ note無料公開終了のお知らせ書籍出版にあたり、同じ内容がnoteで無料公開されていると購入いただいた方に失礼かと思い、noteの記事を有料にさせてい

    • 思秋期②

      みんな、30代をナメすぎだ。 学校の家庭科の授業や、会社の "ライフプラン研修" に記載されている内容では、20代前半で就職してから65歳まで1本の矢印が伸びているだけだ。 その矢印の間に、結婚・出産・子育て・マイホーム購入等のイベントが記載されているが、それに関係する苦悩は一切描かれない。 30代は、

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      • コンティニュー

         ※ この話は、前回のエッセイ「ノックアウト」の続きです。

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        • ノックアウト

          30歳の春、公園を歩いていると、腰を曲げて辛そうな姿勢で歩いているおじいちゃんがいた。 これまでの僕なら、「大変だな」と感じるか、気にも留めなかったはずなのに、30歳の春の僕は

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        • KJエッセイ(上) ~黒歴史の章~
          50本
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          50本

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          破壊力

          僕の新入社員時代の指導係のホリさんは、かなり厳しい人だった。 僕が働いていた会社では、新入社員は仕事の目標と振り返りを毎月レポートにして指導係に添削してもらうのだが、僕が書いた文章は数え切れないぐらいホリさんにダメ出しされた。 大学時代、バイトとサークル活動ばかりで僕はほとんど勉強していなかったため、おそらく社会人の世界だと僕の文章はとても低レベルだったのだろう。 指導してもらっても突然僕の文章が上手くなることなどなかったが、それでもホリさんの毎月の指導に妥協は一切無か

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          笑わない男

          僕は18歳から10年間、正月を家族と過ごしたことがなかった。 だが、当時の僕の環境ではこれは普通のことだ。 スキーをしている大学生は、年末年始こそが練習時であり、雪山で新年を迎えるのが当たり前なのだ。 そして、僕がアシスタントをしていたスキー学校では、年末年始には毎年激しい飲み会が開催されていた。 その飲み会では、色んな人からの差し入れで焼酎や日本酒の一升瓶が並び、後輩たちは先輩やスキー学校の先生に勧められるままにお酒を飲まなければならない。 中でも、"ゆく年" と

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          右大胸筋のアンディと、左大胸筋のフランク

          僕は20代半ばの頃、自分の大胸筋を触ってほしくて仕方がなかった。 細身だし筋トレ歴も浅いので大した筋肉はないのだが、ベンチプレスで大胸筋を鍛えるのが楽しくて、鍛えた成果を見せつけたかったのである。 僕はこれまで陸上競技にスキーと、下半身を中心としたスポーツしかしてこなかったため、あまり上半身を鍛えたことがなかった。 しかし、職場に100kg以上のベンチプレスでトレーニングしている筋トレガチ勢の "ソウさん" という先輩がいたため、ソウさんにジムでのトレーニングを教えても

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          制約の多い無宗教

          僕は、鳥居をくぐることが出来ない。 それだけでなく、初詣に行けないし、おみくじも引けないし、神様に関係するような行為は禁じられているのだ。 つまり、僕が何の宗教を信仰しているのかというと、

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          平和(ピンフ)

          麻雀の面白いと思うところは、牌そのものには優劣がなく、平等であることだ。 これがトランプだと異なり、手札にジョーカーが1枚残っているだけで敗北が決定してしまうような理不尽なゲームもある。 そして、こういった理不尽は、テーブルゲーム上だけの話ではない。 僕が中学3年生の頃、

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          既婚者への敵対心

          最近あまり、エッセイに息子のことを書かないようにしている。 なんだか、そろそろ独身時代の自分に怒られてしまいそうな気がして、書いてはいけない気がするのだ。 独身時代は、結婚や子育てについて語る既婚者があまり好きではなかった。

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          既婚者への敵対心

          バグズキッチン

          義理の母に  「ケーキを買ってくるけど、KJさんはどんなケーキが食べたい?」 と聞かれ、  「僕が食べたことがないような、珍しいケーキでお願いします!」 と答えてしまい、困らせてしまった。 これは、何も義理の母に僕のセンスを見せつけようとしたわけではなく、

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          デジャヴ

          目を開けて病院のベッドに居ることに気づくと、  「あ、またやっちゃったか・・・」 と思う。 これが創作物の話であれば、異世界転生や死に戻りを示す出来事なのであろうが、残念ながらそんなSFじみた話ではない。 最近ようやく完治したが、僕は高校生ぐらいから

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          仲良くなりたい人

          働かないオジさんとは仲良くなれない。 新入社員の頃、60歳間近のおじいちゃんは、仕事を任されても  「そんなもん、ワシに出来るわけないやろ。」 と断り、夜間工事の立ち会いでお客さんのオフィスを訪れたときには、お客さんが見ていないとはいえ勤務中に床に横になって熟睡していた。 僕は、オジさんではなく若手社員と仲良くなろうと思った。 僕が20代半ばの頃、"コウ君" という入社2年目の社員の指導係になった。 当時の僕は、

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          思秋期

          性欲の低下が止まらない。 いや、性欲の低下自体は20代半ば頃から自覚はあった。 しかし、それまでは  「低下していっているな」 とは感じていても、弱まっただけであり性欲は全然あった。 数年前に妊娠中の妻に、  「1人で処理したりしてるの?」 と聞かれたときには、

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          旦那の愚痴ショータイム

          愚痴は、聞く人を不快にさせるので口にしない方がいい。 これが僕の中の常識であり、愚痴が溜まり過ぎたときには罪悪感を抱きながら友人に聞いてもらっていたのだが、この常識が覆る事件が起こった。 僕は時々、地域の児童館へ2歳の息子を連れて行って遊ばせている。 その日は児童館へ来ている人が少なく、僕以外には子供を連れたママさんが2人いるだけだった。 そのうち1人のママさんが職員の人と話し始めたのだが、会話の内容が

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          旦那の愚痴ショータイム

          家事のワガママ

          "多様性" や "女性の社会進出" や "共働き" という言葉が当たり前に使われる時代になった。 現在の風潮であれば、これらの風潮に否を唱えるような持論は炎上の対象であり、反対意見を口にすることは簡単ではない。 しかし、そんな風潮に抗う "タマ君" という後輩がいた。 タマ君は、既婚者であり幼い子供がいる。 奥さんは同じ会社内の女性であり、子供が出来てからも産休・育休をとって現在の会社で働き続けている共働き世帯だ。 しかし、仕事面・金銭面ではこれだけ安泰なタマ君夫婦

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