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テキトーでいい

歩いていたら、セミが左腕に飛んできた。瞬間、あわてて引き返し、最寄りの木に戻った。ぼくの腕は日焼けしてるので木と間違えてとまろうとしたのか、あるいはセミ仲間と勘違いしたに違いない。

いったん帰宅したのだが、科学者として、実験したくなった。

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また同じ場所へわざわざ出かけ、再現性があるか・・・つまり、またセミが飛んでくるか、しばらく立ってた。5分・・・10分・・・何も起こらなかった。蚊に食われただけだった。こういうしょーもないこと、一所懸命やってます。

さて;

風邪は病気というより、治療である。野口晴哉先生。

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その通りだと思う。

経営も同じで、何かトラブルが起こる。これって、治療なんですね。弱いところを教えてくれる。たとえば、受注が少ない。売ってるものに魅力がないか、売り方に魅力がないか、あるいはその両方か。見直しましょう、という治療。

社内でもめごとが多い。これは理が勝ってる証拠で、理屈が多いと角が立つ。それでなぜ理屈が多くなるかというと笑顔が少なくなってるから。

恋は微笑みで始まり、言い訳で終わる。

笑顔は作ろうとしてできるものではなくて、やっぱりみんなが一つの方向を見定め「さあ、一緒にがんばりましょう、あの山登りましょう!」となるのはリーダーの魅力に惹かれて、とか、この仲間で一緒に頂点目指したい、という、情緒的、感情的、つまり首から下の部分が動力。ところが、何かの事情で「やること」が目的化してしまい、「理」だけが大手を振るうようになると角が立つんだよね。テレワークのオンラインミーティングがこれで、どうしても理ばかりが優先される。

「なんとなーくそう感じる」

「理由はないんですけど、違う気がする」

なんてのをオンラインミーティングでいうと却下されるよね(笑)

でもね、JOYWOWではそこを大事にしてる。「なんか違う気がする」と思ったら、進めない。いったん保留にする。そのうち、やがて忘れてしまうんだけど(笑)

ぼくは会社員時代副業でグロービス講師やらせてもらってたのでMBA的アプローチをよく知ってるつもりなんだけど、MBAは「分析して、処方箋を書く」。いわゆる西洋医学的アプローチ。でも、それだけでは理が勝ち過ぎて、うまくいかないことも多い。むしろほわっとした部分、人間の感情の部分、それを大事にしたい。

この一年半、世の中全体が清潔にしてるよね。手洗い、うがい、マスク、除菌スプレーしゅっしゅっ・・・でも、あまりやり過ぎると、人間が本来持ってる1000兆もの体内菌が活躍できなくなる。それと同じで、経営にも、あまり透き通った理が勝ち過ぎると、人間そのものが死んでしまう。

結論。テキトーでいい(笑) テキトーに、楽しく、やりましょう。

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