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西が忙しくなるころには

夜明け 

西の空はヒマだ。

東は太陽を昇らせたり、盛り上げたり、いろいろあるが、西は夕方までやることない。

人も、西はあまり見ない。

見てみた。今朝 ついさっき。

ピンクで、美しい。画像修正してない。

左手前
ぽつんとあるのは置いてきぼりか
うっかり忘れたか

遥か対角線奥、中央公会堂の威厳との対比が面白い。

高村光太郎の詩を連想した。

火星が出てゐる

要するにどうすればいいか、といふ問は、
折角たどった思索の道を初にかへす。
要するにどうでもいいのか。
否、否、無限大に否。
待つがいい、さうして第一の力を以て、
そんな問に急ぐお前の弱さを滅ぼすがいい。
予約された結果を思ふのは卑しい。
正しい原因に生きる事、
それのみが浄い。
お前の心を更にゆすぶり返す為には、
もう一度頭を高くあげて、
この寝静まった暗い駒込台の真上に光る
あの大きな、まつかな星を見るがいい。

火星が出てゐる 高村光太郎

「予約された結果」というのは安心、保険、担保だ。

こうすれば、こうなる

人はつい、これを望んでしまう。

昨日から、DVDの再生で苦労している。

「要するにどうすればいいか」という問いに答えようとしている(笑)

あれこれ、人に相談したり。

正しい原因に生きる

ふと思った。これの「正しい原因」って何だ?
そもそも、これは何のためにやりたいことだったんだろう。

待ってみようと思う。

そうすれば、西が忙しくなるころには、何かが見えてくるでしょう。

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