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終わった後にくだらなかったと笑い飛ばせるような楽しい旅がしたい

『葬送のフリーレン』

旅のお話。フリーランスの人生と重ねて観てる。

フリーレンはエルフ(魔法使い)、人間とは寿命が違う。長い。1000年前のエピソードなんかも持ってる。なので、人間からすると時間との向き合い方がゆったりして見える。
「フリーレン、また時間のむだづかいしてる」
「特に用件あるわけじゃなし・・・」フリーレン。

そう。フリーランスのしごとも同じだ。
もちろん納期はある。スケジュールもある。資金繰りもある。

ただ、「特に用件あるわけじゃなし・・・」くらいでちょうどいい。

フリーレン、用件ないわけじゃない。
敵を倒す、とか、海辺を掃除するとか中には出てくる。

だけど、それが旅の目的じゃない。

フリーランスも同じ。

納期や納品、スケジュール、資金繰りが目的ではない。

では何が目的かというと、「人間をもっと良く知りたい」というフリーレンと同じ。

思えば、ただぼんやりしてるだけでも、あちこちにおもしろが転がってる。

昨日、紅白の録画早送りしたりして観た。けん玉のシーンをもう一度ゆっくり見ると、やはり16番が落としてる。成功するより落とすほうがよほど面白い。

近所の商いに向いてない店がまたポンコツ始めた。

ランチに天丼出すようになった。価格は1,800円。

ここにこの店のセンスのなさが出てる。

タワマン目の前だから、市場を独占しているのと同じだ。ランチ天丼はその市場、特にタワマン奥さまがた向けに「お試し」として用意するものだろう。夜は一人8,000円で気合要る価格なんだから、「ランチで美味しかったら、夜来てね」。しかも卵とじにしてる。天丼はからっと揚がったのが美味しいに決まってる。

500円で「お試し」にする

発想がない。
だから面白い。

運転資金がいつまでもつか、の話になってる。商いのセンスというものは決定的に先天であり、あのおやじが今後起死回生のホームラン打つことはない。

でもこの「商い向いてないおやじ」にとってもこれは旅であり、楽しんでいればそれでいいわけだ。結果資金ショートで店じまいになったとしても、大事なのは旅の過程。

フリーランスとフリーレン、言葉も似てるね(笑)

大事なのは「葬送」のとき。

「終わる」とき。どんな気分か。

勇者ヒンメルの言葉(EP-6 11:30あたり)。

「(アイゼンに)つらく、苦しい旅がしたいのかい? ぼくは、終わった後にくだらなかったと笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいんだ」

いつ終わる
かなんてわからない。

今日かもしれない。
10年先かもしれない。

でも、Carpe diem(カルペ・ディエム)、「今日の花を愛で」、瞬間瞬間を楽しむこころのあり方やってたら、笑い飛ばせる楽しい旅になる。

せっかく歩くなら。

さて、最後、『シンプソンズ』で教えてもらったクイズを。

シーズン9 EP-3 「リサは天才? 凡人?」より

WHAT? の指しているところには、何がきますか?

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