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彼女はそのまま寝入ってしまった

今日は五山送り火の日。

大学入って最初の夏。

高校同級生が京都に集まった。N君が京都の大学に入学し、下宿の窓から「大」の文字が良く見えるよ、ということで。

N君か誰かが気を利かせ、高校時代つきあっていたけど、お互い違う大学に入ってから、なんとなくうやむやになってた彼女にも声かけてくれた。彼女、来た。

夜、N君の部屋で飲んだり食べたりしながら、送り火眺めて。一段落した感じになったその時、N君が「ちょっとタバコ買いに行くわ」これを合図に、ほかのメンバーも「あ、だったらオレも」「オレも」と、ぼくと彼女を残して全員出ていった。

気を遣ってくれたんだよね。

ところが、ぼくは「本当に」「真剣に」みんながタバコ買いに出かけたものと思ってた。ど天然だから。

彼女と二人っきり。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

特に話はない。

隣のテレビの音が漏れて
彼女「夫婦でドンピシャやってる(笑)」

このテーマソングに合わせて彼女は歌い出した。
音楽やってる人だから、うまくてね。

それをきっかけに何か音楽系の話でもすればいいものを、その時読んでた丸山眞男『現代政治の思想と行動』で感動した論文「現実主義の陥穽」について熱を帯びて話し出した。

彼女ふんふんしてたけど、やがてあくび。

こっくりしだして。
ぼくたちは肩並べ壁にもたれ座ってた。
首をぼくの肩にくっつけ、寝てしまった。
目のそばに、彼女の顔。

誰も帰ってこない。
夜は更け、電車もなくなるかもしれない。

話は変わる。

今朝、大きな発見した。

JOYWOWの口座は三菱UFJ銀行逗子支店にある。給与振込するにあたり、同じ支店のほうが手数料安くなるだろうと、逗子支店に阪本個人口座を開設した。
給料日、JOYWOW口座から阪本口座へお金が動く。

・・・ところが実際は、同じ三菱UFJ銀行逗子支店内で移動するだけで、三菱UFJ銀行逗子支店の数字は増えも減りもしない。わかる?

銀行の支店の金庫を大きな財布としましょう。その財布の中に「これは◯◯会社の口座」「これは◯◯さんの口座」と小さな部屋がある。資金移動は部屋の移動なだけで、財布の中で行われている限り、増減はない。

たとえば、JOYWOWがあるクライアントさんの三菱UFJ銀行口座からコンサルティング・フィーをお振込みいただいたとします。支店は違うかもしれないけれど、同じ三菱UFJ銀行内の資金移動だから、銀行としては痛くも痒くもない。

口座を持っているA銀行に融資をお願いしたとします。めでたく認められ、融資がおりました。
あなたの会社(またはあなた)のA銀行口座に融資金額が振り込まれます。

でも、A銀行内の移動に過ぎないわけで、それよりむしろ、A銀行としては、自分で持っているより、融資したほうが利子を産んでくれるから、嬉しいのです。

という誰も気づかなかった銀行の仕組みのお話でした。ちゃんちゃん!!

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