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アメリカ編入学記⑰

残すところ、今年いっぱいで卒業。と、聞いている。嬉しいような、怖いような、複雑な気持ちになるときが最近ある。

途中、メジャー(専攻)を変えたので、この5月卒業式予定だったのだが、12月に卒業となっている。取る単位が増えた。

生徒数6万人以上いる、マンモス大学の卒業式は壮大だ。5月に3回、12月に3回、にわけて行われる。もちろん、なんども映像はみているので、想像がつく。フットボールのスタジアムに、もう一杯の人で埋め尽くされる。コートに生徒。観客席に保護者、関係者たちが座る。

それを6回もやるエネルギー。私は、息子に、「まさか、名前は呼ばないよね、多すぎるもんね。」

「いや、呼ぶよ、もちろん一人づつ、、全員前で卒業証書を受け取るよ。」

何時間かかるのだろう?

大学には比較的、容易?に入ることはできても、卒業は本当にたいへんだ。まず、1年生から2年生が、7,8割。そして、卒業できるのは、6割。(大学にもよる)

なので、卒業式が終わらないと、就活はほぼできない。一部の人はやっているらしいが、、。

で、「うちの大学は卒業後3か月で、○○%就職しています!」という宣伝をしている。各大学で、それを競っている。

クラスにたまに、30代ぐらいのもどり学生がいるらしい、その人たちは昔取った単位からスタートできる。なんといい制度なのだろう。その間、休学手当らしき、学費を払わなくていい。(日本とは違う)

なんとか這い上がってきた息子も、だんだんと要領をつかんでいる様子。今月に、秋学期成績優秀者のリストにも名前があり、メール配信されていた。

ただ、安心してはいけない。出席率、レポート提出忘れ、遅れ、ファイナルテスト、いつ首が飛ぶかわからない。

一回飛んでいるので、、、。