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うつ病から抜けつつあると思われる、今の私にできること

こんにちは。こころです。
社会人5年目になり、3年目にあった異動のおかげで徐々にうつ病から脱出してきていると最近実感しております。
異動の前までは、毎日「こんな生活が続くなら死んでもいい」「生きるのを辞められたらどんなに楽か」と思っていました。社会人になって、生きていくって大変だなぁ…という思いを抱え、異動後も精神的に不安定な日々が続きました。

ここ1年以上割と快適な部署に置いてもらい、また春の気候にも助けられ、最近はとても調子が良いと感じています。それと同時に、毎日涙を流して涙が実際に枯れるのも経験したあの日々の苦しみが、だんだんと薄れていっているのも感じています。

傷が癒えるのはいいことですが、私はあの日々を教訓に、会社員生活を辞めて別の方法で自分らしく生きていく道を模索しています。あの日々の思いはモチベーションでもあり、また今うつ病に苦しむ人々を理解して支えることのできる糧でもあると思っています。

あの日々を忘れないために、そしてあの頃は辛くて発信する気力がなかった自分のためにも、辛かった気持ちと、それに寄りそう今の私だからこそ言えるメッセージを送りたいと思います。


1.「生きるのを辞められたらいいのに」と思っていた私へ。


私は、「ごはんを残す」という感覚で、「生きるのを辞める」という選択肢があってもいいのではと思っていました。
ごはんを残すのは良くないこと。ごはんを食べたくても世界には食べられない人もいる。それと同じ感覚で「生きる」「生きない」を選択できてもよいのではと、無気力ながらに考えていました。
あの時は、幸せと感じる感度が低くて、生きていても楽しいことより辛いと思うことの方が時間的にも物理的にも大きいとしか思えなくて、生きていくことが嫌で仕方がありませんでした。
でも「死ぬ」を選択するほど切羽詰まっているわけではなくて、またそれを選択するほど勇気も気力もなくて、何もできず日々辛いと感じながら生かされていました。

でも今言えるのは、「本当に死ななくてよかった」ということ。

その時は全く想像つかなかったけど、今は幸せの感度が徐々に上がっていて、楽しいことと辛いことが同じくらいになってきていると思います。もっと感度があがったり、環境がよくなったりすれば、楽しいことの方が辛いことを上回る日も近いかなとすら思えます。
これを読んでいる皆様の中には、以前の私のように、日々辛いのを我慢しながら、生きるのを辞めるチャンスを伺っている人もいるかもしれません。

決断を急がないでください。時間はかかりますが、私の場合は半年~1年で状況が動き始めました。
今は辛いことが多いかもしれないし、もう長いこと辛い時間を経験してこの先もそれがずっと続くように思えるかもしれないけど、もう1年生きて様子を見てみませんか。


2.「生きる意味」を探していた私へ。


辛い日々の中、「何のために私は生きているんだろう…」と繰り返し考えていたのを覚えています。
ネットで探してもピンとくる答えはない。本を読んでもわからない。答えを知っていそうな人に聞いてみても、納得のいく回答は得られない。
今の私にも正確な答えはわかりませんが、今一番すっと共感できるのは、「生きる意味を作るのが人生」という説明です。
辛かったころは、これを聞いても「何言ってるの」くらいにしか思えませんでしたが、実際に生きているうちに叶えたいことリスト100を作って地道に1つずつ達成していく中で、徐々に自分の人生を歩んでいる実感が湧いてきました。自分がしたいことを、自分で選んで行っている。その感覚を掴めたのは、自分にとって大きな転機となりました。

100個も挙げる必要はありません。まずは、10個くらい、お金や気力があればやりたいことを思いつく中で挙げてみませんか。その時点で少しワクワクを感じられるかもしれません。それが一つずつ実行に移ったとき、そのワクワクは大きなものになります。
少し騙されたと思って試してみませんか。


3.「誰も自分の考えや悩みを理解できないし、理解してくれなくてもいい」と諦めていた私へ。


悩んでいた時は、何に悩んでいるのかわからないくらい全てがブルーでした。考えるのが嫌で考えるのを辞めて早々に寝た日もありました。何か嫌なきっかけがあったわけでもないのに、急に気分がずーんと重くなり、何も理由がないのに涙が溢れてくる日もありました。

人に話しても「うんうん、そうだよね」と言ってもらったところで、「絶対私の苦しみなんてわかってないくせに…」としか思えませんでした。(当時励ましてくださってた皆さん、ごめんなさい。)

私がある日言われてはっとしたのは、「こころさん自身も他の人の本当の気持ちなんてわからないんじゃない?」という言葉。同じようにうつ病を抱えながらも、会社勤めを続けている男性の言葉です。私もその方の話を聞きながら同情しているつもりでいましたが、その人の本当の気持ちなんて、実際に一緒に感じることはしたくてもできていないことに気づかされました。

周囲に自分の苦しみをわかってもらいたい気持ちが山々な時もあれば、周囲の方々の簡素な相槌に嫌気がさす時もあります。周囲の方々の支えがないと苦しい時期ではありますが、過度に期待しすぎると、自分がより苦しむことになりかねないので、支えには適度に頼るのがよいと思います。


4.最後に、「この先明るい将来なんてありえない」としか思えなかった私へ。


辛かったときは、その暗い日々が繰り返されるだけで明るい未来なんてこない、心の病気をずっと背負ったまま生きるんだ、としか思えませんでした。
実際に元気になってきた今でも、実は飲んでいる薬の量と種類は、最も苦しかった時期と全く変わっていません。それでも気持ちは以前とは大きく異なっています。
今同じように明るい未来なんてこないと思っている方の助けになれるかわかりませんが、私がここまで来たステップをこちらの記事に書いてみました。明るい未来があることが少しは実感できるかも、と思い、ご参考までに、回復しつつある私の辿っている過程を書いてみました。
もしお時間許しましたら、是非お読みいただければ幸いです。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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