見出し画像

「私たちはジハードなど求めていない」在日ロヒンギャの言葉。

早稲田大学内、ワセダギャラリーでのロヒンギャ写真展。今日は写真展に群馬県館林から在日ロヒンギャのカンさんが来てくださいました。カンさんとは今まで在日ビルマロヒンギャ協会としてメディア対応されてた話を聞いたり直接は挨拶くらいしかしたことが無かったのですが、今回ゆっくり2人でお話ができてよかったです。

彼はミャンマー(ビルマ)西部ラカイン州マウンドー出身。80年代にはビルマの民主化運動に参加。90年代前半に軍の弾圧を受け、身の危険を感じて日本に難民として逃れました。

彼がビルマで生まれた当時、現在バングラデシュと呼ばれている隣国は「パキスタン」でした。その後1971年に新しい国として「バングラデシュ」が誕生。なので彼がロヒンギャムスリムであるだけで、ルーツを辿り百歩譲って「パキスタン系」と呼ばれるならまだしも、「バングラデシュ人」だと決めつけられるのは違和感しかないと話してくれました。

そして彼が去年9月にメディアを前に語った「私たちはジハードなど求めていない。宗教や民族などは関係なく、私たちが欲しいのは平和なんです」という言葉を改めて考えたいと思いました。

現在開催中のロヒンギャ写真展は21日までとなります。明日20日(木)は10時から18時まで終日在廊いたします。

なお11:20から約30分間、展示作品についてのギャラリートークを行いますので是非お越しください。お客様の質問にもお答えできればと思います。

そして12:30からは在日ロヒンギャのサリムさんをゲストにお招きしてお話して頂きます。ロヒンギャの方から直接お話を聞けるのは貴重な機会ですのでこちらも併せてご参加ください。

写真展「われわれは無国籍にされた」— 国境のロヒンギャ—  
”We are made Stateless”: Rohingya on the Border
https://stateless-network.com/?p=2047

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?