Katsuya Shimbata 新畑克也

Photographer based in Tokyo. ミャンマーを始め旅先での出逢…

Katsuya Shimbata 新畑克也

Photographer based in Tokyo. ミャンマーを始め旅先での出逢いやロヒンギャ問題に関心を持ち、西部ラカイン州やバングラデシュ等で撮影。関連する情報を日々まとめています。広島県呉市出身。

最近の記事

新畑克也 写真展『ロヒンギャを知る旅』群馬県館林

2023年8月25日から27日に館林市文化会館(群馬県館林市)にて写真展『ロヒンギャを知る旅』を開催します。2015年にミャンマー西部ラカイン州で長年差別や迫害を受け移動を制限されたロヒンギャの人々が暮らす村を偶然に訪れたことがきっかけに始まった「ロヒンギャを知る旅」。 彼らの故郷ミャンマー西部の様子や、日本最大のロヒンギャコミュニティが存在する群馬県館林市で出逢ったロヒンギャの方々が支援するバングラデシュの難民キャンプ、タイ北部のコミュニティで撮影した作品を展示します。

    • 【告知】企画展『Save Myanmar 写真と一コマ漫画で知るミャンマー』埼玉県川口市

      2023年1月11日から15日に埼玉県川口市で開催される企画展『Save Myanmar 写真と一コマ漫画で知るミャンマー』に参加いたします。 私は西部ラカイン州のロヒンギャが暮らす村や、内戦から逃れたラカイン族の国内避難民キャンプなどの写真を展示します。ミャンマーに関心のある方々、ミャンマー出身の方々にも是非お越しいただきたいです。そして私自身もミャンマーについて学び、共に思いを馳せられる機会になればと思っています。 『Save Myanmar 写真と一コマ漫画で知るミ

      • 写真展『ロヒンギャを忘れない』(館林市)閉幕しました。

        写真展『ロヒンギャを忘れない』(館林市三の丸芸術ホール)無事に終了しました。何と3日間で183人ものお客様がお越しくださいました!多くの方が関心を寄せて足を運んでくださり、温かい言葉をかけてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。 会場に杖をついたご年配のご夫婦がいらしたので声掛けをすると栃木県から来られたとのこと。夫婦で旅をするのが好きでミャンマーでゴールデンロックを訪れた時の話で盛り上がりました。現地の情勢にも精通されててロヒンギャ危機やクーデター後の市民への

        • 新畑克也 写真展『ロヒンギャを忘れない』群馬県館林

          8月12日から14日に群馬県館林市で写真展『ロヒンギャを忘れない – Remember the Rohingya –』を開催します。 長年ミャンマーで差別や迫害を受けてきたロヒンギャの人々が2017年8月の大弾圧で隣国バングラデシュに逃れ100万人規模の難民キャンプが形成された。悲劇から5年。改めて彼らに思いを馳せる機会になれば幸いです。   日本最大のロヒンギャコミュニティの在る群馬県館林へは都心から電車で約1時間半の距離です。群馬県や近郊にお住まいの方をはじめ、多くの方

        新畑克也 写真展『ロヒンギャを知る旅』群馬県館林

          【終了しました!】写真展『DIGNITY - 尊きミャンマーの人々- in Rakhine State』

          写真展『DIGNITY - 尊きミャンマーの人々- in Rakhine State』。無事終了しました!最終日はロヒンギャの方々や地域の方々、大切な友人たち(ビルマ人の友達も来てくれた)、ジャーナリストの北角裕樹さん、ミャンマーの平和や安定を願う方々がお越しくださいました。最後は自然と三本指で心をひとつに。感動的な瞬間でした。 群馬県ではまん延防止等重点措置が出ている状況で天候も良くなかったですが、連日多くの方がいらして丁寧に写真や説明文をご覧いただき、熱く感想やロヒンギ

          【終了しました!】写真展『DIGNITY - 尊きミャンマーの人々- in Rakhine State』

          写真展『DIGNITY - 尊きミャンマーの人々- in Rakhine State』群馬県館林

          8月12日から15日に群馬県館林市にて写真展『DIGNITY - 尊きミャンマーの人々- in Rakhine State』を開催します。西部ラカイン州で威厳に満ちたロヒンギャやラカインの人々の姿を伝えたい。またミャンマーの現状に関⼼を持ってもらう機会になればと思います。 日本最大のロヒンギャコミュニティがある群馬県館林は都心から電車で約1時間半の距離です。群馬県や近郊にお住まいの方をはじめ、多くの方のご来場をお待ちしております。なお会期中は毎日在廊いたします。 ■新畑克

          写真展『DIGNITY - 尊きミャンマーの人々- in Rakhine State』群馬県館林

          人権問題都民講座「~ロヒンギャの難民キャンプで起きていること~」

          大切なお知らせです。11月28日(土)に港区・東京都人権プラザで開催される「人権問題都民講座・難民キャンプの子供たちは、いまこの世界をどう生きているか ~ロヒンギャの難民キャンプで起きていること~」にビルマ近現代史の権威で心から尊敬する根本敬先生とお話をさせていただきます。 ミャンマー(ビルマ)のことやロヒンギャ問題を学ぶ中で、根本先生の見解や解説は誰よりも明解で情熱的、敵を作らない温和さで、先生のロヒンギャを含めたミャンマーへの大きな愛情に私もいつも感銘を受けています。今

          人権問題都民講座「~ロヒンギャの難民キャンプで起きていること~」

          立命館大学「Us~学生が見たロヒンギャ~」

          京都は立命館大学「国際平和ミュージアム」で26日まで開催中の写真展「Us~学生が見たロヒンギャ~」にお邪魔しました。記者のひとり、鶴颯人くんが自転車で颯爽と駆け付けてくれました! 内容は去年に早稲田大学で行われた展示がベースですが、一部の作品や表現方法も見直され、インタビュー映像等も追加されており新鮮でした。 特にミャンマー西部ラカイン州の作品は貴重。2人の勇敢な大学生記者のリアルな感情、距離感、心の揺れや繊細さは真似できない。2年前に彼らとコックスバザールで熱く語り合った

          立命館大学「Us~学生が見たロヒンギャ~」

          3年目の「Rohingya Genocide Memorial Day」

          「Rohingya Genocide Memorial Day」(ロヒンギャ大虐殺を忘れない日)。3年前の2017年8月25日にミャンマーラカイン州北部で起きたロヒンギャ住民に対する大弾圧。多くの命が奪われ、隣国バングラデシュに逃れた人々の帰還の目処は立たぬまま、世界の関心は日に日にアップデートされロヒンギャの存在は忘れ去られようとしている。 ミャンマーにおけるロヒンギャに対する長い差別の歴史や、大弾圧の予兆は数年前からあったにも関わらず最悪の事態を防げなかったのは日本含め

          3年目の「Rohingya Genocide Memorial Day」

          日本で暮らすロヒンギャを訪ねて

          都内にお住まいのカディザ・ベゴムさん、ムシャラフ・フセインさん夫婦にお会いしました。ユニクロの難民支援の一環でお店で勤務する彼女をメディアでご覧になった人も居るかもしれません。 カディザさんは両親がミャンマー西部ラカイン州出身のロヒンギャで彼女は両親が迫害を逃れ避難したバングラデシュで生まれました。父親と同じ医師になることを目指していましたが身分が明かされる危険を察し(ロヒンギャ避難民であることがバレるとミャンマーへ強制送還され、それは死を意味する)2006年に日本に逃れま

          日本で暮らすロヒンギャを訪ねて

          写真家が見つめるミャンマー・西部ラカイン州で生きる人々

          1月22日は静岡県立大学にて「写真家が見つめるミャンマー・西部ラカイン州で生きる人々」と題してお話をさせていただきました。 「東南アジアの社会と文化」「日本とアジア」の2つのクラスで貴重な時間をいただき、内容は主に私が2015年から頻繁に訪れているラカイン州の州都シットウェとミャウーの町の紹介、現地の状況、そこで生きるラカイン族やロヒンギャ、ヒンドゥーの様子についてでした。 今までロヒンギャを中心としたお話をした経験はあれど、ラカイン族やヒンドゥーを含めた現地の人々の「暮

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          専門家から学ぶ「ロヒンギャ問題」

          早稲田大学で開催された、無国籍ネットワークユース主催、2名の大学生フォトグラファーによる写真展「Us~学生が見たロヒンギャ~」。14日は特別企画でゲストを招いての講演会が開催され、上智大学総合グローバル学部教授でビルマ近現代史の権威、根本敬先生、そして日本で最初に難民認定を受けたロヒンギャで活動家のゾーミントゥ氏が在日ビルマ・ロヒンギャ協会を代表して登壇。 ミャンマーラカイン州北部でロヒンギャ住民への大弾圧が起きた2017年8月25日以降、様々な媒体でロヒンギャ問題の歴史的

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          「対岸の紛争〜ラカイン族の苦悩〜」ミャンマー ラカイン州ミンビャ

          The area on the opposite side of the Lemro River, is Pan Myaung village, Minbya Township. ミャンマー西部ラカイン州ミンビャ、レイミョー川の対岸に望むパンミャウン村(Pan Myaung village)。2019年10月。 船着き場に居たラカイン族の人たちに「パンミャウン村に渡りたいんだけど...」と尋ねると、一様に暗く困った顔をされ、「無理だよ。外国人を危険な目に遭わせるわけにはいか

          「対岸の紛争〜ラカイン族の苦悩〜」ミャンマー ラカイン州ミンビャ

          写真展「Us~学生が見たロヒンギャ~」

          12月10日から17日まで早稲田大学にて開催される友人のロヒンギャ写真展「Us~学生が見たロヒンギャ~」。主催は無国籍ネットワークユースの皆さん。 大学生の彼らに初めて会ったのは去年9月、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ。絶望的な人道危機の中心で見た若い彼らの純真な情熱に私は希望を感じました。多くの人に観ていただきたい展示です。   ■写真展「Us~学生が見たロヒンギャ~」(入場無料) 写真家:鶴颯人、城内ジョースケ 日時:12/10~12/17(15日日曜日は休館)

          写真展「Us~学生が見たロヒンギャ~」

          無事終了しました。東京大学での写真展「われわれは無国籍にされたー国境のロヒンギャー」

          東京大学でのロヒンギャ写真展「われわれは無国籍にされたー国境のロヒンギャー」、無事に終了いたしました。写真家として大変意義のあるプロジェクトに参加させて頂いたことを幸せに思います。 今年6月に在日ロヒンギャが多く暮らす群馬県館林市で無国籍ネットワーク(ユース)と在日ビルマ・ロヒンギャ協会(BRAJ)の共催で行った写真展に、NPO法人「人間の安全保障」フォーラム(HSF:Human Security Forum)の原先生がいらして声を掛けてくださったことで今回の企画展が実現し

          無事終了しました。東京大学での写真展「われわれは無国籍にされたー国境のロヒンギャー」

          ミャンマーで隔離され続けるロヒンギャ

          ミャンマー西部ラカイン州シットウェ。2019年10月。町の中心から2ブロック歩いた場所に在る「アウンミンガラー地区」の入口。ここには2012年に起きたラカイン族とロヒンギャの民族間の衝突から約4000人のロヒンギャが隔離収容されている。7年間経った今も彼らは公然と文字通り「閉じ込められている」。いつの間に電信柱の上に監視カメラまで付いている。 彼らだけではなく、約13万人のロヒンギャが町郊外の劣悪な国内避難民キャンプに収容され外部とのアクセスを遮断されており、2017年8月

          ミャンマーで隔離され続けるロヒンギャ