ヒトの成長を目の当たりにできる幸運

キャリコンの資格を活かす道の一つとして、3年ほど前から１on１の傾聴　サービスの会社にメンバー登録し、ご指名があればそのセッションを担当させて頂いています。

これまでに、延べ12名ほど担当させて頂きました。

業種も職種も年齢も様々です。
IT　鉄道　自動車　電機　楽器　教育　製薬　など

経験したこともない業界の話をお聴きできることは、楽しみの一つです。

1回30分。最大で12回。最小では6回だけのそれも声だけのセッションです。

その時によって、充実感を感じて終わる日もあれば、なんとなく物足りなさが残る日もあります。

それでも、最後のセッションはお互いに名残惜しさを抱きながらになることが多かったように思います。

私は、最初に「なぜ、指名して下さったのですか？」とお聴きすることにしています。

すると、ほとんどの方が、「社内ベンチャー経験」を挙げてくださいます。

プロフィール紹介の中に載せているのですが、ここに着眼して頂けることはまさに本望。

かなり忘却の彼方に行きそうな年月が経とうとしていますが、それでもまだ何とか記憶に留まってくれています。

それはそうと、実は先日とてもうれしい時間を過ごせたのです。

30代後半で転職して丸1年。

前職で15年経理を務め、ここらで自分の力を試し、さらに成長したいとの志で異業種への転職を決意。

ところが、1年が経って自信を無くしかけ「こんなはずでは」と思っていた矢先の研修としての1on1だったようです。

これまでの振り返りを丁寧にして頂き、いくつかの課題を挙げて頂く中で　採用時の上司に変わった、新たな上長との人間関係がありました。

あるある。のお話ですが、「状況への理解に欠け、やたら厳しく、高圧的？」といった印象で、これはなかなか難題だと感じていました。

その方からは、「北川さんが上司のとき、部下に何を求めましたか？」　と
突然質問され、その時は気の利いた返事ができず、持ち越しで、「部下の成長であり、できれば自分の後継者に育ってほしい」と答えたのですが、

まさにその日に、実は。

今日、上司の方とレビュー面談があり、とても納得感のある評価と今後の期待をお聞きできた。と力強い声で報告がありました。

上司の方は、ちゃんと見ていてくれ、公正な評価をし、期待を示してくれたそうです。

これで、おそらく成長軌道に乗っていけるでしょう。　

これからの人生において、悩みもがいたこの半年間は必ず大きな財産になってくれるはずです。

　わたしの入社1年目、仙台での経験とダブります。