人生邂逅 ・まなび編 ◆日常から -36
お歳暮 で思うこと
年賀状と同じように、続けるかどうかを考えさせられます。
我が家では、人数に増減はあるものの、結婚後ずっと継続しています。
仕事関係は、当然ながら今はなし。
恩人、友人、親戚などで、10件ほどでしょうか。
贈るのは家内の役目で、わたしはノータッチ。
せいぜい、送られてくる品を受け取ることくらいです。
「誰それさんからお歳暮が届いたよ!」
と、包みを開ける。
毎年、同じ品を贈って下さる方。
その年によって、変わった品を贈って下さるかた。
物々交換といえば、それまでですが、
やはり、ものを贈ってもらうことは、素直に嬉しいものです。
今の時代、同じ品を手に入れることは、余程希少なものでない限り可能です
しかし、どなたかに贈ってもらったものは、特別。
そこには、贈る人のこころが添えられているからでしょう。
例えいつもと同じものであったとしても、贈るにあたっては、それなりの手間暇がかかります。
相手を思って、考えて、行動する。 そこに価値がある。のだと思います。
家内は、贈るにあたって、その方の年齢や好み、家族の状況、場合によっては健康状態も考えて、品を選ぶようにしているそうです。
たとえば、
高齢のかただと、食事の友になり、できるだけ手間をかけないで食べられるような品に。
ご家族が多く、お子さんがおられるようなら、日持ちがして、手軽に食べられる焼き菓子類や、お正月に食べてもらえるハムなどを。
と。 贈るからには、少しでも喜んでいただけるように心配りしており
さすが! と
感心しています。
贈り物を選ぶのには、情報を収集し分析する能力とものを選ぶセンスが必要になってきますが、わたしには、とてもできません。
贈り物のいいところは、もう一つ。
届いたときに、お礼かたがた連絡しあえることです。
うまくすれば、双方で2回チャンスがあります。
それは、メールもあれば、電話もあります。
こうして、最低限 年に一度お互いの健康状態や近況を確認し合えるのです
虚礼。とか、言われて肩身の狭い思いをする儀式になりつつありますが、
わたしや我が家にとっては、心温まる貴重なイベントになっています。
「ものにはこころがついている」 ずっと以前、ソニーの井深さんが何かの折に話されていた言葉を思い出します。
そういえば、昨日はクリスマスイブ。
サンタさんからは、どんなものがこころといっしょに届いたのでしょうか。
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