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教育について

『教育について』 旬報社 (1998/09)

教育について識者に訊ねたインタビュー集。
宮崎駿の教育観について、知りたくなり本書を入手。
すでに絶版となっていたのだが、区の図書館にあり、読むことができた。
以下、6人の文化人の教育観が掲載されていたのだが、やはり駿の教育観が一番、面白く、自分に近いものであった。

● 子どもにいちばん大事なもの(宮崎駿)
● 癒しを求める心(山田太一)
● 自分の好きなことを見つける(岸田今日子)
● 歴史を学ぶ面白さ(網野善彦)
● 「女・子ども」の視点から(落合恵子)
● 無言の絵はいのちを語る(窪島誠一郎)

「正しく導くとか、勉強を教えるという能力はないですけれども、ある瞬間の、変な楽しみ方を教えてあげることはできるんじゃないかなと思ってます。つまり、母親ならぜったいやらないようなことね。変な車にのっけて暴走するとか、やってはいけないことをこっそりやらせてあげるとか。小学校五年生の連中が、山小屋に来たとき、チェーンソーをやらせたんですよ、これは怖いですよ。間違えば指がとんじゃいますからね。だけどおとながついてるのやめました。いつギャーッと悲鳴あがるかドキドキしてましたが」

宮崎駿~本書36P

さあ、今日は奥多摩へいって、こどもたちにチェーンソーを渡しにゆくぞ。


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