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2週間で人生初めてのZINEをつくってみた。

先日の「本屋始めました」に引き続いて、ZINE始めました記事です。
この1年本当に色々な新しいことにチャレンジできています。

今回は、「ZINE作ってみたい!」と思ってから実際の販売現場(?)まで2週間しかなかったので、爆速でZINEを用意した話です。

構想 10日、執筆+イラスト作成 3日と22時間、印刷2時間、くらいの時間の使い方になっています。


なんで作ろうと思ったの?

前々から、自分が作ったものを世に出したい欲はあって、アクセサリーを作ってデザインフェスタに出展したこともあります、このnoteもそういった欲のうちの一つです。
創作意欲だけは強かったのですが、仕事が忙しくなり始めたことや、デザインフェスタに出してもなかなかみてもらえない…買ってもらえない…といった自己肯定感sage事案が重なり、創作活動からは少し遠ざかっていました…

が、最近初めて、ZINEを作る人たちとお話したり、実際の作り方を知ったりする中で「自分も作ってみたい!」と創作意欲が高まり、ここ数年ハマっている「文房具」をテーマにZINEを作ってみることにしました。

そして、自分を駆り立てるために、本棚を借りているブックマンションの店番をする2週間後に自分の本棚にZINEを並べることを目標にしました(唐突すぎる)

ブックマンションで店番て何?と気になった方は前回の記事ご覧ください。

余談ですが…
みてもらえない・買ってもらえない、は今振り返ると宣伝活動がちゃんとできていなかったり、こだわるポイント(尖らせるポイント)がちゃんと決められてなかったなーという反省があります。
今回のZINE作りではそこを見直し、以前よりも色々な方に見てもらえるようになりました!この話はまたどこかで

どうやってつくったの?

ZINE作るのって大変なんでしょ?と言われることが多いのですが、文章もしくは絵をかくのが苦でなければ、そこまで大変じゃないです!(個人的感想)
私はパソコンが得意な方なのでデザインソフトなども使ってますが、手書きの原稿でも全然アリです。

簡単にZINEづくりの工程を書いてみます。

まず構成を作るところから始まります。
今後も続けていくことを考えて、書きやすいように「はじめに(1p)→文具紹介(2, 3p)→編集後記(1p)→おまけ(1, 2p)」と言う構成にすることに決めました。
テーマを決めたら、この構成に沿って、書きたいことをメモ帳に書いていきます。
そして、デザインソフトやワードソフトを使って、レイアウトをつくります。雑誌を何冊か買って、レイアウトを分析しながら色々試して決めていきました。

そして、レイアウトに文章を流し込みます。
このタイミングで自分で描いた絵をillustratorで加工して紙面に入れていきます。

毎回一番時間がかかるのがイラストです…
でも冊子にイラストがあると華やかになるので頑張っています…

これをコンビニプリントで印刷したものが原稿です。じっ、、、、、とみて誤字脱字がないか今一度チェック。
必要あればこの原稿に手書きで書き込みます。

その後、kinkos(印刷会社さん)に原稿を持っていってプリンターを借り、小冊子設定でプリントしZINEを量産します。セルフプリントというお得なサービスを使っているのですが、印刷の仕方は店員さんが教えてくれるのでありがたいです…!
こうして私は棚に本を並べる2時間前という、ギリギリの時間に印刷を終えましたε-(´∀`; )

出来立てホカホカのままブックマンションに持って行ったのもいい思い出

印刷には日数をかけて紙にもこだわりたいよ!という方は原稿を印刷する前に「小冊子 印刷」とかでググって印刷会社さんを探してみてもいいかもしれません。ググり力結構大事です!


言葉でサラーっとかくほど簡単ではないかもですが、とはいえ数ヶ月悩みこむほど難しいことでもないです!(8ページくらいであれば!)

産みの苦しみという言葉があるように、何事も最初の壁を乗り越えるところが非常に大変かとは思います。が、作ってみたいという気持ちがあれば、まずは小ページでいいから出してみる!ということをおすすめします。

ZINE文房具は小冊子ですが、折本という方法もおすすめです。こちらの方が小さめですし、取り組みやすいかもしれません。

折本の解説はこちらが参考に
https://www.kinkos.co.jp/column/folding-book/

何を作ったの?

これまでに、文房具のZINEを3冊と、実際に見た悪夢をまとめたショートショート1冊、合計4冊を作りました。

ブックマンションにも置いています

文房具のZINEは、雑記帳特集、黒ペン特集のような形で毎号テーマを決めていて、全て同じ構成になっています。
・はじめに:テーマについての話、どんなところに面白みがあるのか?など
・文房具紹介:6〜8個の文房具を紹介、使い心地、どんなシチューションで使いたいか?、など
・編集後記:文房具あるある小話
・書き込めるおまけ:テーマに沿った書き込めるおまけページ

個人的なこだわりは、「書き込めるおまけ」です。文房具を愛する人なら、ちょっと書いてみよう、ちょっと貼ってみよう、と思うはずだな、と思い毎号オリジナルリフィルを作る感覚で試行錯誤しています。

手帳会議の特集の時は、手帳会議の議事録をおまけにしました。

そして、ZINE文房具とは全く違う方向性で作った、「今日の悪夢」というZINEは、夫が一時期ずーっと悪夢をみてそれを書き留めていた、という話からそれをそのままZINEにしてみよう!という流れで作りました。

私と夫が過去に見た悪夢4つずつ、合計8つの悪夢です。

こちらは内容よりも装丁に少しこだわって、新聞紙のような紙とデザイン、黒い帯をつけて少しカッコよくしてみました。

即売会でも目を引くのか、「これなんですか・・・?」と声をかけていただき、説明すると面白いね!と言ってもらえました(嬉しい)
まさかの第二弾を希望いただく声もあったのですが、幸か不幸か最近は悪夢を見ることがあまりなく…8話分作るのに時間がかかりそうなので数年後の発刊となりそうです。

誰か悪夢を買い取らせてくれないかな…

吉祥寺ZINEフェスティバルに出展してきました

作ったものは世に出したい!ということで、最初はブックマンションの本棚に置いていたのですが、実際に買ってくださる方の反応もみたいと思い、即売会への出展を決めました。

吉祥寺ZINEフェスティバルはブックマンションと同じ方が主催をしていて、雰囲気もとてもアットホーム。でも多様な方がお客さんとして訪れるので、私のZINEも文房具が好きなたくさんの方に手に取っていただけました。

「Twitter見てきました!」「いつもブックマンションで気になってて!」という声をいただいて、自分の創作意欲もガンガンにageることができ、とても良い経験になりました。

今後もブックマンションの棚や、ZINEフェスなどで販売していきたいと思うので、ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです

今後の出展予定

やる気がある時に予定を詰め込むタイプでして、年明けからたくさんのZINE即売会に出展する予定です!
めざせ!全回新刊発売!

2024年1月14日 文具マーケット @大田区産業プラザPiO 大展示ホール

2024年2月3日 ZINEフェス埼玉 @浦和パルコ

2024年3月23日 ZINEフェス吉祥寺 @吉祥寺パルコ

(出すか迷い中。多分応募する)2024年5月19日 文学フリマ @東京流通センター 第一展示場・第二展示場


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