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7日間、毎日50記事に「スキ」して巡ってみた!


「スキ」を振りまきたくなった、その心


私は、私がX(旧Twitter)上で突如として呟く、意味のない、たわいない、別に言ったところでどうということもない「やっぱりチャーハンはうまい」などの呟きに、いつも「いいね」してくれる方々を敬愛しています。

ただ生きて、食べて、感想とも呼べないような言葉を発しただけなのに、それにひたすらマルを付けてくれる人たちです。
いつも無言で、見返りも求めず、気軽に、呼吸をするように当たり前に、そういうことをしてくれるのです。

例えば、国の偉い人や偉大な革命家、大衆に愛され支持される魅力的なリーダーが世界を救うのだと思ってしまうけれど、本当に世界を救っているのは、きっとこういう人たちなのです。

こうして日々小さなLOVEをもらうたび、私の心はホワァ……となります。
……なのですが、いつもタダでもらってばかりで、私からは返せていないというか……。
いつもありがとうございます!!!!
感謝の意を伝える場がないので、こんなところで書いてしまいました。

私が「一方的にもらってばかりだ……」と感じているのは多分、普段自分がLOVEを出し惜しみしているからだと思いました。
もらった分を、いや、それ以上にたくさんのLOVEを、どこかに還元したい。それが出来るだけの、LOVEがデッカい人に……超巨大LOVEターミナル的なニンゲンになりだいッ!!
私だって、LOVEで世界を救いたいのだ〜ッ!!!!!

そういうわけで、私も愛を振りまく旅に出ることにしたのです。
私は今まで他の方のnoteを能動的に読むことがあまりなかったので、せっかくならnoteでスキ!の旅に出ようと思いました。


7日間、50記事に「スキ」してみた


noteは始めたばかりで、あまり勝手がわかっていないのが正直なところです。ですが、毎日たくさんの人が文章を書いているのだから、人知れず埋もれているピカピカの名文が、そこら中に埋まっているに違いない!

「注目」とかの欄に出てくる話題の記事も気になるところですが、一期一会を大切に、下記のような記事を中心に読んで回りました。

  • 気になるタグから

  • 新着順で

  • 気になるタイトル、サムネイルのもの


また、マイルールとして下記のことも決めました。

  • 自分のセンスで「スキ」をする
    (好きや共感以外にも、「ええやん!」「応援してるで!」「やたら詳しいな!」「意見違うけど、なるほどと思ったわ!」など思えば)

  • 先に付いている「スキ」の数は気にしない
    (多くの人が読んでいるからという理由で「スキ」しない)

  • ちゃんと内容を読んだ上で「スキ」する


おおよそ、決め事は以上です。

以下、せっかく「スキ」して回らせていただいたので、その中でもお気に入りの記事を、実施日につき2つピックアップしてみました。
許可なくものすごく勝手にシェアさせていただき恐縮です!!でも、どれもいい記事なので、よければご覧になってください!!


1日目

初日のお気に入り記事一つ目は、えびなかほさんの「走れるうちに走っておく」です。
短い文章ながら、胸の奥に青い春の風を吹かせてくれる、爽やかな読後感が最高です。なんでもないような日常を、いつか終わってしまうような予感の中で、丁寧に丁寧に愛おしむ……この、こういう、なんていうか、こういう感性が私は大好きです。最高です。ビューティフル!!!


お次は都築さんの「楽に痩せて…みますかぁ!」です。
こちらの記事は、まずなんといっても語り口の飾り気のなさが、とってもいいなと思いました。肩肘張らない文章とこの素直さに、お人柄が感じられます。この記事ではダイエットの宣誓をするのみとなっておりますが、2月中旬頃に結果発表がされる予定みたいです。ファイト〜〜!!


2日目

2日目の記事一つ目は、kaoriさんの「『命を救いたい』という、湧き上がる想い」です。
目の前で倒れている女性を発見し、必死で人命救助をされたというエピソードで、現場の緊迫感や心の葛藤などが非常に臨場感をもって語られています。日常のどこかで、誰だって遭遇しうる出来事……もしここにいたのが自分だったら?と、深く考えさせられた記事でした。


次の記事は、真さんの「マイナスが、プラスに何倍にもなって返ってきた。」です。
日常の中でご自身の感情の動きを捉え、気づいたことを行動に起こされる勇気……そしてその行動がたとえ小さなものでも、結果プラスになって返ってきたというお話。小心者な私は、その小さな勇気にすんごい尊敬してしまいました!優しく暖かく、そのうえ前向きさもくれる素敵なエピソードです。


3日目

3日目の一つ目の記事は、因島太郎さんの「午前2時に天体観測をしたかもしれない」です。
「友達と一緒に星を見た」という、ただの一言でまとめてしまえそうなエピソードを、存分に味わい深くさせてしまう文章力に脱帽しました……これ読んだだけで、もうファンです。読みやすく固すぎずユーモアも感じさせながら、機知に富んだ比喩表現と素直さのバランスが絶妙です!メチャ好き。


続きまして、もどろいさんの「父「お母さんの良い所がわからないうちはお前は結婚できんぞ」」です。
こちらは、お父さんとの何気ない日常会話について語られているエピソードです。ご両親、そしてもどろいさんご本人のキャラクターが出ていて、登場人物みな魅力的なところに心惹かれました。なにより、この方の語り口が本当に自然体で人柄がわかってイイ!ずっとこの方の話を聞いていたい。


4日目

4日目のお気に入り記事一つ目は、だいなさんの「いっしょに走る」です。
二児の母であるだいなさんが、ご長男を誘い一緒に走ったときのエピソードを語られています。息子さんの感情の機微を繊細に捉えること、母としての素直な心情を語ることがとても上手な方です。走り終えた後には確かに何かが変わっている、読後感の爽やかさにもやられました……大好きです!


次にご紹介するのは、ギリヤスさんの「下のとがってる部分が出るように(反対側から)持って手前に回す、ぴったりにだ」です。
まず、タイトルの吸引力が抜群です。気になりすぎる……!そして、内容はスマホの保護フィルムの貼り付けに苦戦する話なのですが、日常のちょっとしたことを躊躇わず記事にしてしまう試みがいいと思います。あと、やっぱり飾り気のない文章は惹かれますね……。私はこういうの好きです。


5日目

5日目のお気に入り一つ目は、鈴懸ねいろさんの「あの月はもう、ついてはこないけれど。」です。
こちらは月をテーマにした文章です。(詩と言っていいのかな?)子供時代の描写から過去、現在、そして未来へ続いていく、この丁寧な時間軸の描写に、胸がギューーン……と締め付けられました。ひとつひとつの言葉選びがとても情緒的で、希望を見出せる締めもとてもよかった……。


次は、紫葉梢<Siba-Kozue>さんの「歳上の貴方のような色の空」です。
こちらは記事ではなく写真投稿になりますが、タイトルのセンスと添えられた文言だけで、言わんとすることが「ウグ……わかりある……」となってしまう……感性の鋭さがめちゃくちゃ光っていると思います。私の中の存在しない記憶が疼いて、めでたくおセンチになってしまいました。すごい……。


6日目

6日目最初のお気に入りは、ハミングバードさんの「満員電車でカッコつけたいオレ様」です。
こちらは「妊婦さんに席を譲りたい」を実践しようとしたエピソードを語られています。とにかく文章表現がコミカルで楽しく、人を楽しませるユーモアを忘れない心意気が文章全体から感じられました!そして、一つのエピソードとしてオチまで描き切るパワーがすごい。とても楽しい記事です!


次にご紹介するのは、くりすたるるさんの「わたしの風邪は、「いま、治ってるとこ」。」です。
『思考のすごい力』という本から学んだ内容をヒントに、「不調」に対するご自身の見解を語られている記事です。文献の知識を引用しながら、わかりやすく考えを述べられていて、説明能力の高さに尊敬してしまいます。そしてここで語られる「不調」の捉え方は目から鱗でした!

あと、くりすたるるさんは私の記事をよく読んでくださって……めちゃくちゃいい方です。記事にもそこにも感動しました。(泣)


7日目

7日目の記事一つ目は、ぽんどさんの「推し天体に出逢えた」です。
とても素朴で雰囲気のいい記事です。思わず「こういう記事に出逢えるのが、noteの醍醐味なんだよな……」と、始めたばかりの新参が知ったような感想をいだいてしまいました。マイナーな銀河の推し天体、『エリダヌス座』への恋心、出逢いと出会いの物語。心がもう……ポカポカしました。


7日目最後のピックアップは、いちるさんの「言葉って」です。
言葉をビーズに例えた詩(エッセイ)です。受け取り手にうまく伝わらないもどかしさって、誰でも感じたことがあるだろうけど、それをこれほどにシンプルに素朴に表現する言葉選びの手腕が羨ましい!詩って難解にするより、伝わりやすくする方が難しいよなぁと……。感服です。


7日間チャレンジ後の感想


めちゃめちゃ月並みな感想ですが、みんないろんなことで悩んで、迷って、笑ったり辛かったり楽しかったりしながら生きてるんだなッ……!って思いました。
喜怒哀楽、たとえどんな瞬間であっても、心が動いた瞬間は宝物です。
noteを綴っている方はみんな、それを知っている方々なのだと思います。

それから、「書くことに救われた」と仰っている方も多くいました。「書くことに救いを求めている」方も多くいました。「書くことで誰かを救いたい」方もいます。
ここは、きっと救いの粒子が集まる場所なのだと思います。今まで形を与えられなかった「救い」が、形になってゆく場所なのです。
そして、それだからこそ、私が「スキ」を振りまきたくなった理由が、此処にあるのです。


記事をいっぱい読むのは、結構大変です。でも、またやりたいなぁと思いました。
少なくとも、「スキ」の数を決めなくとも気軽に記事と出逢って、気軽に「スキ」して……を、これからも続けていきたいな〜と思いました。


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