社会主義政権下のポーランド、音楽家のヴィクトルとズーラは恋に堕ちる。当局の監視により活動を制限されたビィクトルとズーラは亡命を謀るが、ヴィクトルのみ亡命に成功する… 。

小国の悲しさ
今でこそポーランドは垢抜けた国になっているが、社会主義下のポーランドは戦争の傷が癒えぬままにソビエト連邦に蹂躙された。この映画のような悲劇もあったと思う。その反省からか、現在のポーランドは強国と呼べるほどになったし、ワルシャワも東欧圏の中では、（西側風の）活気がある感じ。

恋愛こそすべて
この2人の真剣な感じ。体制やキャリアや家族を投げ打ってでも、恋愛に生きる感じは凄まじい。最期に彼等は幸せであったと信じたい。